ユリイカ 2017年 9月臨時増刊号 総特集 幾原邦彦

ユリイカ編集部

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784791703357
ISBN 10 : 4791703359
フォーマット
出版社
発行年月
2017年08月
日本
追加情報
:
249p;23

内容詳細

『美少女戦士セーラームーンR』『少女革命ウテナ』『輪るピングドラム』『ユリ熊嵐』……稀代のアニメ監督・幾原邦彦の全貌に迫る総特集!!


■対談
獣に薔薇を捧ぐ / 幾原邦彦×中村明日美子(司会=上田麻由子)

■世界を革命する者
世界の涯まで連れてって / 山田正紀
王子様のいない世界でただ手をつなぐということ / 川口晴美
現実を超えていく理想の物語、セカイを革命する力 / 吉上亮
中学生のウテナ / 西田藍
薔薇の葬列――『少女革命ウテナ』と少女コミュニティにおける王子様という生贄 / 上田麻由子
薔薇との戦い / 長田祥一

■インタビュー
わが魂を象るもの / 奈須きのこ(聞き手=青柳美帆子)

■イクニ・クロニクル
花柄 / 円城塔
幾原邦彦という偉大な「兄」 / 辻村深月
虚数的な翼による下降 / 中田健太郎
卵の殻のなか――東映動画の幾原邦彦 / 木村智哉
「社会派」としての幾原邦彦――講座「僕はこんな作品を見てきた。」より / 藤津亮太
十四歳。錯乱の夏は地獄の季節――幾原邦彦と物語のオーロラ詩論 /鏡征爾
言葉を持たぬ子供たち――『ノケモノと花嫁』を読む / 横田創

■カラー口絵――イクニ・カレイドスコープ
さいとうちほ/中村明日美子/星野リリィ/森島明子

■対談
愚者の讃歌 / 幾原邦彦×大槻香奈

■未来へ誓う愛
ネヘレニアの鏡 / 少年アヤ
『美少女戦士セーラームーン』における「改変」と幾原邦彦――少女たちの欲望と九〇年代 / 嵯峨景子
全ては『劇場版美少女戦士セーラームーンR』から始まった / 青柳美帆子

■オマージュイラスト
畑健二郎/ワダアルコ/いとう/大童澄瞳/道満晴明

■運命の至る場所
幾原監督との劇伴作り / 橋本由香利
生存戦略! / 最果タヒ
『ピングドラム』は輪らない――幻想第三次の反転鉄道 / 佐藤俊樹
3でつながる輪 / 石田美紀
めぐる命と叶えられた祈り――『輪るピングドラム』の憑在論 / 小澤英実
彼らには何が見え、私たちには何が見えているのか――『輪るピングドラム』におけるイリュージョンとバンクについて / 小松祐美

■インタビュー
「革命せよ」と彼女は叫ぶ / 相沢梨紗(でんぱ組.inc)( 聞き手=編集部)

■私たちの望むことは
幾原邦彦監督と作品が与える影響について / ボンジュール鈴木
脱去する媒介者――『ユリ熊嵐』論 / 古谷利裕
クマと人とが出会う場で / 池田剛介
「断絶」は描かれたのか――『ユリ熊嵐』における「異なる他者」 / 筒井晴香
「私を見つけて」という願いが叶うとき――『ユリ熊嵐』が描いた少女たち / 内山美代子
ユリの超克 / 加藤弘則

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • ヤギ郎 さん

    アニメ監督・幾原邦彦の特集。『少女革命ウテナ』、『輪るピングドラム』、『ユリ熊嵐』をさまざまな書き手が論じている。これら作品に続く『さらざんまい』について検討してみたい。

  • ピン さん

    幾原作品に人生を揺さぶられた人間にはおもしろくてしょうがない特集でした。いろんな角度から書かれる幾原作品に20年たっても目が鱗です。 思春期に見たウテナの衝撃は未だ薄れず、また自分の中で解答が出ない作品。これを超える物には未だに出会えない。 大人になってから見たピンドラには積み重ねた記憶や経験を刺激され、ユリ熊嵐では今抱えている時代の生きにくさに焦燥と光を与えて貰った気がした。 セーラームーンR劇場版はひたすら純度の高い愛が描かれていて、幾原監督の創作の原点を見ました。 最高に熱い特集です。

  • うさぎや さん

    「セーラームーン」を交えながら「ウテナ」「ピングドラム」「ユリ熊嵐」を中心とした評論・対談等々。なるほどなあ、となる。ところで「ノケモノと花嫁」ってもう10年もやってたんだ……。

  • コリエル さん

    20年目のウテナブームが来ているので、イクニ監督特集も買ってみた。監督と中村明日美子との対談や、奈須きのこインタビューなども掲載されており、00年代サブカルチャー好きには興味深く読めるかもしれない。監督のプロフィールも、寺山修司が好き程度のことしか知らなかったので、東映に入社仕立ての頃は浮いていたことなど、スタート時点から業界でのアウトサイダーだったことが窺えるエピソードにさもありなんという感じだった。作品考察も表層をなぞるだけの自分には副読本としてありがたい。

  • ハイザワ さん

    『ウテナ』と『ユリ熊』では各論考の方向性が共通している印象を受けたが、『ピングドラム』での論点はわりとバラバラだった。別にどっちがいいというわけではないが、「生存戦略」という言葉そのものに踏み込んだ考察がなかったのはちょっと意外だった。けれども幾原邦彦の作品に関心を寄せている人ならば絶対買って損はないと思う。『さらざんまい』めっちゃ楽しみ。

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