フランシス・クリック 遺伝暗号を発見した男

マット・リドレー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784326750559
ISBN 10 : 4326750553
フォーマット
出版社
発行年月
2015年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20

内容詳細

ワトソンとともにDNAの二重らせんを発見し、さらには遺伝暗号まで解明したクリック。この偉大な生物学者の生涯をリドレーが描く!

【著者紹介】
マット・リドレー : 1958年英国生まれ。サイエンスライター。オックスフォード大学モードリンカレッジ卒業後、同大学院で動物学の博士号を取得。『エコノミスト』誌ほかの科学担当記者を経て、英国国際生命センター・所長、コールドスプリングハーバー研究所・客員教授等を歴任

田村浩二 : 1965年茨城県生まれ。東京大学理学部物理学科卒業後、同大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。博士(理学)。理化学研究所・研究員・米国スクリプス研究所・上級研究員等を経て、東京理科大学・教授(基礎工学部生物工学科)。生命の起源・遺伝暗号の起源を主な研究テーマにしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • まーくん さん

    1953年、J.ワトソンと共にDNAの二重らせん構造を突き止めたF.クリック。だが、彼らは遺伝に関する意味合いについて「我々が仮定した特異的塩基対が、即、遺伝物質の可能な複製機構をも示唆していることに、我々は当然気づいてる」と、思わせぶりな一文を論文に記すことだけに留めた。そしてクリックは更に研究を進め、13年後、DNAという辞書に刻まれた3文字の言葉からタンパク質を正確に作り出す”暗号表”を完成させる。その暗号は全ての生物にあまねく存在し、全ての生物がただ一つの共通祖先に辿り着くことを示していた。

  • funuu さん

    幼いフランシス・クラックは、自分が大人になる前にすべての謎が解明されてしまってらどうしようと心配していた。「心配しないで」。母親は言った。「見つけるべきものはまだたくさん残っているわよ。」天才だね。

  • roughfractus02 さん

    変異と適応はゲノム組織化装置Genome Organization Device/GODである遺伝子にも該当すると著者は言ったが(『やわらかな遺伝子』)、この動きを人物に担わせて時系列化すると伝記になる。生命と意識という「解明すべき謎」を考え続けるこの人物は、3次元トポロジーで考える傾向と事実を取捨選択して組み立てる手順を触発するような幾人かの人々や研究パートナーを頻繁に変えていく人生を辿る。こうして、変異と適応を繰り返す彼は、暗号表が36度の二重らせんの回転に変換するイメージの中に自らの思考を発見する。

  • 黒豆 さん

    1953年にワトソンとともにDNAの二重螺旋の構造を発表。そしてノーベル賞受賞、そのクリックの伝記とも言える本。クリックは既に1953年3月17日に12歳の息子への手紙にDNAの暗号、複製の仕組みを記載している。厳密に証明されるのは1970年代後半。さらにDNAの解読、セントラルドグマ、たんぱく質への研究、さらに脳の意識へと幅広い分野へと研究が広がっていった。ワトソンとの議論や周囲の研究者との関わり影響の記載はこの本ならではか?ただ文章は直訳的なのが残念。

  • Yutaka Ootani さん

    ★★★DNAの二重らせん構造を発見した「決しておとなしくしていない男」フランシス・クリックの生涯を取り上げる。彼の「数々の論文から,必要なものを取り出し,形あるものに組み上げる」特殊な能力は,常に相方という触媒が必要で,テーマや興味に応じて,相方を替えていったという。その精力的な活動はすさまじい。そしてワトソンの著者「二重らせん」をめぐるエピソードが面白い。草稿を読んだクリックは,6ページにわたる辛辣な手紙をしたため,それを読んだワトソンは「原稿のどこよりも手紙の方がずっと中傷的だ」とコメントしたとか。

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