リチャード・B・メルローズ

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境界つき多様体のディラック作用素 Atiyah‐Patodi‐Singerの指数定理

リチャード・B・メルローズ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784431710530
ISBN 10 : 4431710531
フォーマット
発行年月
2004年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
22cm,453p

内容詳細

マサチューセッツ工科大学における講義録をもとにして、著者メルローズが自ら書き下ろした体系的解説書“The Atiyah‐Patodi‐Singer Index Theorem”の日本語版である。本書で著者は、大域解析学の代表的定理である「境界のない多様体」の指数定理を模範として、「境界つき多様体」の指数定理の基礎概念の準備から始めている。そして定理の定式化、証明、応用までを、解析学の視点から詳述している。著者が創始した本書の基本概念である「b幾何」「b計算法」のbとは、境界(boundary)のこと。本書を通じて著者は、境界つきコンパクト多様体の基本結果であるAtiyah‐Patodi‐Singerの指数定理を、境界で退化するディラック作用素で明快に定式化し、証明の骨組みを述べ、b幾何と擬微分作用素のb計算法で肉付けている。定理の証明を軸にして、爆発操作による漸近解析の単純化、境界つき多様体の上の熱核の方法、リスケーリングなど、洗練された技術と考察に富み、幾何への応用など多様な話題が展開されている。

目次 : 序章 APS定理と証明のあらすじ/ 第1章 常微分作用素/ 第2章 完全b幾何/ 第3章 スピン構造/ 第4章 略式b計算法/ 第5章 本式b計算法/ 第6章 相対指数、コホモロジーおよびレゾルベント/ 第7章 熱計算法/ 第8章 局所指数定理/ 第9章 証明の再論と応用

【著者紹介】
R・B・メルローズ : 1949年、オーストラリアに生まれる。オーストラリアで学び、英国ケンブリッジ大学で学位取得。マサチューセッツ工科大学数学科教授。1990年京都で開かれた国際数学者会議にて全体講演

内山康一 : 東京大学大学院修士課程修了(数学専門課程)、ニース大学にて理学博士(Dr d’Univ.)、東京大学より博士(数理科学)取得。上智大学理工学部数学科教授。専門は微分方程式の漸近解析(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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