ロバート・トマス・アレン

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ヴァイオリン 児童図書館・絵本の部屋

ロバート・トマス・アレン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784566002425
ISBN 10 : 456600242X
フォーマット
出版社
発行年月
1989年02月
日本
追加情報
:
22×26cm,76p

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読書メーターレビュー

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  • ケイ さん

    写真の子供たちの顔は、ヌーヴェルヴァーグの映画のよう。少し拗ねていて寂しそうで。でも、「大人はわかってくれない」のではなく、ちゃんとわかってくれる。ヴァイオリンの素晴らしさも弾き方も、大切な物を大切にすることも教えてくれる。ただ、読者にはこの老人のことはよくわからない。彼の孤独は痛切に響いてくるが、幼い友を残して旅立つ理由がわからない。そんなボートではどこへも行けはしない。しかしすでにその旅立ちは明るいものとなっている。彼の滑稽な出立を祝うクリスの奏でるファンファーレが聴こえてくるようだから。

  • ケイ さん

    河合隼雄氏が熱く語られていた絵本。厳密には写真だから絵本ではないが、この本の場合はモノクロの写真に取られた子供達の様子、大人の表情までが素晴らしくいい。子供が欲しいバイオリンは高くて売れないがこれならと出してくれた男の人。そしてバイオリンの上手なおじいさん。バイオリンをすきなクリスの話なんだけれど、一緒にいるダニーが暖かさを加えている。おじいさんが幸せになれますように。写真を見えるように本を広げて置いておきたくなる、そして綺麗なバイオリンの演奏が聴きたくなる、そんな絵本です。

  • おはなし会 芽ぶっく  さん

    『大人が絵本に涙する時』柳田邦男著 で知った本。仲良しのクリスとダニーが主人公。クリスはヴァイオリンに興味があるけれど弾き方を知らない。公園で会った不思議なおじいさんが弾き方を教えてくれる。ある日クリスは自分のヴァイオリンを壊してしまい絶望していると、おじいさんが自分のヴァイオリンをくれて去っていく。おじいさんが去っていく時、クリスはヴァイオリンを奏で、ダニーが寄り添う姿が音楽が聴こえてきそうな感じがしました。

  • ひめぴょん さん

    おじいさんのことば「ときとして人間ってやつは、ものに愛着をもちすぎるようになっちまうもんさ」。うつくしい音楽の世界をのこしていく人は、さようなら、なんていわない。そして、うつくしい音楽の世界を教えてくれた人は旅立って行った。弟子に惜しみなく教える姿、懸命に教えを受ける姿は静かな美しさをたたえている。損得のない関係性。 ヴァイオリンを弾きたいと思う。自分の力で手に入れる。弾いてみたら、思った音は出ない。捨てたそれを拾った老人が美しい音楽を奏でる。ヴァイオリンを返してくれる以上のことを与えてくれた。弾きたい人

  • コニコ@共楽 さん

    河合隼雄さんが強く推薦していた絵本。CD付のものがあったので、そちらを図書館から借りてみました。絵本といってもモノクロの写真で綴られたドキュメンタリー映画のよう。遠くて懐かしいけれど切ない思い出のような写真たち。白黒の色彩が北国の寒さをよく伝えています。そして、キーンとした冷たい空気の中で響くヴァイオリンの音の美しいだろうこと。おじいさんは老齢な音楽の精だったかもしれません。クリスは、楽器が親しみ深い表情を持っていることを感じ、成長していきます。クリス少年のヴァイオリンを弾く顔が何だか愛しくなりました。

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