マティアス エナール

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話してあげて、戦や王さま、象の話を

マティアス エナール

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309206059
ISBN 10 : 4309206050
フォーマット
出版社
発行年月
2012年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
172p 19cm(B6)

内容詳細

イスタンブル―若き日のミケランジェロを魅了した夢の街。トルコのスルタンから、金角湾に架ける橋の設計を依頼されたミケランジェロ。アヤソフィアが輝き、薔薇とジャスミンと潮の香漂う異国の街を、橋のイメージを模索しつつ彷徨う彼が見たものは―史実を基に、芸術家の内面と愛の神秘を美しく描きだす小説。「高校生が選ぶゴンクール賞」受賞作。

【著者紹介】
マティアス エナール : 1972年生まれ。2003年の処女作La perfection du tirが二つの文学賞を受賞し、注目される。2010年発表のZoneは、リーブル・アンテール賞および12月賞を受賞した。その後、同じく2010年発表の『話してあげて、戦や王さま、象の話を』で、「高校生が選ぶゴンクール賞」を受賞

関口涼子 : 1970年東京生まれ。翻訳家、詩人。パリ在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 新地学@児童書病発動中 さん

    若き日のミケランジェロがトルコに招かれ、かの地で橋を設計することになる。ミケランジェロがトルコに行ったのは、ローマ教皇との関係がこじれていた為だった。自分の芸術や生き方を問い直す天才の姿が、エキゾチックな街の描写を交えながら鮮やかに描かれている。西洋と東洋がぶつかり合うトルコの描写に惹きつけられた。この街でヨーロッパとは異なる文化にめぐり会えたことが、ミケランジェロの芸術を深めるきっかけになったのだろう。彼を慕う詩人メシヒの胸の内が切ない。スリリングな脱出劇で幕を閉じる物語の結末が見事だった。

  • 星落秋風五丈原 さん

    まだ何者にもなっていないけれど天才という自負心はあるミケランジェロのイスタンブル訪問記。若い、若いぞミケランジェロ。

  • けろりん さん

    ビロードのように滑らかで、麝香のように深く闇の中で囁く声がある。夜の眷属、太陽の下から毟り捕られ異郷に移植された花の無惨を、永遠に大人になれぬ男たちの幻影の英雄譚を。文化・言語・宗教・人種・色彩・香り・喧騒全てが入り交じる絢爛たる混沌の港に、野心と才能に溢れた若き芸術家が降り立つ。ボスポラス海峡に壮麗なる橋を架けよとのスルタンの命に応え、生国では未だ得られぬ名声を歴史に刻むため。タイトルからは想像もつかない物語の展開。システィーナ礼拝堂を青に染める壁画を、波涛だ。と感じた時の衝撃が甦った。

  • miyu さん

    読みながら困惑した。これは若者向けのファンタジーと取るべき?レビューが書きにくい。私はミケランジェロがとても好きでかなり心酔しているからこの話に出てくる彼を虚像とも実像とも判断しかねてしんどかった。ホントだとするとむしょうに腹が立ちフィクションだとすると「こんなこと書かれると知らない人がミケを誤解するじゃないか」と心配になるわけだ。タイトルが素敵と仰るレビューアーさんが多いがフランス語直訳まんまだったのも気になる。もう少し何とかならなかったのか。このタイトルからだと夢物語としか感じられなかったのが残念だ。

  • seacalf さん

    思い出深いイスタンブールを舞台に、あのミケランジェロが主人公。心くすぐるタイトル。これは面白いに違いない。と思いきや、中身はあれあれ、つるんとした印象。北方の奴隷かというほど体臭が強くて不器量と表現されてる、かの天才が少々気の毒。美貌の詩人メシヒと対照的に描きたかったんだろうけれど、もっと才気走ったミケランジェロも見たかった。あれこれ不平を並べてしまったけれど、エキゾチックなトルコの雰囲気はふんだんに伝わってくる。タイトルはキプリングの短編集からの引用だそう。今回の読書は、『少年キム』を読む布石と思おう。

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1972年生まれ。2003年の処女作La perfection du tirが二つの文学賞を受賞し、注目される。2010年発表のZoneは、リーブル・アンテール賞および12月賞を受賞した。その後、同じく2010年発表の『話してあげて、戦や王さま、象の話を』で、「高校生が選ぶゴンクール賞」を受賞

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