兵士を救え!マル珍軍事研究

メアリー・ローチ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784750515168
ISBN 10 : 4750515167
フォーマット
出版社
発行年月
2017年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
355p;20

内容詳細

爆笑・驚愕すること請け合いの軍事サイエンス本!
燃えない服や爆発に耐える車両安全装置、戦場の轟音でも大丈夫な難聴防止ギアの開発、爆発で失われた生殖器の再建術や性器移植、敵の戦意を奪うクサすぎ爆弾の開発といった、アメリカで本当に行われている軍事科学技術や軍事医療研究を真剣かつユーモアたっぷりにレポートする。

【著者紹介】
メアリー ローチ : 1959年生まれ、カリフォルニア州オークランド在住。「アウトサイド」誌、「ワイアード」誌、「ナショナル・ジオグラフィック」誌、「ニューヨーク・タイムズ」紙など多数寄稿

村井理子 : 1970年静岡県生まれ。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • たまきら さん

    戦争に莫大な費用と人材を投資してきた国らしいなあ…というのが最初の印象です。そして、成功したらとことんその成果で稼ぐところもすごい。絶対にペニスの移植に成功したら、これ民間で莫大な利益を生むよね。…素直に感動している人には悪いけど、軍人は結局大いなる人体実験に活用されてるよな…と。それを知ってあえて従軍するか、まったく知らないで利用されるかで、立場は色々変わってくるのかも。

  • やっさん さん

    兵士を取り巻く環境を和らげる研究の数々。スナイパーは腹ばいになったら前部のファスナー・ボタンはストレス。なるほど。イラクの路面の爆弾で吹っ飛ばされた陰茎の蘇生術、陰茎の移植?損傷した陰茎で再びオーガズムを得られるなんて!すごい。衛生兵の訓練、うじ虫を使った医療、殺傷能力ではなく、臭さで戦意を喪失させる兵器、サメを忌避させる方法、潜水艦が沈んだ際に採られる手法…様々なシーンで様々なリスクがある兵士を救おうという研究は今も進化しているのだな。表紙の写真がなんなのか分からなかったけれど。

  • くさてる さん

    題名から連想する内容は、ちょっとおかしな(馬鹿げた)軍事研究だけど、この本で取り上げられているのはまさに「兵士を救え!」という内容の研究ばかり。ミサイルの爆発音から兵士の耳を守るには?生殖器を失った軍人に移植の方法はあるのか?殺しはしないがダメージ確実な悪臭爆弾とは?なるほど戦争によって人類の技術が進歩してきたというのは本当なのだなと思わされた。著者の語り口はあくまで軽く、ユーモアがあって楽しかった。そしてその結果、軍事研究というものについて通り一遍のイメージ以外のものを得られた気がした。面白かったです。

  • χ さん

    戦闘服、装甲車、騒音、性器移植、救助、汗、下痢(ゲリラではない。ある意味ゲリラだけど)、ウジ虫、悪臭弾、サメ忌避、潜水艦勤務、屍体。マイナーだけど戦争に深く関わりのある分野の話。軍事技術には科学の最先端が詰め込まれるわけだからもっと紹介されてもいいのになかなかない。ちょっと前のでもいいんだけど機密事項に触れるのかな。その不満を解消してくれる?一冊。文だけなのにグロい描写に十分眉をひそめた

  • vonnel_g さん

    こんなタイトルだけれど、中身も一見地味で「なんでこんなこと?」みたいに見える研究が多いけれど、いたって真面目というかどれも人間の活動に欠かせない事象ばかり。輸血や整形外科が発展したように、こういうところから普通の生活に応用される技術が生まれることも多々あるのだ。帰還兵に難聴がすごく多いというのは他の本にもあったな。障害者の性生活のところで大好きな映画「セッションズ」を思い出す。

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