基本情報
内容詳細
日系カナダ人4世の著者の手による自伝小説(オートフィクション)。本書の著者であり主人公でもあるレスリー・シモタカハラは、名門ブラウン大学で文学博士号を取得、カナダの田舎の大学で文学を講じている。だが、学生から〈史上最悪の教授〉と揶揄され、転職も恋愛も失敗、精神的にひどく追いつめられてトロントの実家へ帰郷。定年退職した父のために作った「リーディングリスト」、=読むべき本リストに添って、日系カナダ人としての両親や祖父母の人生をたどり、自分自身の生と死を見つめる日々を送ることになる。
本書は13章から成りたっており、各章のタイトルがすべて、リストの作品名、つまり英米加の文学作品の名前になっている。たとえば、ソロー『森の生活』、ウォートン『歓楽の家』、ジョイス『ダブリナーズ』、ウルフ『ダロウェイ夫人』、ナボコフ『ロリータ』、ハメット『マルタの鷹』など。この13作品はすべて翻訳が出ていて、日本語で読むことができる。
【著者紹介】
レスリー・シモタカハラ : 2000年にマギル大学文学部を卒業、ブラウン大学の修士課程に進み、2006年に現代アメリカ文学で博士号を取得。ノヴァスコシア州の聖フランシスコ・ザビエル大学で2008年まで教鞭をとる。2009年、ディアスポラ・ダイアログズ・エマージング・ライターズの一人に選ばれ、短編小説がアンソロジーTOK:Writing the New Trontoおよび、Maple Tree Literary Supplementに収録される。本書は著者初の単行本で2012年に加日文学賞を受賞
加藤洋子 : 翻訳家。日本ユニ・エージェンシー翻訳教室講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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おだまん さん
読了日:2024/10/25
rinakko さん
読了日:2024/07/11
まこ さん
読了日:2025/04/03
hiromura さん
読了日:2024/11/30
みんみん さん
読了日:2024/12/02
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人物・団体紹介
レスリー・シモタカハラ
2000年にマギル大学文学部を卒業、ブラウン大学の修士課程に進み、2006年に現代アメリカ文学で博士号を取得。ノヴァスコシア州の聖フランシスコ・ザビエル大学で2008年まで教鞭をとる。2009年、ディアスポラ・ダイアログズ・エマージング・ライターズの一人に選ばれ、短編小説がアンソロジーTOK:Wri
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