SACD 輸入盤

交響曲第7番 ジョナサン・ノット&バンベルク交響楽団

マーラー(1860-1911)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
TUDOR7176
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド,輸入盤

商品説明

マーラー交響曲第7番
ノット&バンベルク響
ハイブリッドSACD


2003年録音の第5番に始まったジョナサン・ノット&バンベルク交響楽団によるマーラー・シリーズ、今回は交響曲第7番の登場です。
 第2楽章と第4楽章に「夜の歌(Nachtmusik)」という標題が付されたこの作品は、ソロからトゥッティに至る管弦楽の多彩な表現力でも知られており、テノールホルン、ギター、マンドリンという通常のオケにはあまり使われない楽器まで駆使した響きの面白さでも有名。
 近現代音楽を得意とするジョナサン・ノットは、楽譜の情報を最大限に表出する術に長けているので、多彩な表情変化が持ち味のこの第7番との相性も非常に良いものと思われます。
 ジャケットには、表現主義の画家、エゴン・シーレ[1890-1918]の1913年の作品『落日』が用いられています。シーレの描く風景画には独特な美しさがあり、ノットのマーラー・シリーズでは、交響曲第9番に『4本の樹』が使われていました。演奏だけでなくカヴァー・アートへの掲載作品にも配慮するチューダー・レーベルならではの絵画選択です。
 今回もオリジナルのマルチ・チャンネル方式でレコーディングされており、SACDレイヤーには2チャンネル音声と5.1チャンネル音声の2種類の音声が収録され、通常のCDプレイヤーでも再生可能なCDレイヤーには、2チャンネルのステレオ音声が収録されています。(HMV)

【指揮者プロフィール】
ジョナサン・ノットは1962年生まれのイギリスの指揮者。2000年1月にバンベルク交響楽団の音楽監督に就任するまでは、ヴィースバーデンの州立歌劇場、そして市の音楽監督を務めるなど、ドイツの伝統的な指揮者の典型ともいえる“カペルマイスター”的なキャリアを積んできました。一方で彼は、現代音楽も得意としており、アンサンブル・アンテルコンタンポランの首席客演指揮者として、多くの新作初演を手がけてきたほか、あるテーマのもと、クラシックと現代音楽をカップリングしたコンサートを制作するなど、そのユニークな姿勢は幅広い聴衆から支持されています。
 レコーディングにもノットの多彩な才能は反映されており、これまでにベルリン・フィルを指揮したリゲティの2枚の作品集(Teldec)や、アンサンブル・アンテルコンタンポランとのエマヌエル・ヌネス作品集(Accord)、ヘルムート・ラッヘンマン作品集(Kairos)、ジョン・アダムズのDVD(ARTHAUS)、クセナキス、ベリオほかの作品集(BIS)、ワイル、ヴェレス、シュテファン作品集(PAN)といった現代作品や、バンベルク交響楽団とのブルックナーの交響曲第3番、シューベルト交響曲集、シューベルト・エピローグ(現代作曲家がシューベルトを題材に編曲・作曲したもの)、ヤナーチェク、ストラヴィンスキーなどがリリースされています。

【収録情報】
マーラー:交響曲第7番ホ短調 [79:19]
 1.Langsam(Adagio)-Allegro [21:56]
 2.Nachtmusik I(allegro moderato) [16:08]
 3.Scherzo [09:15]
 4.Nachtmusik II(andante amoroso) [14:07]
 5.Rondo, finale[17:53]

 バンベルク交響楽団
 ジョナサン・ノット(指揮)

 録音時期:2011年7月11-15日
 録音場所:バンベルク、ヨゼフ・カイルベルト・ザール
 録音方式:デジタル

 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.1 SURROUND

収録曲   

  • 01. Langsam - Allegro Risoluto, Ma Non Troppo
  • 02. Nachtmusik (I): Allegro Moderato. Molto Moderato (Andante)
  • 03. Scherzo: Schattenhaft. Flie゚end Aber Nicht Zu Schnell
  • 04. Nachtmusik (II): Andante Amoroso
  • 05. Rondo-Finale

ユーザーレビュー

総合評価

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予想通り、仕上げはきわめて精緻だが、余計...

投稿日:2012/05/02 (水)

予想通り、仕上げはきわめて精緻だが、余計な解釈だの色付けだのは排して、スコアの緻密な再現に徹した演奏。いつもより、ややテンポが遅めなのは、オケが弾き慣れていないせいかもしれないが、そのために一層、ニュートラルな印象が強い。パロディと見るかマジと見るか、そういう判断は聴き手にお任せしますというスタンスだ。このCDではじめて7番を聴くという人がいたら、ちょっと「取りつく島がない」と感じるかも。しかし、クレンペラーの再来かと思えるほど重くて濃いエッシェンバッハ/パリ管(ヴィデオ・オンデマンド)から、すべてパロディと腹を括って大乱痴気騒ぎをやらかしたラトル/BPO(デジタルコンサートホールのアーカイヴにある)まで、様々な演奏を聞き飽きた人にとっては、逆にこのストレートさが新鮮に感じられるかもしれない。個人的には、いくらニュートラルと言っても演奏する以上、解釈は避けられないので、どうせならもう少し旗色を鮮明にしてほしかったと思うのだが。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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バンベルク交響楽団の滋味深い響きと、ノッ...

投稿日:2012/05/01 (火)

バンベルク交響楽団の滋味深い響きと、ノットの鋭い洞察が見事に実を結んだ演奏。 ダイナミックな両端楽章も素晴らしいが、何より二つの夜の歌を含む中間楽章(2&3&4楽章)の素敵なこと!さながら、森の精霊や動物達がのそのそと蠢く秘密の夜、といった風情。全編通して、深い彫琢を極めながら、マニアックなあざとさとは無縁、悠々とした運びを司るその息づかいと空気感は”自然”そのもの。怪奇と卑俗が刺戟となったホンモノのメルヘンの世界に、終始酔い心地で浸らせてくれる。 毒を含んだこの魅力を味わった後では、水彩画風のジンマン盤では物足りなくなってしまいそう。

ゲニウス=ロキ さん | 京都府 | 不明

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人物・団体紹介

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マーラー(1860-1911)

1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の

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