リック・マッキンタイア

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イエローストーンのオオカミ 放たれた14頭の奇跡の物語

リック・マッキンタイア

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784826902496
ISBN 10 : 4826902492
フォーマット
出版社
発行年月
2023年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
376p;19

内容詳細

1995年、14頭のオオカミが自然に放たれた。増えすぎた草食動物により荒れ果てたイエローストーン公園の生態系。豊かな自然を取り戻すべく、カナダから頂点捕食者のオオカミが連れてこられた。彼らはそこで群れをつくり、家族と生き、敵と戦い、そして死んでいった。「20世紀最大の実験」と呼ばれたオオカミ再導入計画の様子を、ベテラン・ウルフウォッチャーが生涯をかけて記録したノンフィクション。

目次 : オオカミ解説者になる/ オオカミがイエローストーンにやってきた/ はじめて見たオオカミ/ 小さなオオカミと大きなハイイログマ/ 二つの囲い地/ ローズ・クリーク・パックの新たなオスリーダー/ ドルイド・ピーク・パックがやってきた/ 新たな群れの誕生/ 8の新しい家族/ スルー・クリークの戦い/ 子オオカミたちの遊び/ オオカミの共感力/ オオカミの子育て/ イエローストーンのロミオとジュリエット/ 21と42の出会い/ イエローストーンの新たな時代/ オオカミの性格/ チーフ・ジョセフ・パック/ オオカミの家庭/ 一九九九年の春/ オオカミとハイイログマ/ 頑固な子オオカミ/ ドルイドの一歳児の旅立ち/ イエローストーンで過ごすはじめての冬/ イエローストーンの一二月/ スペースメン・リッジの戦い/ /

【著者紹介】
リック・マッキンタイア : 40年以上にわたり国立公園局に勤務し、オオカミの行動観察研究を行なう。そのかたわら、オオカミに関する講演会や、公園を訪れた観光客への解説を行ない、一般の人々を啓蒙してきた。2018年に公園局を退職し、「イエローストーンのオオカミ」シリーズの執筆に専念しているが、雨の日も晴れの日も、日々イエローストーンでオオカミの観察を続けている。モンタナ州シルバー・ゲート在住

大沢章子 : 翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • パトラッシュ さん

    シートン動物記で『ロボ』を読んだ時のように、素晴らしい動物文学に匹敵する感動を味わった。かつて牧畜のためオオカミを絶滅させたアメリカで、草食動物が増えすぎて荒廃したイエローストーン復活のためカナダから導入されたオオカミたちが懸命に生きるドラマは圧倒的だ。動物たちは人間の身勝手に翻弄されながらも、新天地で家族を作り、戦い、死んでいく。オオカミ観察10万回を達成した著者だけに、その描写は正確かつ愛情にあふれている。日本でも獣害対策が叫ばれているが、人と野生動物の理想的な共存が可能だとの見事な実例を示している。

  • tamami さん

    アメリカイエローストーン公園に、健全な生態系の維持のために再導入された14頭のオオカミを巡る物語。著者のリック・マッキンタイアは、再導入された1995年以来、現在までオオカミの観察を続けているが、本書はその始めの5年間の記録。350頁を超える本書の大部分は、再導入までの経緯と、著者がイエローストーンに奉職するまでの事情を除けば、ひたすら同公園でのオオカミたちの行動観察記録が記される。再導入以来100頭を超えるまでに増えたオオカミたちの、個体識別を基にした詳細な記録では、著者は個性あるオオカミたちの擬人化を

  • Die-Go さん

    図書館本。オオカミが根絶されたイエローストーン公園に再導入された群の中から、偉大なリーダーになっていったオオカミ達の生き方のルポ。なんともカッコいい彼らの姿。あたかも人間のような情緒溢れる交流も魅力。★★★★☆

  • tosca さん

    駆除により狼のいなくなったイエローストーン国立公園、増えすぎた草食動物により緑が無くなり壊れた生態系を復活させるべくカナダから狼が連れてこられた。狼の再導入計画の様子が書かれている。著者の狼愛ゆえに暴走しそうになる筆を抑えようとする姿勢も好感が持てる。狼に人生の殆どを捧げているような膨大な観察記録だ。また、驚くのは狼がいるエリアも普通に一般のハイカーが入っていくし、レンジャーも法的執行権を持ち、狼の邪魔をしそうな場所にいる観光客を移動させる。猪や猿の一匹に危険だ何だと騒ぐ日本では、狼復活なんて夢でしかない

  • yyrn さん

    1995年からのオオカミ再導入後の成果が詳しく、さらに生き生きと綴られていて、著者のオオカミ愛が強く感じられる本。犬好きには納得の読後感を得られる本だと思うが、私としては導入を決めるまでの経緯(導入決定までの20年にも及ぶ環境保護政策者らと農業団体との果てしない議論や訴訟)にも関心があったので、そちらの記述がなかったのが少し残念。▼しかし、著者の観察にかける情熱は人並外れており、長時間・長期間(40年!)に及ぶ彼の観察のおかげで保護政策の修正にもかなり貢献しているらしい。彼の愛情は本物だ。

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