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交響曲全集(第1番〜第9番、第10番アダージョ、大地の歌) レナード・バーンスタイン&ニューヨーク・フィル、ロンドン響、イスラエル・フィル(12CD)

マーラー(1860-1911)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
19439708562
組み枚数
:
12
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
限定盤,輸入盤

商品説明


これぞ永遠の金字塔。バーンスタインのマーラー全集が「Masters」シリーズで登場!

完全生産限定。レナード・バーンスタインによる第1回目のマーラー交響曲全集は、20世紀におけるマーラー演奏史に残る金字塔の一つ。1960年、マーラー生誕100年を記念してニューヨークで開催された「マーラー・フェスティヴァル」に際して録音された第4番を嚆矢に、1967年まで8年の歳月をかけて、ニューヨーク・フィル定期での演奏と並行して第3番(1961年)、第5番、第2番『復活』(1963年)、第7番『夜の歌』、第9番(1965年)、第1番『巨人』(1966年)、第6番『悲劇的』(1967年)の順でセッション録音が行なわれ、その間、1966年のロンドン響客演の折りに第8番が収録されました。さらに1969年にバーンスタインがニューヨーク・フィル音楽監督を退任後、1970年代に『大地の歌』(1972年、イスラエル・フィル)と第10番〜アダージョ(1975年)が録音され、より完璧な交響曲全曲録音が完成しました。
 今回のボックス・セットは、『大地の歌』、第10番〜アダージョを含む交響曲全曲と、LP時代の全集にボーナス盤として添付されていた「グスタフ・マーラーの思い出」を加えたもので、内容的には2009年に海外盤で発売されたカーネギー・ホールとの共同企画による全集版(88697453692)と同じです。
 バーンスタインが生前にオーソライズした3種類の演奏の中で最も若々しくしかもドラマティックな第2番『復活』、師ミトロプーロスの死の直後に録音され、深い感情に満たされた第3番、可憐なレリ・グリストの名唱が光る第4番、ニューヨーク・フィルの底力が発揮された第6番『悲劇的』、第7番『夜の歌』、第9番など、いずれも作品のキャラクターを明確に際立たせた名演奏ぞろいです。ニューヨークのフィルハーモニック・ホール、マンハッタン・センター、それにテル・アヴィヴのフレデリック・マン・オーディトリアムという録音会場において、当時のコロンビア・レーベルが誇った「360サウンド」によって細部まで明晰に収録された左右に大きく広がる立体感のあるサウンドは、今聴いても十分に新鮮で、マーラーの複雑なオーケストレーションの魅力を余すところなく伝えています。
 このセットにはブックレットは付いておりません。トラック表は、各ディスクの紙ジャケットに記載されています。(輸入元情報)

【収録情報】
マーラー:交響曲全集


Disc1
1. 交響曲第1番ニ長調『巨人』

 レナード・バーンスタイン(指揮)ニューヨーク・フィルハーモニック
 録音:1966年10月4日、ニューヨーク、フィルハーモニック・ホール

2. 交響曲第10番嬰ヘ長調より第1楽章アダージョ
 レナード・バーンスタイン(指揮)ニューヨーク・フィルハーモニック
 録音:1975年4月8日、ニューヨーク、コロンビア30番街スタジオ

Disc2-3
1. グスタフ・マーラーの思い出
 語り:ウィリアム・マロック、録音:1967年

2. 交響曲第2番ハ短調『復活』
 リー・ヴェノーラ(ソプラノ)、ジェニー・トゥーレル(メゾ・ソプラノ)
 ニューヨーク・フィルハーモニック、カレッジエート合唱団
 レナード・バーンスタイン(指揮)
 録音:1963年9月29日、ニューヨーク、マンハッタン・センター

Disc4-5
● 交響曲第3番ニ短調

 マーサ・リプトン(メゾ・ソプラノ)
 ジョン・コリリアーノ(ヴァイオリン)、ジョン・ウェアー(ポストホルン)
 スコラ・カントルム女声合唱団、トランスフィギュレーション教会少年合唱団
 レナード・バーンスタイン(指揮)ニューヨーク・フィルハーモニック
 録音:1961年4月3日、ニューヨーク、マンハッタン・センター

Disc6
● 交響曲第4番ト長調

 レリ・グリスト(ソプラノ)
 レナード・バーンスタイン(指揮)ニューヨーク・フィルハーモニック
 録音:1960年2月1日、ニューヨーク、セント・ジョージ・ホテル

Disc7
● 交響曲第5番嬰ハ短調

 ニューヨーク・フィルハーモニック、ジェイムズ・チェンバース(ホルン)
 レナード・バーンスタイン(指揮)
 録音:1963年1月7日、ニューヨーク、フィルハーモニック・ホール

Disc8
● 交響曲第6番イ短調『悲劇的』

 レナード・バーンスタイン(指揮)ニューヨーク・フィルハーモニック
 録音:1967年5月2,6日、ニューヨーク、フィルハーモニック・ホール

Disc9
● 交響曲第7番ホ短調『夜の歌』

 ニューヨーク・フィルハーモニック、レイモンド・サビンスキー(マンドリン)
 レナード・バーンスタイン(指揮)
 録音:1965年12月14日、ニューヨーク、フィルハーモニック・ホール

Disc10
● 交響曲第8番変ホ長調『千人の交響曲』

 エレナ・スポーレンベルク(ソプラノ/いと罪深き女)
 ギネス・ジョーンズ(ソプラノ/かつてグレートヒェンといわれた、贖罪の女の一人)
 ゲニス・アンニアー(ソプラノ/栄光の聖母)
 アンナ・レイノルズ(アルト/サマリアの女)
 ノーマ・プロクター(アルト/エジプトのマリア)
 ジョン・ミッチンソン(テノール/マリア崇拝の博士)
 ウラディミール・ルジャーク(バリトン/法悦の教父)
 ドナルド・マッキンタイア(バス/瞑想の教父)
 リーズ音楽祭合唱団、ロンドン交響楽団合唱団
 オービントン・ジュニア・シンガーズ
 ハイゲート・スクール少年合唱団
 フィンチレー児童音楽グループ
 ハンス・フォーレンヴァイダー(オルガン)
 レナード・バーンスタイン(指揮)ロンドン交響楽団
 録音:1966年4月18-20日、ロンドン、ウォルサムストウ・タウン・ホール

Disc11
● 交響曲第9番ニ長調

 レナード・バーンスタイン(指揮)ニューヨーク・フィルハーモニック
 録音:1965年12月16日、ニューヨーク、フィルハーモニック・ホール

Disc12
● 大地の歌

 クリスタ・ルートヴィヒ(メゾ・ソプラノ)、ルネ・コロ(テノール)
 レナード・バーンスタイン(指揮)イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1973年5月18,20,23日、テル・アヴィヴ、フレデリック・マン・オーディトリアム

 ステレオ録音

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Symphony No. 1 in D major Titan
  • 02. Symphony No. 10: Adagio

ディスク   2

  • 01. Gustav Mahler Remembered
  • 02. William Malloch speaker
  • 03. Symphony No. 2 in C minor Resurrection: Mvt. I

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ユーザーレビュー

総合評価

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バーンスタインの最初の全集である。録音順...

投稿日:2020/04/27 (月)

バーンスタインの最初の全集である。録音順で1960年の4番から67年の6番まで、マーラーの初の交響曲全集でもあった。久しぶりに順に聴いてみると、改めてマーラー・ルネッサンスにおいてこの全集が果した役割の大きさを考えさせられる。 私が初めてマーラーに接したのもバーンスタインの第4番だった。現在ならもっと手の込んだ精緻な演奏も可能だと思うが、バーンスタインの演奏はマーラーへの外連味の無い率直な共感に満ちていて、ソレは今聴いても極めて新鮮である。当時、クラシック音楽は曰く言い難いものを”感じる”モノ・・・とでもいう風潮が強く、バーンスタインの演奏は説明的で”感じる”と言う精妙な精神作用から見ると浅薄なものではないか?・・・といった批判的な見方もあった。指揮台で飛び上がることも厭わなかったバーンスタインの指揮は確かに”説明的”な要素があるが、それは音楽の捉え方の問題であって指揮者の(優れた)個性の発露と言うべきもので、決して表現の浅薄・深淵の問題では無いことは明らかである。 この録音が行われたのが初期STEREO録音の定着期であったこともとても興味深い。特に米国での当時のSTEREO録音は、マルチマイク、マルチトラック録音、テープ編集の手法が追求された時代であった。マルチチャンネル録音のミキシング、テープ編集は当然の技術的挑戦(利点)として行われたが、ソレはマーラーの音楽的特徴とも関連して極めて興味深い時代でもあった。 マーラーの伝記に  「マーラー 未来の同時代者」 (K. ブラウコプフ著、酒田健一訳、白水社 1974) という本がある。ドイツ語原書は1969年の刊行なので、年代的にはちょうどバーンスタインが最初のマーラー全集(10番を除く)を完成させた時期であり、続々とマーラー全集が企画・録音されるようになった時期の本である。そういうこともあってか、本書には補遺として「エレクトロニクス時代の音響監督」という一文が添えられている。 その中で、著者はマーラーが如何に演奏会場の空間的・音響的特長にこだわり、明瞭さを求め各演奏会場の特性に合わせて自作の楽譜を煩雑に書き換えていたか・・・について述べた後に、次のように記している。 <スタジオでのレコーディングは、マーラーの音楽をコンサートホールの特殊な音響条件のもたらすさまざまな危険から大幅に開放した。・・・・・・滅亡の危機に瀕する弦と支配権を独占する金管とのあいだのまさに崩れようとするかに見えるバランスは、綿密に計算されたマイクロフォンの配置とミキサーの鋭敏な操作によって支えなおすことができる・・・・・反響する遠い音と明確な近い音とのコントラストをはばむいかなる障害もここにはない・・・・・マーラーの原典版演奏の時代は到来した・・・・・マーラーの音楽が必要とするあの操作された音響空間、すなわちコンサートホールではつねにただ部分的に、しかも多大の犠牲を払ってからくも達成されるあの人工的な明確さを、難なく作り出すからである・・・> この見解は、マーラーのワンポイント・マイク録音が現れ、録音自体がlive録音にシフトしてきた現代から見れば少々楽観的に過ぎる嫌いはあるが、最初の”マーラー全集”の録音が1960年代のSTEREO録音によって行われたことは、マーラーの啓蒙にとっては非常な幸運(且つ必然)であったように私には思われる。バーンスタインのこの”説明的”な録音にはマーラーが苦心惨憺して追求した音響と音楽の心理作用の間にある相互作用が確かに聞き取れるのであって、それは寧ろ現代のコンサートlive一発録音(の安易さ?)では失われ勝ちなものでもある。勿論live録音の利点は認められてしかるべきものだが、そこにある<あるがまま>・<自然さ>を無条件で最善とし、手を加えないことを良しとする方法論が”人工的”で”作為的”なマーラーの近代的意識に対しても最適なものなのかどうかはなお考える余地が大いにある。 その意味でも、このバーンスタインによる最初のマーラー全集は、当時の「マーラー・・・そは何者ぞ?」と言った問いが熱く語られた時代の最も雄弁な証言であり、その意味・意義は今なお全く色あせていないと思う。

yk さん | 京都府 | 不明

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DG盤を採るのかSONY盤を採るのかは趣味の問...

投稿日:2020/02/14 (金)

DG盤を採るのかSONY盤を採るのかは趣味の問題です。 素人の私は月並みなようですが、録音などの総合点で前者を採りたいですが、若々しいSONY盤も捨てたものではありません。 SONY時代の。いい意味での「スタンドプレー」「いいかっこ」丸出しのバーンスタインの熱演はある意味で聴いていて爽快です。

古き良き時代 さん | 大阪府 | 不明

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人物・団体紹介

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マーラー(1860-1911)

1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の

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