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La Clemenza di Tito : Guth, Robin Ticciati / Age of Enlightenment Orchestra, R.Croft, Stephany, Coote, Losier (Glyndebourn 2017 Stereo)

Mozart (1756-1791)

User Review :4.5
(2)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
OABD7232D
Number of Discs
:
1
Aspect
:
WideScreen
Color
:
Colour
Format
:
Blu-ray Disc
Other
:
Import

Product Description


モーツァルト:『皇帝ティートの慈悲』
モーツァルト最後のオペラ・セリアに新たな光を当てる名演が誕生!


ローマ皇帝ティートの刎頸の友セストは、横恋慕に破れティートを逆恨みする先帝の娘ヴィッテリアに唆されティートの暗殺を企てる。その後ティートがヴィッテリアを皇妃に選ぶ決定をしたのだが、時、既に遅くセストは皇帝の宮殿に火を放つ。セストは捕らえられ難を逃れたティートに尋問される。口を割らないセストに心動かされたヴィッテリアが自らの罪を告白すると、ティートは、彼らの裏切りに苦悩しながらも、そのすべてを赦すのだった・・・
 20年にも及ぶ空白の後、グラインドボーンに、クラウス・グートの演出による強靭さと美しさを備えた『ティート』が帰って来ました。均整のとれた美声でリチャード・クラフトが題名役を演じ、アンナ・ステファニーはセストの不安と後悔の念を、完璧な歌唱で歌いあげます。舞台監督のグートは一世紀のローマの物語を二階は現代のオフィス、一階は草原という意表をつく設定で、オラフ・ヴィンターの精妙な照明・プロジェクションと相まって説得力に富む舞台を作り上げました。
 ロビン・ティチアーティのタクトはエイジ・オブ・インライトゥメント管弦楽団からモーツァルトの最晩年のスコアから緻密で陰影に富む充実した音楽を紡ぎあげます。(輸入元情報)

【収録情報】
● モーツァルト:歌劇『皇帝ティートの慈悲』全曲


 皇帝ティート:リチャード・クロフト(テノール)
 セスト:アンナ・ステファニー(メゾ・ソプラノ)
 ヴィッテリア:アリス・コート(ソプラノ)
 プブリオ:クリーヴ・バーレイ(バス)
 アンニオ:ミシェル・ロジエ(ソプラノ)
 セルヴィリア:ジョエル・ハーヴェイ(ソプラノ)、他
 グラインドボーン合唱団
 エイジ・オブ・インライトゥメント管弦楽団
 ロビン・ティチアーティ(指揮)

 演出:クラウス・グート
 照明・プロジェクション:オラフ・ヴィンター

 収録時期:2017年8月
 収録場所:イギリス、グラインドボーン歌劇場(ライヴ)

● 特典映像:「世界が分割されるとき」「キャスト・ギャラリー」
 ※特典映像には日本語字幕は付いていません。

 収録時間:143分
 画面:カラー、16:9、HD
 音声: PCMステレオ、DTS-HD Master Audio 5.0
 字幕:英・仏・独・日・韓
 50BD
 Region All

 ブルーレイディスク対応機器で再生できます。

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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まず指揮のティチアーティに喝采を贈りたい...

投稿日:2022/08/10 (水)

まず指揮のティチアーティに喝采を贈りたいと思います。モーツァルト晩年の作品としては密度が薄い、台本が稚拙などと酷評されることも多いですが、この演奏を聴くと大変充実した傑作であると感じました。声楽陣は健闘していて不満はありません。演出・美術・衣裳については他の方が詳しく述べておられる内容に同感です。

好事家 さん | 千葉県 | 不明

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序曲や二つの管楽器オブリガート付きアリア...

投稿日:2018/09/25 (火)

序曲や二つの管楽器オブリガート付きアリアなど力作ナンバーもあるが、現代人としてはモーツァルトのこの作曲で数度目のおつとめとなるメタスタージオの大時代的でトロい台本におよそリアリティを感じられないのが、このオペラの難点。昨年夏のザルツブルクのセラーズ演出/クルレンツィス指揮のようにモーツァルトの他作品を大量にぶち込まないと、音楽的にも聴き応えに乏しいのは事実(幾らなんでも、あれはやり過ぎだけど)。人物たちをほぼ現代の衣装にしているグート演出は舞台をはっきりと二層に分けていて、一方はススキの繁る草原、自然あるいは子供時代のイメージであろう。もう一つは現代風の機能的だが冷たい感じのオフィスで、猜疑と欲望にまみれた大人の世界といったところ。リーフレット所収のインタビューでも演出家自身がはっきりそう語っている。この二分法を補強するように、序曲ほか要所要所では少年時代のセストとティートの映像が投影されるし、ついには子供の二人(分身)まで舞台に出てくるのではあるが、映像の中の子供たちはなぜかスリングショット(パチンコ)で鳥を撃って殺しているのだ! 野原もひどく箱庭的で私にはユートピア的な自然の表象には見えない。私の感性がヨーロッパ人のそれとは違うので、演出を深読みし過ぎている可能性もあるが、私には少年時代=単なる無垢ではないよと言っているように感じられる。全体主義国家でおなじみのマスゲームのように画一的な動きをする民衆たち(合唱)に対しても強いアイロニーが向けられているようだ。結果として2006年ザルツブルクのクーシェイ演出ほどには登場人物たちに共感することができなかったが、演出家の狙いはむしろ共感を拒む異化効果か? 演奏自体の水準はきわめて高い。ティチアーティは現代楽器オケ(スコットランド室内管)でもブラームスに至るまでHIP的センスにあふれた好演を披露しているが、ここではピリオド楽器オケを率いて、尖鋭かつみずみずしいモーツァルトを聴かせてくれる。歌手陣ではセスト役のステファニーが抜群。当分、ズボン役で世界の歌劇場を席巻するのではないか。クート(ヴィテッリア)のドスの効いた悪女ぶりもなかなかだし、渋いおじさんになった(20年前のグラインドボーンでは素敵なペレアスだったけど)クロフトのティートも悪くない。葛藤の末に誰も彼も許してしまうというよりは、最後はヤケになっているようにしか見えないが。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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