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あなたに似た人 新訳版 1

Roald Dahl

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150712594
ISBN 10 : 415071259X
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ある日とつぜん夫に別れを告げられた妻は、思わず夫の頭に一撃を喰わせてしまった。刑事である夫の死体が目の前に転がっている。まもなく夫の仲間の警官たちがやってくるにちがいない。さて、妻は凶器をどうする?短篇ミステリのスタンダードとしてあまりにも有名な上記「おとなしい凶器」をはじめ、常軌を逸した賭けの行方や常識人に突然忍び寄る非常識な出来事などを、短篇の名手が残酷かつ繊細に描く11篇を収録する。

【著者紹介】
ロアルド・ダール : 1916年英国南ウェールズのカーディフ生まれ。両親はノルウェーからの移民。第二次世界大戦では英国空軍の戦闘機パイロットとして従軍し、北アフリカでは撃墜経験もある。その後、こうした体験を綴ることをきっかけに作家に転じ、1946年に最初の短篇集『飛行士たちの話』を発表。1953年には『あなたに似た人』を発表しアメリカ探偵作家クラブ賞の短篇賞を受賞した。短篇の名手として知られる。また児童向けの作品を数多く発表し、児童書作家としても著名

田口俊樹 : 1950年生、早稲田大学文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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笑いました。短編でも主人公に引き込まれて...

投稿日:2021/04/23 (金)

笑いました。短編でも主人公に引き込まれてしまう文章力はさすがにいろいろな方がお勧めしている通りです。斬新なトリックがあるわけではなく、どちらかといえば強引にオチに繋げる感じがあるのですが、十分楽しませてくれます。こんな文章が書けるようになりたいな。

クッキ さん | 神奈川県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Kircheis

    ★★★☆☆ 奇妙な味と評されるロアルド・ダールの短編集。 個人的には特段驚きもなく、その分サクッと読める作品が集められていたという印象。奇妙さもダンセイニ等の作品に比べると地味。とはいうものの、平均点はそこそこ高く、決して悪くはない。特に『ギャロッピング・フォックスリー』は自分にも起こらないとは言い切れないプロットで好みだった。

  • 徒花

    まあまあ。ミステリーとして読むと肩透かしを食らう作品が多い短編集だが、単純にブラックユーモアとして読めば胸糞が悪くなる毒々しさが思う存分味わえる。この著者の特徴なのかもしれないが、「肝心のシーンは描かない」のが印象的だった。読者をリードするだけリードしておいて最後の最後は読者の想像にゆだねるところがある。個人的には『皮膚』あたりが好き。秋の夜長にはちょうどいい本かもしれない。

  • ムッネニーク

    70冊目『あなたに似た人 [新訳版] T』(ロアルド・ダール 著、田口俊樹 訳、2013年5月、早川書房) 人間の持つ負の側面を拡大して見せてくれる、悪意に満ちた短編集。 徐々に、しかし確実に忍び寄る薄気味悪さを存分に味わうことができる。 「南から来た男」は、日本の漫画にも大きな影響を与えたのではないだろうか。凄まじい切れ味と後味の悪さ。 「首」のクライマックスには息が詰まりそうなほどの緊張感がある。 「メアリー・マロニーはそれを聞いて居間でくすくす笑いはじめた。」

  • 遥かなる想い

    奇妙な味のする15篇からなる 短編集。ミニ・ミステリが 好きな人には たまらない本だと思う。(ベスト100で 第5位)それにしても「味「南からきた男」等、賭博を扱った作品のおちは、小気味いいほど。通勤電車の中でひとつひとつ味わいながら読むのにいいと思う・・・

  • アナーキー靴下

    お気に入りの方のレビューがとても面白そうで読んでみた。確かに凄い、傑作揃いの短篇集。1篇終わるごとについ読み直してしまう。冒頭ではどんな話になるのか想像がつかないが、結末までくると、何か信じたくないような気持ちになる。書かれている結末は変わらなくても、読み返したら別の解釈ができるかもとか、見逃していた因果応報に気付いて納得できるかもとか、そんな気持ちでつい読み直して、むしろ初めの印象がより強化される残酷さ。『あなたに似た人』…読む人それぞれの見えかたがある短篇集なのだろう。解釈の共有は意味をなさない。

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