SHM-CD

Sym, 1, : Boulez / Cso

Mahler (1860-1911)

User Review :4.5

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
UCCG52053
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
SHM-CD

Product Description

グスタフ・マーラー(1860-1911)
交響曲 第1番 ニ長調《巨人》

シカゴ交響楽団
指揮:ピエール・ブーレーズ

録音:1998年5月 シカゴ、オーケストラ・ホール

解説(内容)
【ドイツ・グラモフォン定盤 premium】【SHM-CD仕様】【グリーン・カラー・レーベルコート】【ルビジウム・クロック・カッティング】若きマーラーが紆余曲折を経て完成させた交響曲第1番。このディスクではブーレーズの特徴である明晰な楽譜の解釈を基本としながら、この作品が持つ歌曲的ともいえる美しい旋律の数々を強調するなど、実に完成度の高い練り上げられた演奏を繰り広げています。ブーレーズの求めるマーラーの世界を完璧に表現している、驚異のアンサンブル力を備えたシカゴ交響楽団の実力に脱帽です。

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Comprehensive Evaluation

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 バーンスタイン&RCOで聴き慣れていた...

投稿日:2016/03/14 (月)

 バーンスタイン&RCOで聴き慣れていた曲をブーレーズで聴いてみた。ドロドロしたメルヘン、あるいは肥大化したロマン性の権化ようなバーンスタイン盤(言い方はひどいがこの演奏、大好きです。)と比べると、すがすがしいメルヘン、あるいはほこりやアブラを洗い流したロマン性・・・。聴いて非常に感動した。同じ曲でもこれほど違って聴こえるのか。二人の指揮者のスタンスで推測するなら、主観と客観の違いといえばいいのか?  ともあれ、聴き比べするといい勉強になります。

うーつん さん | 東京都 | 不明

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Boulezとシカゴの相性が良いのか、この曲が...

投稿日:2011/10/03 (月)

Boulezとシカゴの相性が良いのか、この曲が良いのか? 透明感を重視したBoulezの曲作りが効を奏しており、下のレビューにもある通り、私もマーラーの中ではこれが一番良いと思います。

klemperer fan さん | 北海道 | 不明

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もともと爆演風のフロイト的な演奏は好みで...

投稿日:2011/08/01 (月)

もともと爆演風のフロイト的な演奏は好みではなく、ワルター、ジュリーニ、ハイティンクが好きだったが、最近はブーレーズに手が伸びる。 ブーレーズのマーラーはスケルトンの精密な機械時計のように微分的で明晰な音楽だ。その透明感は美的だが、後期ロマン派のごてごてした質感ではない。むしろ、新ウィーン学派、あるいは印象派の質感に近い。 この巨人もドラクロアやゴヤのようなゴテゴテした質感ではなく、カンディンスキーやデュフィに似た質感を感じる。 それゆえ、不満を抱く聴き手も多いと察する。 1mov.は森の中を漂い流れ霧(風景をぼやかす)ではなく、細かいレース模様のカーテン越しに見る森のようだ。2mov.はウィーン風のレントラー(舞曲)ではなく、モダンで、速めに演奏される。そして複数の旋律がまるで3Dのように絡み合う3mov. バルトークの音楽に通じるものを感じさせる、フィナーレこそ、もっとドロドロした、フロイト的なリビドーや感情の爆発を期待したくなる向きはあるが、逆にユングのように構造をくっきりと浮かび上がらせている点は、実に面白い。 だから飽きもせず、何度も聴きたくなるのだろう。 マーラーの音楽にまとわり付いた時代性や人間性(ユダヤ、世紀末など)を切り離して、音楽そのものを再構築する、というブーレーズの意図は高く評価する。

shef さん | 栃木県 | 不明

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