リチャード・オースチン・フリーマン

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アンジェリーナ・フルードの謎 論創海外ミステリ

リチャード・オースチン・フリーマン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784846015497
ISBN 10 : 4846015491
フォーマット
出版社
発行年月
2016年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
327p;20

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 内島菫 さん

    渦中の女性が失踪したのか殺害されたのかわからないまま話が進められるため中だるみを感じつつも、逆にそのどちらでもないことが予想されるが、事件の性質上ほとんどすべてがミスリードで成り立っているため、結末は意外というより何も起きておらず、従ってソーンダイク博士は何も解決していないとも言えるところに裏返った面白さがある。いつものように良い意味で人物の心情が必要以上に深く描かれないのだが、それでも今回はバンディとコブルディックという各人の追究において見せる自在な人間性が素晴らしい。

  • 浅木原 さん

    この作品の現代性は、期せずしてトリックや解決の合理性や正確性に対する認識の相対性を暴き立てている点にある。犯人が仕掛けたトリックは科学的に不正確な知識に基づいたものだが、この時代においてはその誤った認識が「常識」であり、検死審問の陪審員もソーンダイク博士の科学的に正確な説明に対して納得してくれない以上、このトリックは我々から見て破綻していても、犯人とっては非常に合理的≠ネトリックである。現実的には成立しないトリックが真相とされるミステリは珍しくないが、その真相≠フ正しさは何によって保証されるのか?

  • りゃーん さん

    フリーマンはドイルとクイーンを繋ぐミッシンリンクのような探偵小説作家で、その名探偵ソーンダイク博士がキャラの薄いのは失点だが、訳されるとついつい読む。今年ももう終り、暮れあたりから出張とコミケで3回東京を往復するので、今日はたんまり海外ミステリ耽読の日としたが、いや、驚いた!これは大傑作!博士の友人の医師が謎の問診に訪れるサスペンスから始まり、アンジェリーナの失踪から死体の発見のジミさに、大ドンデン返しで判る伏線の妙が素晴らしい。かなり大味なトリックだが、この時代でギリギリ許された大ネタが素晴らしい。

  • 神井草 さん

    主観と客観の違いを噛み締めました。語り手から見たものがすべてではないとわかっていても、読み直してから気づくヒントが多いです。 ただ、別作品を先に読んでいたため、同じ手だろうとすぐに気づいてしまったのが残念。本当に全くと行っていいほど同じ手段だったので、逆に驚きました。ソーンダイク博士の茶目っ気を垣間見ることが出来る貴重な作品かも。

  • よだみな さん

    ソーンダイク者の中でもかなり好きです。

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