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レズニチェク:弦楽四重奏曲集
チェコ貴族の末裔として生まれ、音楽家を志したエミール・ニコラウス・フォン・レズニチェク。数々の劇場で指揮者を務め、1886年から1894年まではプラハ歌劇場の楽長に就任、自作の歌劇『ドンナ・ディアナ』で成功を収めました。作曲家としては、主にオーケストラ作品と歌劇に力を入れており、室内楽や独奏曲はあまり残されていませんが、このアルバムにはその中でも珍しい弦楽四重奏曲が収録されています。
彼にとって作曲は常に「アイデア」が勝負であり、『ドンナ・ディアナ』の序曲は「葉巻を吸いながら5分で書き上げた」と語るほど楽々作曲できたようですが、この弦楽四重奏曲の多くは長い時間をかけて書き上げられた「苦難の末」の産物。とはいえ、ベートーヴェンをモデルにした初期の作品から、円熟の作風を見せる後期の作品まで、レズニチェクの熟考の結果が伺えます。(輸入元情報)
【収録情報】
Disc1
レズニチェク:
1. 弦楽四重奏曲第1番ハ短調(c.1882)
2. 弦楽四重奏曲第5番ホ短調(1925-1930)
3. 弦楽四重奏曲第6番変ロ長調(1931)
Disc2
1. 弦楽四重奏曲第3番嬰ハ短調(1921年出版)
2. 弦楽四重奏曲第4番ニ短調(1922)
ミンゲット四重奏団
録音時期:2015年10月、2016年2月、2017年1月、2月、2018年5月
録音場所:ケルン、ドイツ放送、室内楽ホール
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)