レイモンド チャンドラー

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ロング・グッドバイ

レイモンド チャンドラー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784152088000
ISBN 10 : 4152088001
フォーマット
出版社
発行年月
2007年03月
日本
追加情報
:
20cm,579p

内容詳細

私立探偵フィリップ・マーロウは、億万長者の娘シルヴィアの夫テリー・レノックスと知り合う。何度か会って杯を重ねるうち、互いに友情を覚え始めるが…。永遠の名作「長いお別れ」が村上春樹の新訳で生まれ変わる。

【著者紹介】
レイモンド チャンドラー : 1888年シカゴ生まれ。7歳のころ両親が離婚し、母についてイギリスへと渡る。名門ダリッチ・カレッジに通うも卒業することなく中退。1912年アメリカへ戻り、いくつかの職業を経たのち、1933年にパルプ雑誌“ブラック・マスク”に寄稿した短篇「脅迫者は射たない」で作家デビューを飾る。1939年には処女長篇『大いなる眠り』を発表。1953年に発表した『ロング・グッドバイ』は、アメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞の最優秀長篇賞に輝いた。1959年没。享年70(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • かえで さん

    村上春樹訳、ハードボイルドの代名詞、私立探偵フィリップ・マーロウ長編の6作目。ミステリの大傑作。次々と起こったり現れたりする事件、謎、人物。非常に長い物語なので、中々答えに辿り着かないけど、作中の出来事や人物の繋がり、謎が分かったときの興奮たるや書き表せない程だった。そしてミステリであり、優れた純文学の作品でもあると思う。それでも難しく考えず、純粋なエンタメとしても楽しめるし、後の小説の多くの影響を与えたのがわかる。読んでも読んでも果てしなく終わらない感じもたまらなく良い。何よりもマーロウの格好よさ!

  • at-sushi@ナートゥをご存知か? さん

    初ディック、初P・マーロウ。酔い潰れた男を介抱したことをきっかけに、富豪の娘の殺人事件、アル中作家の捜索と、無関係とも思えるトラブルに巻き込まれていく。行間からサンダルウッドやグレービーソースの香りがしてきそうなアメリカンな固茹卵。 村上春樹への影響の大きさを覗わせる比喩や冗長な装飾がテンコ盛りで、ミステリとしてのリズム感はややダルい。旧訳版ではそうした寄り道部分がザックリ削られていたというのもむべなるかな。ハルキ同様、この寄り道部分にこそ萌える原文ガチ勢にはタマらんのだろうな。

  • とくけんちょ さん

    古典なんて、全く古臭さは感じませんでした。めちゃくちゃ読者を楽しませようと練りに練られたストーリー。マーロウに感情移入できます。マーロウのような男になりたい。古臭くはないんだけど、古き良き探偵物語の面白さを感じさせてくれます。かといって、簡単に先は読めず、驚きが待ってます。面白いものは、時間が経っても、面白い。これは間違いない。

  • GAKU さん

    初読は40年ほど前に清水俊二さん訳を。今回は村上春樹さん訳を読みました。ハードボイルド小説ファンの私としては、やはりこの世界観たまりませでした。改めて私の読書の趣向の原点は、この作品にあると実感しました。

  • jam さん

    この小説は訳者後書きを読むことで、作者チャンドラーとフィッツジェラルドと村上春樹氏の相関性がとてもよく理解できる。また、ロンググッドバイとグレートギャッビーとノルウェイの森との相関も。村上春樹氏はこの作品を深く読み込み、最大級の賛辞「文学界の福音」を贈るが、グレートギャツビーからの影響にも言及する。探偵フィリップ・マーロウが都会の楼閣の中で、ハードボイルドの象徴として描かれるのは、仮説的な文学手法の成果だとも。栄華の喧騒のなかで感じる探偵の愁いと孤絶は、ノルウェイの森の背景に確実に繋がっている。と、思う。

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レイモンド チャンドラー

1888年シカゴ生まれの小説家・脚本家。12歳で英国に渡り帰化。24歳で米国に戻る。1933年にパルプ・マガジン『ブラック・マスク』に「脅迫者は撃たない」を寄稿して作家デビュー。1939年には長編『大いなる眠り』を発表し、私立探偵フィリップ・マーロウを生み出す。1959年、死去

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