マリオ・バルガス・リョサ

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フリアとシナリオライター

マリオ・バルガス・リョサ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784336035981
ISBN 10 : 4336035989
フォーマット
出版社
発行年月
2004年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,475p

内容詳細

天才シナリオ作家による破天荒なストーリーのラジオ劇場と、若く美しい僕の叔母さんフリアとの恋の顛末。ポップで優雅でちょっと感傷的なスラプスティック・ラブコメディ。

【著者紹介】
マリオ・バルガス=リョサ : 1936年ペルーに生まれる。17歳でサン・マルコス大学に入学し、法律と文学を学び、19歳の時に義理の叔母フリアと結婚する。57年短篇「ボスたち」で作家として本格的なデビューを飾り、62年最初の長篇『都会と犬ども』を発表。66年、アマゾン流域に取材した2冊目の長篇『緑の家』を刊行し、第1回ロムロ・ガリェゴス賞を受賞して、作家として確固たる地位を築く。ラテンアメリカを代表する作家として世界中にファンを持つ

野谷文昭 : 1948年、神奈川県生まれ。東京外国語大学大学院修士課程修了。現在立教大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    リョサが、作家になる以前の自分をモデルに小説として描いたもの。作中の「僕」は、ほぼ作者に重なりそうだ。物語は、そんな「僕」とフリア叔母さんの恋のなりゆきと、流行作家ペドロ・カマーチョの描く通俗的なラジオ・ドラマとが交互に展開するという構成。18歳の「僕」と32歳の叔母さんとの恋と結婚は、事実でなければ無理があると読者に思わせかねない設定だ。しかも、「僕」は相手を最後まで叔母さんと読んでいるのだから。「書くこと」への模索と苦闘―書くためなら、どんな体験も敢えてする―そんな若き日のリョサの姿が偲ばれる小説だ。

  • ケイ さん

    「こんなことまで書いちゃっていいの?」「いいのさ(^_-)☆」思わず、作家の目を覗き込んでる聞く私に、悪戯っぽい笑みを浮かべて答えるリョサ。「今度も、なかなか気の利いた表現が多いだろ? ここでしようと思ったことがわかったかい?」「わかる気はするけど、まだまだ読み込めない」「ははは、こっちはノーベル賞作家だからな。もう1回読んでごらん」「でも、しんどいからまたもう少ししてからね」会話は続く。「でさ、これは敢えて最後を書かないのよね?」私は読み飛ばしたかと何度も読み返した箇所があるんだけど。答えは?…。

  • えりか さん

    面白い!!キュートだ!!「ラジオドラマ」と「僕とフリアの恋の物語」が交互に展開されていく。ラジオドラマサイドのシリアス展開がグチャグチャな無秩序ぶりへと転がり落ちていってしまうところや、僕サイドの可愛らしくってロマンチックな恋物語の両方の行方が気になって気になって。楽しい。すごく好き。ラジオシナリオを読むにつれ、奇才シナリオライターの精神が徐々に怪しくなっていく過程がわかっていくところも、また面白い。可哀想なペドロカマーチョ。てんやわんやの末の最終章の切なさがまた余韻を残し、しんみりとさせてくれる。

  • seacalf さん

    年上の恋しいフリア叔母さんと愉快な仲間達パートと、鬼才のラジオ作家が織り成すかなり独創的なラジオドラマストーリーが交互に語られる。聴取者(リスナーをこう言うのね、初めて知った)の心を掴むアクの強いドラマ、筋や登場人物がミックスされて支離滅裂なカオス化していく様を楽しむのも醍醐味のひとつ。そっちのアクが強すぎて、主人公の恋愛はおままごとじみて切れ味がなくも思えるが、ほぼ作者の自伝だと思うとドラマチック。青春時代特有であるのほほんとした空気と、熱に浮かされた10代若者のドタバタした雰囲気をふんだんに味わえる。

  • のりすけたろう さん

    あぁ、、安定のバルガス・リョサ💕素直に面白かったぁー\(//∇//)\となりました。リョサの自伝的な今作、ワクワクが止まりませんでした。次は、世界終末戦争ですね✨

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