基本情報
内容詳細
厚い信任を受けたポルトガル人宣教師フロイスの見た織田信長の素顔。1568年の初めての謁見から安土築城、82年の本能寺の変、直後の明智光秀の死まで。戦国日本の第一級史料「日本史」から信長に関する章を訳出し、詳解する。文庫化にあたり新たに人名索引を付す。
目次 : 1 回想の信長(信長の素性、およびその性格、権勢、富、ならびに彼が到達した顕位と公方様の復位について/ 信長がその統治の過程で行なった他のことどもについて)/ 2 信長とフロイス(信長が、和田殿の好意により、ルイス・フロイス師を都へ呼び戻すべく命じた次第/ 司祭が奉行和田殿の好意により、信長と公方様を再度訪問した次第 ほか)/ 3 信長とオルガンティーノ(都に最初の被昇天の聖母(に奉献された)教会が建てられた次第、ならびにそれが受けた抵抗と五畿内のキリシタンが行なった援助について/ 五畿内の諸事の発展、ならびに安土山の神学校について ほか)/ 4 安土山にて(安土山で法華宗と浄土宗との間で行なわれた公の宗論について/ 巡察師が都に信長を訪問し、同地から再度、安土山を参観に赴いたこと ほか)/ 5 本能寺の変・山崎合戦(明智が諜叛により、信長、ならびに後継者の息子を殺害し、天下に叛起した次第/ この争乱により、司祭、修道士、および安土の神学校が受けた難渋と危険について ほか)
【著者紹介】
ルイス・フロイス : 1532年(天文元年)、ポルトガルの首都リスボン生まれ。十六歳でイエズス会に入会。63年(永禄6年)来日。83年(天正11年)、日本副管区長から「日本史」の編述を命ぜられる。秀吉の伴天連追放令の後、マカオに退去したが再び日本に戻り、97年(慶長2年)、長崎で没する。長い布教活動を通し、信長との会見は十八回にわたり、多くの戦国武将との面識を得た
松田毅一 : 1921年(大正10年)、高松市生まれ。上智大学文学部史学科卒業。京都外国語大学名誉教授。81年(昭和56年)、『完訳フロイス日本史』全十二巻(共編訳)にて菊池寛賞と毎日出版文化賞特別賞を受賞。97年(平成9年)没
川崎桃太 : 1915年(大正4年)、山口県俵山(現長門市)生まれ。ブラジル、アンシェータ大学哲学科卒業、クリスト・レイ大学大学院修了。京都外国語大学名誉教授。81年(昭和56年)、『完訳フロイス日本史』全十二巻(共編訳)にて菊池寛賞と毎日出版文化賞特別賞を受賞。2019年(令和元年)没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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HANA さん
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読了日:2020/07/01
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ベック さん
読了日:2023/04/14
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