ロバート・ルイス・スティーヴンソン

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ジキル博士とハイド氏 愛蔵版 世界の名作絵本

ロバート・ルイス・スティーヴンソン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784338260015
ISBN 10 : 4338260017
フォーマット
出版社
発行年月
2010年11月
日本
追加情報
:
28cm,56p

内容詳細

善と悪の両極端に苦しむ二重人格者を描いたスティーヴンソンの「ジキル博士とハイド氏」。1886年出版後まもなくベストセラーとなり、世界の文芸界に多大な影響を与えた不朽の名作を重厚な挿絵と共に味わう絵本。

【著者紹介】
ロバート・ルイス・スティーヴンソン : 1850〜1894。英国スコットランド、エジンバラ生まれ小説家・詩人・随筆家。灯台建築技師の子として生まれ、大学で工学を専攻するが、後に転部して法学を修める。学生時代から旅行を好み、英国各地やヨーロッパ、アメリカ、太平洋諸島を旅し、多数の旅行記を残している。1887年の父の死をきっかけに家族とヨットで南太平洋の島々を巡り、幼少時からの持病、気管支疾患の療養のために1890年にサモア諸島のウポル島に移住。欧米の統治政策問題で島民のために尽力し、島民に親しまれながらその地で生涯をとじた

リュドヴィック・ドバーム : 1971〜。フランスのイラストレーター、バンド・デシネ(ベルギー・フランスの漫画)作家、絵本画家。画家の父親の影響で子どものころから絵画や現代アートに親しみ、ソルボンヌ大学造形美術科卒業後、ビデオ、マルチメディアなどコンテンポラリーアート作品を制作。バンド・デシネ「リュシーユ(Lucille)」は2007年のアングレーム国際漫画祭で優秀5作品に贈られるエッセンシャル賞を受賞。エキセントリックともいえる独特の作風で幻想的な世界を表現する才能が高く評価されている

こだましおり : 1959年広島県生まれ。神戸市外国語大学等卒業後、会社勤務を経て、1989年渡仏し、パリ第3大学現代仏文学修士課程修了。在仏邦字紙の編集に10年間携わったのち、フリーの翻訳家・ライターとして活動。児童書好きが高じてフランスの絵本・児童小説の翻訳を開始。パリ近郊在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 野のこ さん

    子どもの絵本コーナーに不気味な雰囲気を漂わせているこの絵本を発見。恥ずかしながら名作とは知らず新鮮な気持ちで読みました。短い章が連なる構成で恐いんだけど、どんどん奥へ奥へと引き込まれる。人間の肌の質感を感じるような生々しい挿し絵は物語にぴったりでホラー映画を観ているよう。怖いけど、謎が気になって一気読み。もう一度タイトルを見てなるほどでした。ただ最後の終わり方が気になりました。

  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    名作を、温かな色合いなのに舟越桂氏の彫刻に似た硬質でありながらも怖い絵で堪能。世間から糾弾される自分の悪い面に目を背けたいのは誰も同じ。だけど自分から悪い部分だけを完全に分離することは代償を支払うことになる。モグルで貼られている顔から下は皮を剥がれた男の画は「人間の本質は外面で隠される」、ホルマリン漬けされたシャム双生児は「共存するもう一人の自分」のメタファーではないか。そしてこの物語で本当に怖いのは、自分すらも信じられなくなる真実を知っても日常は続いていくということ。「己」は本当に信用できるものなのか

  • 小夜風 さん

    【図書館】若い頃に読んだのですが殆ど忘れていたので面白く読めました。絵本だと情景が判り易くて良いですね。人格が変わると風貌まで変わってしまうのが怖いです。最後はハイドが勝ったように書かれていますが、自害したことでジキル博士が勝ったのかな〜?怖い絵が夢に出てきそう……。

  • うーちゃん さん

    図書館「こわい絵本」コーナーより。世界的な古典をわかりやすい再訳と迫力ある絵で楽しめる。各章のタイトルのところに描かれている、せめぎあうようにして苦悶の表情をみせるふたつの貌のイラストが印象的。「そして、ふと手を見ると、エドワード・ハイドの体になっていることに気づいたんだ!わたしの体は、わたしのなかの怪物の邪悪なねばり強さに負けたのだ!」

  • 麻衣 さん

    ちなみにわたしのジキルとハイドデビューはこの絵本でした。文章はしっかり長編。低温で表情のない絵が最高にすばらしいです。でもこれが図書館の絵本コーナーで可愛いらしいウサギやクマに挟まれているんだからシュールですよね。

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ロバート・ルイス・スティーヴンソン

1850‐1894。スコットランド出身のイギリスの小説家・随筆家・詩人。子ども時代から文学に関心を持ち、1871年エディンバラ大学の学内誌に寄稿を始めた。1879年カリフォルニアに渡り、ファニー・オズボーン夫人と結婚。冒険小説『宝島』(1882)で、文名を確立した。『ジーキル博士とハイド氏』(188

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