初秋 ハヤカワ・ミステリ文庫

ロバート・b.パーカー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784150756567
ISBN 10 : 4150756562
フォーマット
出版社
発行年月
1988年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,288p

内容詳細

〔スペンサー・シリーズ〕
固く心を閉ざし、何事にも興味を示そうとしない少年ポール。離婚問題のいざこざの渦中に立つ彼と出会ったスペンサーは、彼を自立させる決心をした。ボクシング、ジョギング、大工仕事……スペンサー流のトレーニングが始まる。ハードボイルドの心を新たな局面で感動的に描いた代表作。

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
Spenser Novels #7/39(1981)。 元夫に連...

投稿日:2013/05/27 (月)

Spenser Novels #7/39(1981)。 元夫に連れ去られた息子を取り返して欲しい、という依頼はSpenserの探偵術で簡単に解決したものの、その15歳のPaulは両親から離婚訴訟の「コマ」としか認識されておらず、なにも考えない無気力な生活を送るのみだった。紆余曲折の末SpenserはしばらくPaulを預かることになり、二人で自立に向けてのトレーニングを開始する。 本シリーズではこれまで、Terry Orchard, Kevin Bartlett, Linda Rabb(広義において), Millie Shepardといった両親にネグレクトされた子供たちが登場している(表記こそないが、”Katherine”, Rachel Wallaceも疑わしい)。本作のPaul Giacominもその一人だが心の傷はより深く、思考を停止することでそこから目を背けようとしていた。 おなかが減っている人には魚をあげるのではなく、その釣り方を教えなければならない、とばかりにSpenser父さんがいかにもらしい「釣り方」をPaulに伝授していくシーンが印象的。あまりのお節介振りに、わかっているとはいえSuzeも少々お怒り気味だったけれど、最終的には彼女の専門分野でフォローしてくれひとあんしん。Hawkは登場シーンこそ少ないが相変わらず、美味しいところをきっちりもっていく。

build2destroy さん | 不明 | 不明

0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 新地学@児童書病発動中 さん

    名作。1982年に翻訳された時に読んで素晴らしいと思ったが、今回読んでもその気持ちは揺るがなかった。だらしない両親のせいで心を閉ざしている15歳の少年ポールを、私立探偵スペンサーが立ち直らせようとする。一人の少年を救おうとするスペンサーの奮闘に胸が熱くなった。勉強を教えるのではなく、体を動かしてDo It Yourself(何でも自分でやる)の精神で、ポールを成長させるのだ。弱々しい少年が、スペンサーのおかげで次第に逞しくなっていく姿は感動的。ぶっきら棒に書かれたラストからこぼれ落ちてくる感傷に泣ける。

  • 遥かなる想い さん

    心を閉ざした少年の「再生の物語り」と言ったら言い過ぎだろうか? ハードボイルドの分類とは少しはずれた心優しい男と少年の交流を描いた良質なお話。ミステリを期待したらはずれるが、この手の物語りをくどくなく、うまくまとめている感じがする。

  • chiru さん

    スペンサーシリーズは初読ですが『初秋』から読みました。離婚後子供の取り合いをする夫婦に関わる探偵スペンサー。両親が子供を養育費の道具にしていることに気付き、自分の元に引き取ることに。それは、強引で過剰なおせっかいです。でも、自分の手を引き、広い世界を教えてくれる存在こそ、少年の渇望する、大人の男性となる”お手本”でした。少年と対等な立場で「お前はどうしたいのか?」と問い、突き放す。ただ自分の信じる道をいく探偵の姿がかっこいいな。とりとめのない会話に、二人の確かな絆があることが伝わるラスト。名作です。★5

  • サンダーバード(読メ野鳥の会 怪鳥) さん

    シリーズ第7作。ハードボイルドとしては異色作。離婚した前夫に連れ去られた息子を取り戻して欲しいという依頼を受けたスペンサー。だが、話は思わぬ展開に。マッチョな私立探偵と両親に見離されて育ち、世の中の全てのことに無関心な15歳の少年との共同生活。かの内藤陳さんは「読まずに死ねるか」の中で「ストーリーなんざ、どうだって良いではないか」と評したという。そう、どうだっていいのだ。これは一人の少年が、成熟した大人へ、そして男になる為の成長物語。シリーズ最高傑作というのもあながち間違いではない。★★★★

  • セウテス さん

    〔再読〕探偵スペンサーシリーズ第7弾。この作品は、30作品以上あるシリーズの中でも、趣の違う作品である。離婚した夫婦の争いから、拐われた息子を取り戻す依頼を受けるのだが、本作のメインは事件を解決してからになる。取り戻した少年が、実は両親からまともに相手にされずに育ってきた事を知ったスペンサーは、大人の男として少年と真剣に向き合う。元々ハードボイルドの主人公にしては善く喋る男であり、私の気に入っている所であるのだが、暖かい思いや言葉で少年が大人になる為の道をしめすのだ。大人の責任ある生き方に、共感を覚える。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品