ラフマニノフ、セルゲイ(1873-1943)

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CD 輸入盤

交響曲全集、ヴォカリーズ、死の島、交響的舞曲、ほか プレヴィン&ロンドン響(3CD)

ラフマニノフ、セルゲイ(1873-1943)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
7645302
組み枚数
:
3
レーベル
:
Emi
:
Europe
フォーマット
:
CD

商品説明

ラフマニノフ:交響曲全集&管弦楽作品集
アンドレ・プレヴィン&ロンドン交響楽団

プレヴィンによるきわめつけの名演を集めたお得なラフマニノフ・ボックス。どの作品でも、美しく磨きぬかれたサウンドとセンスの良いフレージングにより、陶然とするばかりの美しさを随所で味わうことが可能。
 ラフマニノフ演奏のひとつの究極の姿をあらわした素晴らしい演奏です。色彩豊かな音質も魅力的です。


ラフマニノフ
■交響曲第1番ニ短調op.13
 1975年ステレオ録音
■交響曲第2番ホ短調op.27(完全全曲版)
 1973年ステレオ録音
■交響曲第3番イ短調op.44
 1976年ステレオ録音
■交響詩『死の島』op.29
 1975年ステレオ録音
■『ヴォーカリーズ』op.34-14
 1975年ステレオ録音
■『交響的舞曲』op.45
 1974年ステレオ録音
■歌劇『アレコ』〜間奏曲
 1976年ステレオ録音
■歌劇『アレコ』〜女性の踊り
 1976年ステレオ録音

アンドレ・プレヴィン(指揮)ロンドン交響楽団

総合評価

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クラシック音楽をはじめ様々なジャンルの音...

投稿日:2011/11/06 (日)

クラシック音楽をはじめ様々なジャンルの音楽を手掛けてきた稀代のミュージシャンでもあるプレヴィンも、最近では座って指揮をするようになるなど、すっかりと高齢(82歳)になってしまった。もっとも、NHK交響楽団の首席客演指揮者に就任するなど、指揮への意欲はまだまだ強いようなので、今後は少しでも長生きをして、様々な名演の数々をできるだけ多く聴かせてくれることを望んで止まないところだ。プレヴィンが、これまでクラシック音楽のジャンルで遺した録音の中で最も偉大な業績は何かと問われれば、私は躊躇なく本盤におさめられたラフマニノフの交響曲全集&管弦楽作品集を掲げたい。プレヴィンは、若い頃からラフマニノフを得意としており、本盤におさめられた全集のほかにも、第2番についてはロンドン交響楽団(1966年)及びロイヤル・フィル(1985年)とのスタジオ録音を行っており、ピアノ協奏曲についてもアシュケナージ及びロンドン交響楽団とともに全集(1970〜1971年)を録音している。しかしながら、ピアノ協奏曲は別として、本盤におさめられた演奏こそは、プレヴィンによるラフマニノフの交響曲(第2番)のベストの名演であるとともに、他の指揮者による様々なラフマニノフの交響曲全集&管弦楽作品集にも冠絶する至高の超名演集と高く評価したいと考える。プレヴィンのアプローチは、ラフマニノフ特有の甘美な旋律の数々を徹底して美しく歌い上げると言うものである。もっとも、そのような演奏は、近年、急速にその人気が高まっているラフマニノフの交響曲だけに、他にも数多く存在していると言えるが、プレヴィンの演奏の素晴らしいのは、どこをとっても陳腐なロマンティシズムに陥ることがなく、格調の高さをいささかも失っていないという点にあると考える。要は、とかくラフマニノフの演奏では、旋律のあまりの甘美さ故に、厚手の衣装を身にまとったような重々しい演奏やお涙頂戴の哀嘆調の演奏などが散見されるが、プレヴィンの場合は、いささかも重々しくなることはなく、さりとて軽薄になることもなく、各種旋律を格調の高さを保ちつつ情感豊かに歌い抜くという、ある意味では難しい剛柔のバランスのとれた演奏を実現していると言える。かかる演奏は、正にラフマニノフ演奏の理想像の具現化と言えるところであり、それ故に、本交響曲全集&管弦楽作品集が現在においても随一の名演であり続けるとともに、その後の演奏に大きな影響力を発揮するという普遍的な価値を有している所以であると考えられるところだ。加えて、第2番については、それまで大幅なカットを施して演奏されていたのを史上初めて完全全曲版により演奏したものであり、第2番の真の魅力を広く世に知らしめるとともに、その後広く普及することとなった完全全曲版による演奏に先鞭をつけたという意味においても、本演奏の意義は極めて大きいものであることを忘れてはならない。なお、前述のように、プレヴィンは、ロイヤル・フィルとともに第2番を再録音しているが、当該演奏はテンポが若干遅くなるなど円熟の名演ではあると言えるものの、若干角が取れた分だけいささか甘美さに傾斜した点が見られなくもないところであり、私としては、若干ではあるが本演奏の方をより上位に置きたいと考える。音質は、1973〜1976年のいわゆるアナログ録音の完成期のものであるが、EMIだけに必ずしも十分な音質とは言い難い面がある。もっとも、あらゆるラフマニノフの交響曲全集&管弦楽作品集中の随一の超名演集であることもあり、既にHQCD化されている第2番以外の楽曲についてのHQCD化、可能であればすべての楽曲のSACD化(第2番については、今後SACD化が予定されているとのことであり、大いに歓迎したい。)を図るなど、更なる高音質化を大いに望んでおきたいと考える。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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何と素晴らしいアルバム!ラフマニノフのオーソリティ、プレ...

投稿日:2009/04/02 (木)

何と素晴らしいアルバム!ラフマニノフのオーソリティ、プレヴィンによる全集は、まさに決定盤と言って良いだろう。特に交響曲第2番に関しては、大巨匠ムラヴィンスキーの進言によって完全版復刻を成し遂げたプレヴィンの世界初録音という曰く付きの名盤である。プレヴィンはこの曲に対して無条件の愛情を注いでおり、録音も既に3種類存在しているが、当盤が最も優れている。交響曲第3番も、揺れ動く作曲家の心情にも似て、陶酔的な部分と狂暴な部分とが入り乱れるさまが見事に奏でられている。その他の作品もオーソドックスながら味わい深く仕上がっている。なお音質は、リマスタリングがやや古いため十全とは言い難いが、雰囲気を味わうのに不足ない出来だ。

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アシュケナージやマゼールでは軽すぎると思...

投稿日:2008/08/31 (日)

アシュケナージやマゼールでは軽すぎると思っていた小生にはピッタリはまりました。ラフマニノフはお気に入りですが、交響曲でもピアノティックな曲作りになっているところが不満でしたが、このプレヴィン盤ではシンフォニックなサウンドで聴くことができるところがすごいです。まさに神経を集中して聴くにもってこいのアルバムです。

パル さん | 津市 | 不明

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