ルーシャス・シェパード

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タボリンの鱗 竜のグリオールシリーズ短篇集 竹書房文庫

ルーシャス・シェパード

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784801921207
ISBN 10 : 4801921205
フォーマット
出版社
発行年月
2019年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
328p;15

内容詳細

数千年前に魔法使いとの戦いに敗れた巨竜グリオール。彼の全長1マイルにおよぶ巨体は、草木と土におおわれ川が流れ、その上には村までもができていた。周囲に住むひとびとは、時が経ち観光地化した彼の恩恵を受けているが、その一方で巨竜の邪悪な霊気に操られているとも言われている―。グリオールの鱗を触っていた男と娼婦がタイムスリップする表題作、死した巨竜の頭蓋骨がひとびとを翻弄し運命を狂わせてゆく傑作奇想譚「スカル」の初邦訳2篇を収録。

【著者紹介】
ルーシャス・シェパード : 1943年、アメリカのヴァージニア州に生まれる。多くの国と多くの職を転々としたのち、1981年に“The Taylorsville Reconstruction”でデビュー。ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞、世界幻想文学大賞、シャーリー・ジャクスン賞、シオドア・スタージョン賞など数々の賞を受賞。2014年死去

内田昌之 : 1961年生まれ。翻訳業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    前作が長編小説でじっくり楽しむことができましたが今回は2編の中編が収められています。ひとつは一組の男女がこの竜の生きていた時代にタイムワープして竜の若い頃を楽しめます。もう1作は現代で竜はもうすでに死んでいるのですがその悪意ある精神のみが残っていて人間に影響しての物語です。楽しめました。またこの表紙の絵が楽しめました。

  • 星落秋風五丈原 さん

    何といっても表紙がいい!表紙絵はやはり見開きで見るべき。そうしないと迫力がわからない。喋らない巨竜グリオールを前に皆あれこれと意図を忖度するが中身は意外と自分に当てはまることだったりする。それにしても何度でも竜を倒したいんだな作者は。

  • そふぃあ さん

    「タボリンの鱗」:タイムスリップもの。結局グリオールの意図は分からず、そもそも竜という生き物に人間の概念を当てはめようというのが不可能というものだろうか。と思ったと同時に、人間同士ですら共感できない領域は多く、分かり合えることというのは思っているより遥かに少ないのかもしれない。 「スカル」:これまでファンタジーと思って読んできたところ、いきなり現在へと舞台がシフトしたので困惑した。テマラグアはグアテマラのもじりだけどそれ以外は現実と同じ、、あくまでも舞台は異世界ということ?スリリングで面白かった。

  • おーすが さん

    グリオール続刊。グリオールを現象と捉えれば、増えたり減ったりしたときに、起こる事象は変わってくる。前作に続き幻想的でエロティックでとてもすばらしい。女性の描かれ方も好み。シェパードの言葉の選び方は甘くないのにロマンテックで素敵だと思う。タボリンの翼かスカルか選ぶならタボリンかしら。若きグリオールの姿にむねあつ。さらなる続刊まち。

  • のれん さん

    元来文庫表紙から伝わってくる印象とはだいぶ違うのだが、それでもアメリカ政治のメタファーを強く感じるファンタジーは新鮮味を覚える。 過去の成竜時代と未来の骸の時代を連続で読むと、竜という「大きな存在」に責任を被せる人間の矮小さが見える。 というか、出てくる人物がアメリカの中間層としてありありとイメージできる。 SFやファンタジーというと世界観、設定、描写に注目が行きがちだが、キャラクターのリアリティを意識させる作品はそうはない。だが作者はSFでない現代舞台の方が筆が乗るのではと感じる。

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ルーシャス・シェパード

1943年、アメリカのヴァージニア州に生まれる。多くの国と多くの職を転々としたのち、1981年に“The Taylorsville Reconstruction”でデビュー。ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞、世界幻想文学大賞、シャーリー・ジャクスン賞、シオドア・スタージョン賞など数々の賞を受賞。

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