リチャード・フィリップス・ファインマン

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素粒子と物理法則 窮極の物理法則を求めて ちくま学芸文庫

リチャード・フィリップス・ファインマン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480090003
ISBN 10 : 4480090002
フォーマット
出版社
発行年月
2006年06月
日本
追加情報
:
15cm,143p

内容詳細

量子論と相対論を結びつけるディラックのテーマを対照的に研究する2人のノーベル物理学賞学者による、第1回ディラック記念講演。ファインマンは「反粒子はなぜ存在するのか」というテーマで、ディラックが予言した反粒子の存在を、スピンと統計の関係から、その物理的実在を鮮やかに語り、ファインマン物理学の独特な趣を味わわせてくれる。ワインバーグは「窮極の物理法則を求めて」と題して、数式を使わず、平易なことばで、アインシュタインの重力理論と量子論の調和の問題を語った。それぞれ自らの研究業績をふまえた独特の語り口によって、現代物理学の本質を十二分に堪能させてくれる。

目次 : 1 反粒子はなぜ存在するのだろうか(R.P.ファインマン)/ 2 窮極の物理法則を求めて(S.ワインバーグ)

【著者紹介】
リチャード・P・ファインマン : 1918‐1988。ニューヨーク市生まれ。量子電磁力学の発展に寄与した功績で、朝永・シュヴィンガーとともにノーベル物理学賞を受賞

スティーブン・ワインバーグ : 1933年、ニューヨーク生まれ。電弱統一理論で、S.グラショウ、A.サラムとともにノーベル物理学賞を受賞

小林〓郎 : 1929年、長野県生まれ。東京文理科大学物理学科卒業。大学で朝永振一郎に師事。東京都立大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • roughfractus02 さん

    美しさは物理学を究極に向けた試行錯誤の過程に変える。ディラックは方程式の意味より美しさを重視した。彼の名を記念したファインマンとワインバーグの講演では、ディラックの電子の相対論の美しさに誘発される。負の値の反粒子の説明からでなく、正の値の粒子から始めるファインマンは数式を推論ツールとして駆使し、ファインマン図と光円錐をグラフィカルに展開して、時間を逆行する粒子としての反粒子を導出する。一方ヒッグス粒子の発見に寄与するワインバーグは、標準模型の17のパラメータから究極へ向けた単純な物理学原理を探求していく。

  • まるさ さん

    ファインマンとワインバーグの講演を纏めた本。ファインマンの方は講演というより「場の量子論」講義のイントロダクションであり、ワインバーグの方は割りとちゃんと量子力学の解説をしようとしてました。 物理系学部3年から4年に上がる人が専門に進む前に読む本

  • shinano さん

    惨敗でした。ほとんど理解できませんでした。聴講するひとが物理学専攻の学生・院生を主とする講演の口述筆記なので、素人が手を出すものじゃなかった。積分方程式なんだもの〜。数学もそうでしたが、ある程度分かっているという条件で講演している。ワインバーグ氏の講演のほうがまだ読めました。本を買うときには中身を見て実物を手にしてから買いなさい、ということは分かっていたのに・・・・・ネットで買うとこういうハメになる。とりあえず、途中で放り出さずに最後まで読みました。←これを無駄というかもしれないが、自分の納得の仕方です。

  • らんまる さん

    最近読んでいたいろいろな教科書や論文で言及されていたので、読んでみた。おもしろい。が、難解といえば難解。ワインバーグの部分は啓蒙書程度だが、ファインマンの講義は場の量子論を知らないと意味不明と思われる。「反粒子の存在は整合性から自然に要求される」という解釈はすばらしい。寄り道でモノポール理論を撫でるところも、知的欲求を満たしてくれる。

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