マルセル・プルースト

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失われた時を求めて 1 第一篇「スワン家のほうへ1」 光文社古典新訳文庫

マルセル・プルースト

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334752125
ISBN 10 : 4334752128
フォーマット
出版社
発行年月
2010年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,470p

内容詳細

色彩感あふれる自然描写、深みと立体感に満ちた人物造型、連鎖する譬喩…深い思索と感覚的表現のみごとさで20世紀最高の文学と評される本作。第1巻では、語り手の幼年時代が夢幻的な記憶とともに語られる。豊潤な訳文で、プルーストのみずみずしい世界が甦る。

【著者紹介】
マルセル・プルースト : 1871‐1922。フランスの作家。パリ郊外オートゥイユで生まれる。パリ大学進学後は社交界へ出入りするかたわら文学に励む。三十代の初めに両親と死別、このころから本格的にエッセイやラスキンの翻訳を手がけるようになる。1912年、『失われた時を求めて』の原型ができあがり、1913年第一篇「スワン家のほうへ」を自費出版。その後もシリーズは続き、1922年第四篇「ソドムとゴモラ2」が刊行されるが、気管支炎が悪化し、全七篇の刊行を見ることなく死去

高遠弘美 : 1952年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。明治大学教授、フランス文学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 燃えつきた棒 さん

    たいした読書家でもない僕が、なぜ、先日やっと吉川一義訳の岩波文庫版を読み終えたばかりの、この作品を読もうと思ったのか? ひとつには、高遠先生が「文学こそ最高の教養である」の中で引用していた 『プルーストによって開かれた感受性と知性とを使って、自分たちが生きている世界、自分たちの人生を見直しなさい』 (アラン・ド・ボトン『プルーストによる人生改善法』) という言葉に、蒙を開かれたような気がしたからだ。 この言葉を胸において、もう一度全巻を読んでみたい。とりわけ、「見出された時」を、と思ったのだ。

  • SOHSA さん

    《kindle本》ついに禁断のプルースト沼に足を踏み入れてしまった。複数の訳者によって翻訳されており、どれにするか迷ったが、光文社古典文庫の最近の素晴らしさに惹かれて、本作でも同文庫高遠弘美訳を選択した。物語はまだ始まったばかり、すべてはまどろみの中で時を行き来するのみ。この向こうにはどのような景色が広がっているのだろうか。訳者口上のとおりに先入観を持たずに、一文一文にひたすら取り組み、味わい尽くしたい。【ガーディアン1000】

  • 市太郎 さん

    読了するのに半年近くかかってしまった。他の本と併読していたとはいえ、一冊の小説にこれだけ時間をかけたことはほとんど初めての経験。主人公の思い出からはあっさり振り落とされてしまって五里霧中の読書。まずは一回目と割り切って読了することを目的とした。冒頭部分、鐘塔の描写、そして有名な紅茶とマドレーヌ辺りが好き。何年掛かるかわからないけれど、ボチボチ読んで行こう。全巻刊行まではまだまだ時間がかかりそうなので、他訳も読んでみようかな? どの訳でもいいから一回くらいは全巻読破してみたいものだ。未熟者の浅はかな野望。

  • mii22. さん

    【ガーディアン1000】最後の数ページは私の過去の時間を呼び起こし、目の前の文章にのめりこみました。語り手の回想で、子供時代の日常のちょっとしたエピソードを思いつくまま語っていく感じですがとても読み心地がいいです。草花の匂いや川のせらぎや水の音、お茶やお菓子の香り...すべての自然描写がいきいきと鮮やかで、豊かな気持ちにさせてくれます。先のストーリーが気になってページを急ぐなんてこともなく、ゆっくりと文章を味わいながら読んでいくのが楽しいですね。まだまだ先は長いです。のんびりと最後まで読んでいきたいです。

  • SOHSA さん

    《kindle》集英社文庫版(鈴木道彦訳)を全巻読み終えたので、2周目として途中までで放置していた光文社古典新訳文庫版(高遠弘美訳)を最初から読み直すことにした。全巻読了後の再読はやはり最初の時とは印象も理解度も全く異なる。語り手である「私」と同じように過去を思い出すようにして物語を読み進めていける。登場人物の性格や色彩も既に全て知っているからこそこの第1巻での表現が正しく理解できたりもする。初回には気づかなかった多くのことにはっと気づくことも少なからずあった。(→)

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マルセル・プルースト

1871年、普仏戦争とパリ・コミューンの直後、パリ郊外に生まれた。父はパリ在住の高名な医師で、裕福な家庭で教養豊かなユダヤ系の母に愛されて育った。少年の頃から文学者を志し、文芸雑誌への寄稿も行い、24歳で文集『楽しみと日々』をアナトール・フランスの序文を付して発表する。1907年頃からパリのオスマン

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