リチャード・J・エヴァンズ

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歴史学の擁護 ちくま学芸文庫

リチャード・J・エヴァンズ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480511164
ISBN 10 : 4480511164
フォーマット
出版社
発行年月
2022年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
576p;15

内容詳細

過去の出来事について真の洞察に到達するために歴史家ができることとは何か―。この問いは、ポストモダニズムの登場とともに抜き差しならないものとなった。歴史学をこれまで支えてきた、客観性や因果関係といった概念が強く揺さぶられることになったからである。歴史理論と歴史学的実践の双方に目を配りながら、著者は、信頼に値する確かな知識を得るための方途を探りなおす。世界的に歴史教育の現場で読まれ、多くの論議を呼んだ作品がここに文庫化。数多の批判に応答した原著新版の長いあとがきも併せて訳出。

目次 : 第1章 歴史学の歴史/ 第2章 歴史、科学、倫理/ 第3章 歴史家と歴史事実/ 第4章 史料と言説/ 第5章 歴史における因果関係/ 第6章 社会と個人/ 第7章 知と権力/ 第8章 客観性とその限界

【著者紹介】
リチャード・J.エヴァンズ : 1947年生まれ。オックスフォード大学にて修士号、哲学博士号を取得。ケンブリッジ大学で近代史欽定講座担当教授を務めたドイツ近現代史家。2012年、Sirの称号が与えられる

今関恒夫 : 1939年生まれ。同志社大学名誉教授

林以知郎 : 1949年生まれ。同志社大学名誉教授

與田純 : 1970年生まれ。香川高等専門学校准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • てつ さん

    いろいろと論じているが、西欧優位の史学論でしかない。要するに歴史哲学というよりは西欧史哲学論争。読物としては面白いが、それでもカーの著作を越えられない。翻訳もいまいちかな。

  • 舫 さん

    まだ、途中までしか読んでおらず、いつ読み終えるかも分からないので、積ん読に近い状態です。(一度、積ん読本に登録もしたのですが)

  • 遊動する旧石器人 さん

    2022年5月10日第1刷発行。1999年に刊行された単行本の文庫版。本書は、ポストモダニズムによって、相対主義性が高められた時代に歴史学が今後どうなっていくかについて考えたもの。「擁護」という書題だが、ポストモダニズムによって否定された伝統的歴史学の擁護をしているのではなく、文庫版では削除されたサブ題の「ポストモダニストとの対話」が実態で、書題につられると誤読をしてしまう。結局、あとがきに記されているように、対立の中庸的議論を求めた書籍であり、著者はどちらにも与してないため、明確な主張軸が読み取り難い。

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