それがぼくには楽しかったから 全世界を巻き込んだリナックス革命の真実 小プロ・ブックス

リーナス・トーバルズ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784796880015
ISBN 10 : 4796880011
フォーマット
発行年月
2001年05月
日本
追加情報
:
383p;20

内容詳細

IT時代を世界規模で加速させているLinux。その秘密は開発者リーナスの考え方にあった。次代のビジネスと人間本来の喜びを考えさせる。

【著者紹介】
リーナス・トーバルズ : 1969年、フィンランド生まれ。ヘルシンキ大学在学中にコンピュータのOS、Linux(リナックス)を開発する。全てのコードを公開するオープンソースの考え方で世界のサーバー・マシンのOS中、4分の1のシェアを誇る

デイビッド・ダイアモンド : 「レッドヘリング・マガジン」誌の編集役員。「ビジネス・ウィーク」誌のライター、「ワイアード・マガジン」誌の外部ライターとしても活躍。また、ニューヨーク・タイムズ紙にも定期的に記事を執筆している。現在までに4冊の自著を出版している

風見潤 : 推理作家、SF翻訳家。1977年青山学院大学卒。SF、ミステリなどの翻訳を手がける一方、現在は講談社で若い読者向けのミステリを発表

中島洋 : 慶応義塾大学教授(大学院政策・メディア研究科、特別プロジェクト担当)。他に日経BP社編集委員、国際大学グローコム客員教授、2001年インターネット博覧会(インパク)のプロデューサーを務める。1973年東京大学大学院修士課程修了後、日本経済新聞社入社。1997年同社退社後、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • akira さん

    図書館本。 リナックス開発者、リーナス・トーバルズの自伝。とても興味深かった。リナックスという特殊な状況はその内容を複雑にする。オープンソースに人間が絡む時のむずかしさは想像以上だった。 彼の実績は間違いなくジョブズやゲイツになれるほどのものだった。しかし彼の選んだ道はちがう。いろいろな過程を経てコンピュータに大きな痕跡を残した人間。革命家はなぜ革命家になるのか? 「革命家は革命家として生まれるのではない」

  • かなすぎ@ベンチャー企業取締役CTO さん

    リーナスがLinuxをOSSにしたの理由を、本書を読んで理解できた。フィンランドに生まれ、学究的な祖父、共産主義の父、そして自らも大学院に籍を置く学生ということで、プロダクトをお金を取る製品にしたくないって考えがあったということ。純粋なサイエンスの世界でも、研究結果は無料で公表されるから、そのような感覚に近かったのかと。これがアメリカで生まれ、資本主義の研究をしてる父とかがいたら、製品化してたんだろうなって思う。つまり、かなり環境的、遺伝的要因が強いといえるかもしれないということ。

  • 武蔵野きつね さん

    富や名声には全く興味もなく、世界中で有名になったLinuxの全てをを無償で公開したリーナス・トーバルズの自伝。自分はどう生きるかを見つめ直す為に再読した。

  • baboocon さん

    Linuxカーネルの開発者、リーナス・トーヴァルズ氏の自伝。くだけた文体で幼少期の思い出やLinuxが誕生するに至る経緯を語っている。一人きりで何ヶ月も暗い部屋に引きこもってカーネルづくりに打ち込む様は、純粋にそれを楽しんでやっていたことが伝わってくる。でも一方で、本人は巷で言われるほどお金に無頓着な聖職者ではないとも述べている。全然分野は違うけれどリンゴ農家の木村秋則さんの「一つのものに狂えば、いつか答えに巡り合う」という言葉を思い出した(そういえばカーネルって元は果実の芯を意味するそうですね)。

  • 501 さん

    Androidや家電、サーバーなどでおそらくほとんどの人が知らず知らずのうちにお世話になっているLinuxの創始者であるリーナスの自伝+オープンソースの論考。技術者の書いた本だが、機知に富んだ文章で大変読みやすく、Linuxがどのような人物から生まれ、どのような思想のもとで大きくなったのか、技術者だけでなく、一般の人も親しみをもって読める内容となっている。とくに家庭環境に触れているのが好感が持てる。Linuxの開発が自己実現の役割を果たしているのがわかる。

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リーナス・トーバルズ

1969年、フィンランド生まれ。ヘルシンキ大学在学中にコンピュータのOS、Linux(リナックス)を開発する。全てのコードを公開するオープンソースの考え方で世界のサーバー・マシンのOS中、4分の1のシェアを誇る

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