ユヴァル・ノア・ハラリ

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ホモ・デウス テクノロジーとサピエンスの未来 上 河出文庫

ユヴァル・ノア・ハラリ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309467580
ISBN 10 : 430946758X
フォーマット
出版社
発行年月
2022年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
360p;15

内容詳細

超ベストセラー『サピエンス全史』に続く第2弾。神を目指した人間の未来を描く必読の書。著者による緊急寄稿「文庫版への序文」を巻頭に掲載!コロナ・パンデミックやロシアによるウクライナ侵攻も含め、私たちはすでに「未来」に足を踏み入れている。近い将来に起こることを歴史から読み取り、今現在私たちがどこにいて、どこに向かっているのかを教えてくれる衝撃の一冊。

目次 : 人類が新たに取り組むべきこと/ 第1部 ホモ・サピエンスが世界を征服する(人新世/ 人間の輝き)/ 第2部 ホモ・サピエンスが世界に意味を与える(物語の語り手/ 科学と宗教というおかしな夫婦)

【著者紹介】
ユヴァル・ノア・ハラリ : イスラエルの歴史学者、哲学者。1976年生まれ。オックスフォード大学で中世史、軍事史を専攻して2002年に博士号を取得。現在、エルサレムのヘブライ大学で歴史学を教えるかたわら、2020年のダボス会議での基調講演など、世界中の聴衆に向けて講義や講演も行なう

柴田裕之撮影 : 翻訳家。早稲田大学・Earlham College卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • やいっち さん

    「我々は不死と幸福、神性を目指し、ホモ・デウス(神のヒト)へと自らをアップグレードする。そのとき、格差は想像を絶するものとなる」という主張。これだけだと、下手すると軽薄な内容に思われかねないが、サピエンスならではの能力として、大勢が柔軟に協力することを挙げる。その能力は虚構に支えられていると説く。

  • 優希 さん

    人間の未来について述べています。コロナ、パンデミック、ウクライナ侵攻といった出来事を含め、既に私たちは未来へと歩んでいるのですね。未来に起こることを歴史から解き明かすのが興味深かったです。私たちはどこにいてどこに向かうのか、下巻も読みます。

  • inami さん

    ◉読書 ★3.5 2年半ほど前に読んだ『サピエンス全史(上・下)』では、我々が信じている国家や貨幣、人権・平等さえも「虚構」であると解いていたのには・・驚きとなるほどが半々だった。本書では、飢饉や疫病や戦争が減ってきている今、人類が取り組むべきことのリスト(課題)は、人間の不死と至福を追い求めることに入れ替わり、今度は人間を神にグレードアップし、ホモ・デウスに変えることを目指すだろうと。そしてその取りうる道は、生物工学、サイボーグ工学、非有機的な生き物を生み出す工学の三つのいずれかでは・・下巻はどうなる?

  • フム さん

    初版は2016年、文庫化されたのを機に購入した。コロナ禍とロシアのウクライナ侵攻を経た今となっては、それ以前に書かれた本書が楽観的な調子に思えてしまうのはやむを得ない。科学の知識とグローバルな協力の上に築かれた世界秩序が脆く崩れ去るのを私たちは体験してしまった。著者自身も文庫本後書きでその事を書いている。地球環境の危機、AIやバイオテクノジーなど技術の進化の先に待つ未来は天国か地獄か、私たち人間は賢明な選択ができるのか、著者の警告することに耳を傾け考えていきたい、下巻へ。

  • まさにい さん

    面白い視点を提示してくれている。宗教と科学が実はそう違わない点とか、すでに現代は人が古代の神の能力を超えている点など多数。ただ、これらの点については結構多くの人が認識していると思う。しかし、一神教を中心とする文化圏では衝撃的な視点なのだろう。聖書が人間至上主義である点についてはなるほどと思った。また、農業が一神教を生んだという点は、通説なのだろうか。引き続き下巻を読んで思考を深めて行きたいと思わせる本である。

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ユヴァル・ノア・ハラリ

歴史学者、哲学者。1976年生まれ。オックスフォード大学で中世史、軍事史を専攻して2002年に博士号を取得。現在、エルサレムのヘブライ大学で歴史学を教えるかたわら、ケンブリッジ大学生存リスク研究センターの特別研究員もつとめる。2020年のダボス会議での基調講演など、世界中の聴衆に向けて講義や講演も行

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