CD 輸入盤

交響曲第9番 シルヴァン・カンブルラン&読売日本交響楽団(2CD)

マーラー(1860-1911)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ALT405
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


カンブルラン&読響の円熟期、渾身のマーラー9番!

2010 年から2019年3月まで読響の常任指揮者を務め、オーケストラと良好な関係を築き上げてきた名匠カンブルラン。両者の圧倒的な到達点として記憶すべき至高のマラ9が嬉しいCD化。
 カンブルランの指揮にはありったけの表現が込められ、オーケストラが素晴らしい反応で凄味のある音楽を奏でます。マーラーが作曲技術の限りを尽くして書き上げた超濃密な交響曲を隅から隅まで味わうことの出来る、張りつめた緊張感と天上的な美しさが同居した空前の名演。聴衆の集中度も凄まじく、旋律が解体されしずかに消えていく終結部では会場中が固唾をのんで見守る様子までひしひしと伝わってきます。(写真c 読響)(販売元情報)

【収録情報】
● マーラー:交響曲第9番ニ長調


 Disc1:第1、第2楽章(41:37)
 Disc2:第3、第4楽章(36:35)

 読売日本交響楽団
 シルヴァン・カンブルラン(指揮)

 録音時期:2018年4月20日
 録音場所:東京、サントリーホール
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)

【シルヴァン・カンブルラン Sylvain Cambreling】
色彩豊かな音楽作りで、2010年から2019年3月まで読響常任指揮者として、数々の名演を築いた名匠。2019年4月からは読響の桂冠指揮者となる。
 1948年フランス・アミアン生まれ。ベルギー王立モネ歌劇場とフランクフルト歌劇場の音楽監督、バーデンバーデン&フライブルクSWR(南西ドイツ放送)響の首席指揮者を歴任。2012年から2018年7月までシュトゥットガルト歌劇場の音楽総監督を務め、数々の賞を得るなど高い評価を得た。現在は、ハンブルク響の首席指揮者とクラングフォーラム・ウィーンの首席客演指揮者として活躍している。また、巨匠セルジウ・チェリビダッケの後任として、ドイツ・マインツのヨハネス・グーテンベルク大学で指揮科の招聘教授の任にある。客演指揮者としてはウィーン・フィル、ベルリン・フィルを始めとする欧米の一流楽団と共演しており、オペラ指揮者としてもザルツブルク音楽祭、メトロポリタン・オペラ、パリ・オペラ座などに数多く出演している。2017年11月には読響とメシアンの歌劇『アッシジの聖フランチェスコ』(演奏会形式)を披露し、『音楽の友』誌の「コンサート・ベストテン2017」で第1位に選出されるなど絶賛された。(販売元情報)

【読売日本交響楽団 Yomiuri Nippon Symphony Orchestra】
1962年、クラシック音楽の振興と普及のために読売新聞社、日本テレビ放送網、読売テレビのグループ3社を母体に設立された。アルブレヒトやスクロヴァチェフスキなど、世界的なアーティストが歴代の常任指揮者として活躍。2010年4月から2019年3月までシルヴァン・カンブルランが、2019年4月からはセバスティアン・ヴァイグレが常任指揮者を務める。首席客演指揮者はコルネリウス・マイスターと山田和樹が務めている。名誉顧問には高円宮妃久子殿下をお迎えし、サントリーホールや東京芸術劇場などで充実した内容の演奏会を多数開催している。2017年11月にはメシアンの歌劇『アッシジの聖フランチェスコ』(演奏会形式)が好評を博し、『音楽の友』の「コンサート・ベストテン2017」で第1位となったほか、「第49回サントリー音楽賞」を受賞した。このほか、社会貢献活動として、病院での「ハートフル・コンサート」や小中学校での「フレンドシップ・コンサート」も行っている。また、エルダー楽員によるアンサンブル「サロン・コンサート」など、音楽文化のすそ野拡大にも地道な努力を続けている。《定期演奏会》などの様子は日本テレビ「読響シンフォニックライブ」で放送され、好評を博している。(販売元情報)

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近年の在京オケによるマーラー第9では2019...

投稿日:2019/06/06 (木)

近年の在京オケによるマーラー第9では2019年2月のチョン・ミョンフン/東フィルが圧倒的な名演だったが、これはそれに次ぐ出来。カンブルラン時代の読響ではマーラー1、5、6、7、9番を聴かせてもらったが、6番とこの9番が断然良かった。最近のカンブルランの常で、余裕のあるテンポをとるので、第3楽章の狂騒はだいぶ後退しているが、逆にこの楽章最後のストレッタでも音がダンゴ状態にならず、音楽の構造を明晰に聞き取れるのが、この指揮者の強み。第1楽章展開部末尾のクライマックスでもほとんどテンポを上げないが、トロンポーンの暴力的な強奏から始まる序奏素材の回帰はそれゆえ一段と冷徹、無慈悲だ。終楽章も陰々滅々たる「滅び」の音楽には全く聴こえず、むしろ明るい「新生」の音楽のように響くのは、演奏のクール・ビューティーゆえであろう。すなわちシェーンベルク以下、20世紀音楽の側から振り返ったマーラーで、過去の録音を引き合いに出せばジュリーニ/シカゴやブーレーズ/シカゴに近いアプローチだが、とりわけ後者寄りと言えようか。 読響の演奏は輝かしく申し分ない。特にこの日は指揮者の指示によるのだろう、随所で通常の声部バランス以上の強奏を披露していたホルン・セクションには大拍手。もちろんドゥダメル/ロサンゼルス・フィルなどを聴くと「上には上がある」ことを思い知らされるが、彼らの演奏はあまりにスムーズで、マーラーがこの曲に盛った新機軸とソナタ形式という古い革袋が衝突して生ずる「きしみ」が聴こえなくなるという贅沢な不満もなきにしもあらず。カンブルランは逆に「きしみ」をはっきり聴かせるように振っていたと思う。望むらくば、当日の休憩前に演奏された20分ちょっとのアイヴズ『ニューイングランドの三つの場所』が一緒にCD化されれば、なお良かった。マーラー第9に対するカンブルランの接近の方向を端的に示す秀逸なプログラミングだったので。なお、リーフレットに載った松浦一生氏の曲目解説がきわめて優れた力作であることを付記しておこう。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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人物・団体紹介

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マーラー(1860-1911)

1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の

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