ミイラ学プロジェクト

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教養としてのミイラ図鑑 世界一奇妙な「永遠の命」

ミイラ学プロジェクト

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784584139349
ISBN 10 : 4584139342
フォーマット
出版社
発行年月
2019年07月
日本
追加情報
:
151p;21

内容詳細

守り神、即身仏、骨董品、見世物、万能薬…果てはミイラ売りまでミイラの運命でたどる「人類史」と現代に甦る「死生観」とは。

目次 : 序章 時代や社会が見えてくる世界のミイラ文化/ 第1章 エジプトのミイラ/ 第2章 中南米のミイラ/ 第3章 ヨーロッパのミイラ/ 第4章 ヨーロッパの湿地ミイラ/ 第5章 アジア・オセアニアのミイラ/ 第6章 日本のミイラ(即身仏)/ 番外編 世界のミイラ―ここにもいた!?悲運のミイラたち

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 鉄之助 さん

    「教養としての〜」。シリーズ本ではないのに、最近、書店で実に多く見かける。この流行もついにここまで来たか…なんと「ミイラ図鑑」。「ミイラ学プロジェクト」という編者が気になって読んでみた。「つい30年前の昭和年代までは、身近にあった”死(死体)”がいま、遠ざかっている。当たり前の現象をなぜ、遠ざけているのか」に、共感した。パリの地下には、600万人以上の遺骨が眠っていたり、フランシスコ・ザビエルがインドのゴアでミイラとなって日本に皮膚の一部が安置されている、なんてのは驚いた。が、総花的で中身は薄かった。

  • gtn さん

    死後、ミイラにされるのはまだいい。自ら進んでミイラになることほど自己満足なことはない。仮に法悦に包まれ最期を迎えたとしても、自分が即身仏になることと世の中が治まることの相関性はおそらく低い。

  • 鯖 さん

    世界中のありとあらゆるミイラを集めた本。エジプトよりはるかに古い世界最古のミイラは7000年前のアンデスのもの。楼蘭の美女のミイラは知ってたけど白人だったのは知らなかった。レーニン怖い。インカ時代に高山で生贄にささげられた子どもたちの無垢な表情。泥炭地に沈められた脂漏化したミイラは…、脂漏ってあーやの推理小説に憑き物な気がするんですけど、黒いのか…。なんとなく石鹸みたいになってるんだと思ってた。面白かったです。

  • つちっち さん

    「教養としての」とあるように宗教・文化・気候などミイラの存在した背景から、作り方やトリビヤまで解説されてました。表紙のセティ1世の威厳に満ちた風格、ロザリア・ロンバルドの息をのむほどの美しさ、大切にしてんだかどうだかルアン・ポー・デーン僧のサングラスミイラ、写真も充実です。現代の日本だと死体さへ見ることはほとんどないけど、生と死の距離が近かった時代・地域では身近な生活の中にミイラというか「死」という存在があって、その境界もはっきりしたものじゃなかったようです。

  • 花林糖 さん

    <エジプト/中南米/ヨーロッパ/ヨーロッパの湿地のミイラ/アジア・オセアニア/日本(即身仏)/番外編>世界各地の様々なミイラを紹介。その土地の気候や文化、亡くなった時の様子等解説されています。カラー写真で読み易い本。ミイラに関する本は何冊も読んできましたが、敵の部族に首狩りされて目と口を縫われたミイラは何度みても目に焼き付きます。

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