ジョニー・デップ主演の映画、チャーリーとチョコレート工場の原作。私は映画→原作本の順で読みました。童心にかえって楽しむことができる作品。チョコレートを食べたくなりました。

笑いました。短編でも主人公に引き込まれてしまう文章力はさすがにいろいろな方がお勧めしている通りです。斬新なトリックがあるわけではなく、どちらかといえば強引にオチに繋げる感じがあるのですが、十分楽しませてくれます。こんな文章が書けるようになりたいな。

映画のチャーリーとチョコレート工場の原作本で、チョコレートの中に当たりとして入っている「チョコレート工場を見学できる券」を当てるまでのところがワクワクして面白い。また、不思議な工場内の様子も面白い。

ロアルド・ダールの作品は児童文学のジャンルで紹介されています。初めて作品を読んだ感想は、“難しい”。風刺、ブラックな言い回し、深い理解を持って背景を読み解くことは、子供の頃には大変な作業だったのでしょう。大人になって読み返してみると、おもしろい。子供の頃、このポップアップ絵本があったら、もっと楽しめたかもしれないな…そんなこと思いました。夢が広がる絵本です。