リーオン・ガーフィールド

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見習い物語 下 岩波少年文庫

リーオン・ガーフィールド

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784001145601
ISBN 10 : 400114560X
フォーマット
出版社
発行年月
2002年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
18cm,309p

内容詳細

点灯夫、鏡細工師、産婆、質屋、葬儀屋、靴屋、時計屋、鳥かご作り、薬屋…。18世紀ロンドンの下町の人々の生活ぶりが、鮮やかにユーモラスに浮き彫りになる。季節ごとの行事を軸に展開する12編の短編連作。

【著者紹介】
レオン・ガーフィールド : 1921‐1996。イギリスの作家。美術を学ぶが戦争で中断し、従軍。戦後は生化学技術者として働く。1966年以後は、執筆に専念。歴史物を得意とし、とくに18世紀イギリスを舞台にした作品が多い。ギリシア神話を再話した『海底の神』(共著)でカーネギー賞を受賞

斉藤健一 : 1948年福島県生まれ。東北大学大学院修了。元三重大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • NAO さん

    「ロージー・スターリング」目が不自由な金髪の美人ロージーに一目惚れした鬘職見習いの淡い恋は、優しく見守ってあげたくなるような温かさに溢れている。「トム・ティトマーシュの悪魔」は、印刷見習いの話だが、教会への痛烈な風刺でもある。互いに憎みあっていても、同じ徒弟として意識したり、助け合わずにはいられない少年少女たち。厳しい生活の中のつかの間の喜びや楽しみ。そうやって、彼らは大人になっていく。

  • たつや さん

    見習いをテーマにした短編集という感じです。「きたないやつ」や「敵」は人間の本能を表現しているように思う。

  • カラスノエンドウ さん

    舞台とする18世紀英国社会についてのあとがきが興味深い。飲酒する子供や汚物が空から降ってくる(!)等、紳士淑女の国という私の印象が崩れ落ちる。そんな時代を健気…いや、たくましく生きる見習い少年少女の姿に、顔をしかめたり笑いながら読んだ。皮肉やユーモア、辛辣な文章の底には作者の温かい愛情が感じられる。『ロージー・スターリング』『きたないやつ』『敵』が印象に残った。【祝・岩波少年文庫創刊70周年!】

  • ぱせり さん

    時には、人を騙したり憎んだりもするけれど、そういう彼らさえも、憎めない。憎めないどころか、彼の中に眠っているもっと別のものにちゃんと目がいく。後ろ盾もなく、大人の中で人生を始めなければならない子どもたちへのおおらかな応援歌のよう。『点灯夫』から現れた光が、希望となって彼らを照らしているよう。下巻では『きたないやつ』『敵』が心に残ります。

  • ヴェルナーの日記 さん

    「見習い物語り」上巻に続く本作。6つの短編が編まれている。上・下巻を合わせて、徒弟制度における見習い(少年・少女)たちの物語をユーモアたっぷりに描いてあってとても楽しく読ませてもらった作品である。現実の徒弟制度下の見習いたちは厳しい規律に縛られてとても大変だっだが、当時のロンドンにおいて親方の下へ修行に出してもらえるのは、まだ恵まれていた方で、悪くすれば人身売買されて、奴隷や娼婦にされたり、ストリート・チルドレンとして物乞いやスリとして活きていくしかなかった。最悪の場合は間引きさえあった時代だったのだ。

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