オ・ヤサシ巨人BFG ロアルド・ダールコレクション

ロアルド・ダール

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784566014206
ISBN 10 : 4566014207
フォーマット
出版社
発行年月
2006年06月
日本
追加情報
:
18cm,317p

内容詳細

夜、ソフィーは見た。8メートルもの巨人が、子ども部屋に細長いラッパのようなもので何かを吹き込んだのを。そしてソフィーはさらわれた。巨人が子ども部屋に吹き込んだのは何か。果たして、ソフィーの運命は…。

【著者紹介】
ロアルド・ダール : 1916〜1990年。イギリスの作家。サウス・ウェールズに生まれ、パブリック・スクール卒業後、シェル石油会社の東アフリカ支社に勤務。第二次世界大戦が始まると、イギリス空軍の戦闘機パイロットとして従軍したが、撃墜され、長く生死の境をさまよった。戦後、この経験をもとにした作品で作家生活に入り、変わった味わいの短編小説を次々に発表して人気を確立。結婚後は児童小説も書きはじめ、この分野でも、イギリスをはじめ世界じゅうで評価され、愛される作家となっている

クェンティン・ブレイク : 1932年生まれのイギリスのイラストレーター。16歳のとき「パンチ」誌に作品が掲載されて以来、さまざまな雑誌を舞台に活躍。また、20年以上にわたって王立美術大学で教鞭をとるかたわら、R・ホーバン、J・エイキン、M・ローゼン、R・ダールなど著名な児童文学作家との共作も数多く発表し、ケイト・グリーナウェイ賞、ウィットブレッド賞、国際アンデルセン賞画家賞などを受賞している

中村妙子 : 1923年、東京都生まれ。東京大学文学部卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェルナーの日記 さん

    本作品は、つい最近2016年秋に映画界の巨匠スティーヴン・スピルバーグ監督によって ウォルト・ディズニーで映画化された。しかし著者ダールの想像力に舌を巻いてしまう。どこからあれだけの空想が湧いてくるのかと、勝手ながら嫉妬してしまうのは自分だけだろうか?"泡立ちエキスとゴナラ"は思わず笑ってしまった。さらに物語の”オ・ヤサシ巨人”は、言い間違いを数多くするが、それがいわゆる"オヤジ・ギャグ"になっているのが面白い。できるなら本物語は原作(英語版)で読んだ方が数倍面白いと考えられるので何時か挑戦したいと思う。

  • KAZOO さん

    久しぶりにダールの子供向けの作品を読みました。ダールの作品は結構残酷であったりするのですが、これも同じような感じですがやさしい巨人が出てきます。巨人国の探検をして最後は悪い巨人を退治してくれます。夢を採集してそれを吹き込むというのは非常に面白い発想法だと感じました。

  • mocha さん

    ある晩、孤児院の窓から外を覗いたソフィーは、巨人と目が合ったために連れ去られてしまう…。ロアルド・ダールが愛娘のために書いたという本作は、いつもより毒がない。イイチガマイばかりの巨人語をソフィーが冷静に翻訳する様子は、どこかの漫才師みたいだし『不思議の国のアリス』の言葉遊びと通じるものを感じる。同じ中村妙子さん訳の'85年版と較べると、大人の読者を意識していることがよくわかったので、こちらをチョイスした。スピルバーグ監督がこの本をどう料理したのか俄然楽しみになった。

  • ふ〜@豆板醤 さん

    4!読友さんにお勧め頂いた本。ソフィーのアイデア・行動力が光ってた!「ヒロクマ」「オオタミ」「キキツキ」「コンチンザイ」など、オ・ヤサシ巨人の舌足らずな様子も微笑ましい。所々教訓めいたこともあって児童書だけどはっとさせられる場面も。「おまえさんの二つの目で見たことがないというだけのことじゃろう」「だれでも自分にチゴウのよい規則をつくりたがるもの」

  • ヒラP@ehon.gohon さん

    とんでもない人食い巨人たちに立ち向かう、オ・ヤサシ巨人と少女ソフィの大活躍。 あまりにも突飛な話で、気が付いたら夢中になっていました。 でも、言葉がうまく話せないオ・ヤサシ巨人の妙な言葉が、なにより楽しい。 原作ではどうなっていたのでしょうか? 素晴らしい名訳だと思います。 多少過激な描写があるのは、ロアルド・ダール風ですが、小気味よさは一級です。

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ロアルド・ダール

諜報員や戦闘機のエースパイロットであり、さらにチョコレートの歴史家、医学装置の発明家でもあった。また『チョコレート工場の秘密』『マチルダは小さな大天才』『オ・ヤサシ巨人BFG』など、数多くの傑作を執筆。現在も世界で随一の作家として名を残している

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