Symphonic Poems Vol.2, Faust Symphony: Noseda / Bbc Po

ノセダ／ファウスト交響曲（オリジナル版）

劇的に、そして感動的に描かれるゲーテの詩劇。これぞノセダの真骨頂！！
　世界最大級のインディペンデント・レーベルであるシャンドスを代表する超強力コンビ、ジャナンドレア・ノセダ＆BBCフィルハーモニックの最新アルバム。
　ショスタコーヴィチやプロコフィエフ、ドヴォルザーク、ダラピッコラ、そしてカルウォヴィチなど比較的レアなレパートリーの録音に積極的に取り組んできたノセダですが、遂に大規模なメジャー作品をレコーディング！
　理想主義者で探究心旺盛な知的人間が、超人的な知識と引き換えに悪魔に魂を売るという物語である「ファウスト」。リストは「ファウスト交響曲」の正式な題名を「3人の人物を描いたファウスト交響曲」としており、各楽章にはゲーテの詩劇に基づいたファウスト、グレートヒェン、メフィストーフェレという登場人物の名前が付けられています。
　今回ノセダは、1854年作曲の“オリジナル版”を用いています。このヴァージョンには、終楽章の合唱がまだ加えられおらず、通常の“1857年版”とは響きが大きく異なっているのがポイント。最近では、イヴァン・フィッシャーが両ヴァージョンを収録して話題を呼んでいました。
　ノセダ＆BBCフィルは2005年のBBCプロムスでこの「ファウスト交響曲」の演奏を行っており、聴衆はもちろんのことタイムズ誌をはじめとする雑誌やマスコミからも名演奏として絶賛を受けていただけに、今回のレコーディングへの期待も当然ながら膨らみます。

フランツ・リスト（1811−1886）交響詩集 Vol.2
・ファウスト交響曲S.108（オリジナル版）
・交響詩『ゆりかごから墓場まで』S.107
　BBCフィルハーモニック
　ジャナンドレア・ノセダ（指揮）