ルドー・ＪＲ・ミリス

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本

天使のような修道士たち 修道院と中世社会に対するその意味

ルドー・ＪＲ・ミリス

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基本情報

ジャンル
：
哲学・歴史・宗教
ISBN/カタログNo
：
ISBN 13 : 9784794805140
ISBN 10 : 4794805144
フォーマット
：
本
出版社
：
新評論社
発行年月
：
2001年03月
発売国
：
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
武内信一, ルドー・Ｊ・Ｒ・ミリス ,  
追加情報
:
２０ｃｍ,３８６ｐ

内容詳細

中世ヨーロッパの修道院の扉が開かれる。そして見えてくる『薔薇の名前』の世界。

目次 : 第１章　文字に書かれた情報―例外的なものの記録から日常的なものの記録へ/ 第２章　創造された世界の世界観/ 第３章　世俗的富の源/ 第４章　人々に対する修道士の態度/ 第５章　価値観―キリスト教的なものと修道院的なもの/ 第６章　知的貢献/ 第７章　キリスト教、修道生活、教会/ 第８章　芸術表現/ 第９章　修道生活

【著者紹介】
ルドー・Ｊ・Ｒ・ミリス : １９４０年アントワープ（ベルギー）生まれ。ヘント大学（ベルギー）史学部卒業。’６７年ヘント大学よりＰｈ．Ｄ．（歴史学）を取得。現在、ヘント大学教授。専攻は中世史、中世研究方法論

武内信一 : １９５１年宮城県白石市生まれ。青山学院大学文学部英米文学科卒業。国際基督教大学（ＩＣＵ）大学院修士課程修了。東京都立大学大学院博士課程中退。’９１年より防衛大学校外国語教育室助教授。２００１年より愛知大学文学部欧米文学科教授。専攻、中世イギリスの言語文化史（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

（「BOOK」データベースより）

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読書メーターレビュー

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  • しいかあ さん

    読了日：2014/04/02

    　修道院が中世の社会にどの程度の影響を与えたのかを検証する本。あくまで組織としての「修道院」を扱った本なのでその辺は注意が必要。なので托鉢修道会や騎士修道会はこの本で取り扱う範囲からは外れる。ほとんどの修道士は貴族階級からの出身者であり、その主な関心は自己の救済であったこと。また、貧者への施しも自己の救済ための手段の一つでしかなく、形式的、限定的にしか行われなかったことなどが説明されている。平安時代の日本の仏教が主に貴族のための現世利益の宗教であったことと、やや状況が似ているように感じられた。

  • takao さん

    読了日：2025/01/19

    ふむ

  • なおた さん

    読了日：2025/07/15

    序文に「著者が、どのような読者を対象とするかを決めるのは常に重要なことである。本書は、知的な関心はあるがまだ歴史学の教育を受けたことのない人たち、すなわち歴史学のページ初心者を読者として想定している。本書は、歴史上のある重要な宗教現象が社会に与えた影響を批評する知的な試みとして、大学生のために書き下ろされたものである。」（１８ページ）とあった。修道院関連の本を探していたが歴史学的アプローチの本を見込んでいなかったので、散見するだけに留めた。

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