グッゲンハイムの謎

ロビン・スティーヴンス

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488011208
ISBN 10 : 4488011209
フォーマット
出版社
発行年月
2022年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
272p;20

内容詳細

夏休みを迎えた十二歳のテッドは、母と姉といっしょに、グロリアおばさんといとこのサリムが住むニューヨークを訪れた。おばさんはグッゲンハイム美術館の主任学芸員で、休館日に特別に入館させてくれた。ところが改装中の館内を見学していると、突然、何かのきついにおいと白くて濃い煙が。火事だ!テッドたちは、大急ぎで美術館の外に避難した。だが火事は見せかけで、館内の全員が外に出た隙に、カンディンスキーの名画“黒い正方形のなかに”が盗まれていたのだ。しかも、おばさんが犯人だと疑われて逮捕されてしまう。なんとしても絵を取りもどして、おばさんの無実を証明しなければ。「ほかの人とはちがう」不思議な頭脳を持つテッドは、絵の行方と真犯人を探すため謎解きに挑む。『ロンドン・アイの謎』につづく爽快なミステリ長編!

【著者紹介】
ロビン・スティーヴンス : 1988年アメリカ生まれ。3歳からイギリスで育つ。2014年のデビュー作『お嬢さま学校にはふさわしくない死体』が好評を博してシリーズ化された

シヴォーン・ダウド作 : 1960年ロンドン生まれ。2006年、A Swift Pure Cryで作家デビューし、ブランフォード・ボウズ賞とエリーシュ・ディロン賞を受賞した。2007年に『ロンドン・アイの謎』を発表したが、2か月後の8月、乳癌のため47歳で逝去。この作品はビスト最優秀児童図書賞(現・KPMGアイルランド児童図書賞)を受賞した。死後に『ボグ・チャイルド』が発表され、2009年のカーネギー賞を受賞した

越前敏弥 : 1961年生まれ。東京大学文学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ちょろこ さん

    謎解き成長物語の一冊。テッドと再会のうれしさ、ダウドさんの遺志が引き継がれて紡がれた作品への愛おしさが溢れる。今作の舞台はニューヨーク。美術館から消えた名画。疑われた叔母さんの無実証明ためにテッドたちの謎解きが始まった。真犯人まで丁寧に絞られていく過程はワクワク感がきちんと掻き立てられるのが良い。そして彼の思考の描き方も良い。彼の頭の中の回路が繋がる瞬間はこちらにまでカチッと音が聴こえそう。人の感情に触れ、また一歩心が成長したテッドはもちろん、自分の意志をはっきり伝える子供たちのひと夏の成長にジンときた。

  • アン さん

    今回の舞台は従兄弟のサリムが移り住んだニューヨーク、叔母が勤務するグッゲンハイム美術館。テッド達が館内を見学している矢先、名画が盗まれ叔母が疑われ逮捕されてしまう…。テッドと姉、サリムは彼女の無実を証明するため、行方不明の絵と真犯人を探すことに。テッドが仮説を立て、論理的に推理していく過程は緻密で鮮やかです。彼がひたむきに自分の心の声と向き合いながら、見知らぬ街で冒険に繰り出す姿は勇敢で、サリムや姉から信頼される場面も微笑ましく印象的。3人の成長ぶりが清々しく、彼らの歩む未来の幸せを願いたくなります。

  • seacalf さん

    待ちに待った『ロンドン・アイの謎』の続編。今度の舞台はニューヨーク。そして独特の形をしたグッゲンハイム美術館。一風変わった頭脳の持ち主のテッド少年と各々魅力を放つ姉のカットと従兄弟のサリム、彼らの生き生きとした活躍は本作でも変わってなくて嬉しい。若くして亡くなったシヴォーン・ダウドの代わりに作者が変わったが大きな違和感はなし。懸念を吹き飛ばす面白さで安心して読めた。後を引き継いだロビン・スティーヴンスの心意気と見事な手腕に感謝。おかげで2作目もY Aとミステリーの良いとこ取りの上質な作品に仕上がっている。

  • ☆よいこ さん

    児童書。YA『ロンドン・アイの謎』続編。ニューヨークの美術館〈グッゲンハイム〉を舞台にした絵画盗難事件。グロリアおばさんといとこのサリムを訪ねて、テッドはママと姉のカットと一緒にNYに行く。おばさんの職場の美術館を案内してもらっている最中に火事騒ぎが起こり、絵画が盗まれた。警察はおばさんを容疑者として逮捕する。テッドはサリム、カットと共に絵画の行方を追い、犯人探しを始める。テッドは人とのコミュニケーションが苦手でこだわりの強い性質だけど、一度見たものは忘れない。全ての証拠は示された、犯人は誰だ?▽面白い

  • ナミのママ さん

    『ロンドン・アイの謎』の続編。テッドにまた会えて嬉しい。ロンドンからニューヨークに舞台はかわるがテッド、姉のカット、従兄弟のサリムはすぐにチームを組んで謎解き…犯人探しに挑戦する。なんといっても今回はサリムの母が逮捕されてしまうのだから大変。ユニークな思考のテッド目線で見るニューヨークの面白さ、文字の裏の意味を理解するのが苦手ながらも折り合いをつけていく成長、推理以外の部分も含めて楽しい作品。執筆者死去のため引き継いでの続編執筆だが違和感なく気持ち良い読後だった。

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ロビン・スティーヴンス

1988年アメリカ生まれ。3歳からイギリスで育つ。2014年のデビュー作『お嬢さま学校にはふさわしくない死体』が好評を博してシリーズ化された

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