マーガレット・ミッチェル

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風と共に去りぬ 第5巻 新潮文庫

マーガレット・ミッチェル

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784102091104
ISBN 10 : 4102091106
フォーマット
出版社
発行年月
2015年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
572p;16

内容詳細

スカーレットの二番目の夫フランクは敗戦後の混乱のなか殺されてしまった。周囲の批難を意に介さず、スカーレットはついにレット・バトラーと結ばれる。愛娘ボニーも生まれ、レットはことのほか溺愛するが、夫婦の心は徐々に冷え、ある事故をきっかけに二人の関係は決定的に変わってしまう。メラニーは、アシュリはどうなるのか。物語は壮大なスケールに相応しい結末を迎える。

【著者紹介】
マーガレット・ミッチェル : 1900‐1949。ジョージア州アトランタ生れ。10年を費やして執筆した唯一の長編『風と共に去りぬ』は、’36年に刊行され、ピューリッツァー賞を受賞。’39年映画化。同書は各国語に翻訳され、世界的ロングセラーとして聖書の次に読まれている。’49年8月16日自動車事故で死亡

鴻巣友季子 : 1963年、東京生れ。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ykmmr (^_^) さん

    ついに最終巻。レットと結ばれ、愛娘を授かる。最愛の人とも密かに駆け引き…。なんて、やっと幸せな日々が来るのかと思いきや…。愛娘の辛い最期。そして…はっきり言うと、物語で唯一の人格者であるメラニーが最期を迎えた。愛娘・メラニーを供養し、最愛の人への想いが『自称…』である事に気付き始める。スカーレットの強み(しなやかに自分のメンタル・立場を保つ)がここにまた出るのだが…最後は甘くなかった。レットも遂に、スカーレットの気持ちの波についていけなくなり、彼女からの離別を決める。

  • Lara さん

    スカーレット▪オハラ、17才で最初の結婚。南北戦争が始まり、戦禍に見舞われる。その後再婚。2人目の夫も失くし、製材所の経営に邁進する。3度目の結婚で、レット▪バトラーと結ばれ、愛娘を得るが、落馬事故で失くす。スカーレットは、はっきり「私が愛するのはレット」と確信するが、「二人はもう終わった」とレットは去って行く。なんとも、辛い別れ。だか、スカーレットは諦めない、「レットはきっと取り戻せる」と敗けを認めない。波瀾に富んだ人生、とは言えまだ38才。頑張れ、スカーレット!

  • びす男 さん

    周囲を振り回すスカーレットが、レットの愛をもすり切らせてしまい…という展開で完結。何とも彼女らしい■「とりあえず、なんでもあした、考えればいいのよ。あしたは、今日とは別の日だから」。失恋にも、敗戦とひもじさにも、ついに彼女は屈しなかった。振り返らない、現実しか見ない――。あっぱれとしか言いようがない■幸福と秩序は去ったのに誰もが過去に縛られ、それは旧社会を嘲笑うレットも例外ではなかった■結局、時代と対峙していたのはスカーレットとメアリー、2人の女性だけ。世界中の読者を励ましたであろう、毅然とした姿だった。

  • 優希 さん

    最終巻です。美しさと賢さを兼ね備えながら、どこまでも唯我独尊なスカーレット。愚かかもしれないと思うことも多々ありましたが、最後まで魅力的なヒロインでした。レッド・バトラーとの事故的関係変化は辛かったですが、最後には希望を見せてくれるのが良かったです。長い物語でしたが、どこまでも失うことのない何かがあった気がします。

  • 夜長月🌙新潮部 さん

    全5巻を通してみて読者の皆さんは誰に一番共感するのかとても興味があります。主人公のスカーレットは魅力的ではありますがおよそ共感できる人はいないでしょう。それぞれ癖がありますがまともな信頼できる人と言えばメラニーやバドラー、マミーでしょうか。彼ら、彼女らは時として激しくスカーレットとぶつかりますが、そこが大きな読みどころの一つでしょう。

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