きりのなかのはりねずみ

ユーリ・ノルシュテイン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784834017052
ISBN 10 : 4834017052
フォーマット
出版社
発行年月
2000年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
31cm,1冊

内容詳細

はりねずみが友だちの家に行く途中、白い馬を見つけて霧の中に入っていくと…。ロシアの傑作アニメの絵本化。幼児向。〈受賞情報〉産経児童出版文化賞美術賞(第48回)

【著者紹介】
セルゲイ・コズロフ : 1939年、モスクワ生まれ。現代ロシアを代表する児童文学作家。1962年に最初の本『おひさまがこわれた』を発表して以来、子供のためのお話、詩、自然や動物についての短編など30冊以上の本を執筆し、世界各国で翻訳出版されている。日本で翻訳出版されたものに『ハリネズミくんと森のともだち』(岩波書店)がある

ユーリ・ノルシュテイン : 1941年、ロシア、ペンザ州アンドレーエフカ村(疎開先)で生まれる。1943年からモスクワ在住。1961年にアニメーション美術上級コースを卒業し、アニメーション連盟に就職。絵画に転向しようと美術学校入学の試験準備を始めるが、セルゲイ・エイゼンシュテイン全集に触発され、アニメーション監督の道を選ぶ。(エイゼンシュテインはソ連映画の開拓者で、モンタージュ理論により映画芸術に大きな功績を残した人物。)アニメーション作品としては《きつねとうさぎ》、《あおさぎとつる》、《話の話》、それと、本書のもとになった《きりのなかのはりねずみ》などがある。現在、ゴーゴリ原作の《外套》のアニメーションを製作中

フランチェスカ・ヤルブーソヴァ : 1942年、アルマータ(カザフスタン)で生まれ、モスクワで育つ。普通の学校に通うかたわら12歳から美術学校に通う。1967年にモスクワ映画大学美術学科を卒業。アニメーション連盟に就職し、アニメーションの美術監督として働く。ノルシュテイン監督による作品《きりのなかのはりねずみ》、《話の話》の美術監督として繊細で美しい映像を実現する。ノルシュテインとは、私生活でもパートナーである(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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映像作品が素晴らしいだけに、どんな感じの...

投稿日:2009/12/21 (月)

映像作品が素晴らしいだけに、どんな感じの絵本になるのか楽しみでした。「きりのなかのはりねずみ」映像作品では、きりのなかで、数々の経験をして、ちょっと大人になり「待ちぼうけ小熊」と最後にお茶を飲むのですが、絵本では「待ちぼうけ小熊」に負けちゃってる感じです。しかし絵本としてのクォリティーは十分あり、もし大人が子供に読んであげる機会があれば、映像版より時間をかけ、読んであげてください。(その朗読者には)是非、映像版も観てほしい素晴らしい作品です。

salamat さん | 埼玉県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • やすらぎ🍀 さん

    空か静まる頃に瞬いている。星はいくつあるのだろう。はりねずみはこぐまの家に向かっている。やがて濃い霧に包まれて星が消え、不思議な世界が広がっていく。いろんな声が聞こえてくる。拾った小枝で探りながら進もう。なんでこんなに不安になるのだろう。ただ暗くて前が見えないだけなのに。でも大丈夫。みんな優しいから。幸せを運ぶ白馬は今も世界中の霧の中を彷徨っているのだろうか。ただ静かに星を数えて朝を待っているのだろう。ロシア生まれの絵本。寒い冬が近づいている。世界は平和を望んでいる。きみがいなかったら誰と星を数えるのさ。

  • 匠 さん

    夜の霧の中の静かで幻想的な世界が詩情豊かに表現されていた。ページから土と草の湿った匂いがしてきそうなほど惹き込まれて、はりねずみと同じようにドキドキできる。ただひとつ難を言うとしたら、絵の美しさを生かすべくそうなったのか、文字の色と背景の色の差があまりなくて、とても読みづらかった。でも、そのせいか睡魔も起きるので寝る前に読むのにはいいかもしれない(笑)きっと白い馬ともう一度夢の中で会えるはずだ。

  • Willie the Wildcat さん

    好奇心。幻想的な世界を彷徨う。”皆”がそんな主人公を見守る。”皆”の気持ちを感じながら、親友を常に気遣う・・・。親友との約束。絵は、重厚な油絵調。夜のため基調は暗めだが、”皆”が星になって主人公を照らしている印象。お気に入りは、河で仰向けに流れる主人公。そのお腹に”つつみ”。ラッコみたい・・・。(笑)

  • KAZOO さん

    ロシアの絵本作家によるハリネズミが主人公の物語です。幻想的な絵ですが、ハリネズミの顔がかわいいのでやはり子供向けなのでしょう。みみずくが正反対に若干不気味な感じです。色彩も落ち着きのある感じで楽しめました。

  • アキ さん

    NHK「ドキュメント72時間・絵本専門店 わたしの物語」の中でロシアに留学する予定だった学生が買い求めていた絵本。気になって読みました。ロシアのアニメーション作家ユーリー・ノルシュテインと児童文学作家セルゲイ・コズロフ:作、アニメーション美術監督のフランチェスカ・ヤルブーソヴァ:絵。同名のアニメーション映画は1975年制作。霧の中を不安に駆られながら進むハリネズミと白い馬。ようやくこぐまの家に着くと、こぐまは待ちかねていて、ずっとひとりでしゃべり続けた。ロシアの広大な大地と、友と過ごす安心を感じる絵本。

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