リーオン・ガーフィールド

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見習い物語 上 岩波少年文庫

リーオン・ガーフィールド

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784001145595
ISBN 10 : 4001145596
フォーマット
出版社
発行年月
2002年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
18cm,289p

内容詳細

18世紀半ば、華やかな大都市ロンドン。だが、一歩裏通りに入れば、日々切実な思いで暮らしている様々な職業の見習いの若者たちがいた。夢と希望を紡ぎながら生きる少年少女たちの喜怒哀楽を、物語性豊かに描く。

【著者紹介】
レオン・ガーフィールド : 1921‐1996。イギリスの作家。美術を学ぶが戦争で中断し、従軍。戦後は生化学技術者として働く。1966年以後は、執筆に専念。歴史物を得意とし、とくに18世紀イギリスを舞台にした作品が多い。ギリシア神話を再話した『海底の神』(共著)でカーネギー賞を受賞

斉藤健一 : 1948年福島県生まれ。東北大学大学院修了。元三重大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • NAO さん

    18世紀半ばのロンドンは世界でも有数の大都会だったが、ディケンズの小説でも描かれているように、一歩裏通りに入れば、そこには貧しい人々がひしめき合って暮らしている。裏通りの子どもたちは、何らかの職業の見習い(徒弟)に出された。『見習い物語』は、夢と希望を紡ぎながらロンドンの裏通りで生きる、そういった少年少女たちを描いた連作短編物語だ。葬儀屋の見習いとライバルの葬儀屋のほのかな愛を描いた「バレンタイン」と、見栄っ張りな母子が本当の幸せを見つける「骨折り損」がよかった。

  • たつや さん

    立派な歴史小説でした。日本の奉公と違い、ロンドンの見習いの制度は厳しい。制限が多い。少なくとも、親方が死んだら奥さんと結婚するというのは酷いと思った。

  • ぱせり さん

    最初の物語から、物語の隅々まで小さな明るい光が飛び散っていったんだな、と上巻を読み終えた今、思っているところ。親方も見習いたちもほんとにいろいろ。起こる出来事も対処の仕方もいろいろ。でも、どれもちゃんと松明の灯りに照らされているよ。『バレンタイン』の「よくなってくる」話にくすくす。墓の下の死者たちも、びっくりして飛び起きそう。

  • カラスノエンドウ さん

    題名から想像したのは、厳しい修行に耐えながら健気に働く見習いの若者の姿。しかし、読み始めると「…?」「!?」途中からそれは確信に変わり、ニヤニヤ笑って楽しんだ。点灯夫・助産師・質屋・靴屋など様々な職人が18世紀半ばのロンドンの下町を彩る。 連作短編。死者に恋した葬儀屋の娘が登場する「バレンタイン」がとても良かった。滑稽でブラックな笑いもあるが、爽やかな後味。 印象深い鏡屋の娘には助演女優賞を。彼女は前衛的アーティストだと思う(笑)【祝・岩波少年文庫創刊70周年!】

  • みけのすずね さん

    18世紀ロンドンの職人通りで腕をみがいた見習いたち。7年間がんばっても、自分の店をもてるのはほんの一握り。それでも彼らは親方の教訓を守りながら、夢みたり恋したり裏切ったり…点灯夫、鏡細工師、産婆、質屋、葬儀屋、靴職人。鏡に囲まれノイローゼになりそうな新人見習いとか、葬儀屋どうしの墓場デートとか奇抜なウィットもあり、すきな時代舞台のお仕事小説で、けっこう楽しめた。下巻はなんの見習いかな。

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