疫神記 上 WANDERERS 竹書房文庫

マシュー・j・カービー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784801931053
ISBN 10 : 4801931057
フォーマット
出版社
発行年月
2022年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
752p;15

内容詳細

日本の天文愛好家の発見した新彗星が地球近傍を通過した翌朝、十五歳の少女ネッシーが消えた。そして姉のシャナが発見したときには、無意識状態で歩き続ける不可解な存在と化していた。話しかけても無反応。一方で、行く手を阻めば全身から高熱を発し、激しく痙攣する。鎮静剤を打とうとすれば、注射針が折れるほど皮膚は硬化していた。ネッシーが単なる夢遊病ではないことはすぐに証明される。同じ夢遊状態で現れた男が、強引に押し込まれたパトカーの車内で爆発したからだ。この映像は瞬く間に拡散する。未知の感染症、中東のバイオテロ、合衆国政府の陰謀、ミュータント…数多の憶測が飛び交い、その間にも同じ症状者が次々現れ、ネッシーのうしろで列をなしていく。表舞台に距離を置いていた感染症専門医のベンジーは、事態を洞見していた予測型AI「ブラックスワン」の導きで調査団に参加。ネッシーたちに帯同するが、手がかりすら掴めない。混乱が深まるなか、恐るべき真菌ウイルスが顕現する―。「ワシントン・ポスト」紙の年間ベストに選出されたパンデミック超大作。

【著者紹介】
チャック・ウェンディグ : 1976年生まれ。小説家、脚本家。2011年、『Double Dead』で小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ちょろこ さん

    やめられない一冊。たしかにこれは読み始めたら不思議とやめられないパンデミック小説かも。岡山県で発見された新彗星と時を同じくして発生したかのようなアメリカでの不可解な出来事。無意識下で歩き続ける夢遊病のような症状を発症した「夢遊者」が次々と増殖するかのように現れ街を行進し始めた。果たして何かの感染症の仕業なのか、感染症専門医が調査にのりだすという展開。夢遊者排除への社会の動き、コウモリとの関係は、予測型AIからのメッセージの意味するものとは…多方面からの夢遊者の注目にこちらも目が離せない。しかし、長い!

  • Bugsy Malone さん

    新彗星が地球の近傍を通過した翌朝、1人の少女が消えた。その後彼女は無意識状態で歩き続けている所を発見され、更に同じ症状の人々が次々と彼女に合流してい行く。彗星がもたらした感染症なのか、それともバイオテロもしくはどこかの陰謀なのか。上巻751頁、最後まで解明の糸口さえ見当たらない。それでも読んでしまう。しかもあっという間に。下巻にはどんな結末が待っているやら。

  • ヘラジカ さん

    ここまでのページターナーに出会うのは久しぶりだ。上巻は謂わば黙示録に至る道を丹念に描いているのだが、切り替わる視点と場面も分かりやすく、主要な人物もあまり一気に登場させていないので、疲労感を覚えることなくずっと読み続けることが出来る。巻を措く能わず。流石はワシントン・ポストがテッド・チャンの『息吹』やアトウッドの『誓願』と一緒に年間ベストに選出しているだけある。感想は下巻へ。

  • 東谷くまみ さん

    年末にワシントン・ポスト紙年間ベストに選出されたという記事を読んで予約したものの上巻だけで700ページ😱日本人の発見した新彗星が地球を通過した翌朝、アメリカでは無意識で歩き続ける「夢遊者」と呼ばれる人達が次々と現れ始める。彼らの行く手を阻めば高熱と痙攣をおこし、ついには爆発する…病気なのかテロなのか。恐怖や不安が分断を進ませる中、新たな真菌ウィルスが発見される―終盤点と点が繋がりかけるけど最後の一文で……は?ハテナで頭の中がいっぱい笑。AIってそんなことできるの?それともそっち系?先が気になる!下巻へ。

  • ぐうぐう さん

    新型コロナウイルスによる世界規模の感染が現実になった今、パンデミックを扱う小説は旗色が悪くなっている。現実の後追いになる読書体験は、やはり分が悪い。とはいえ本作は、2019年に発表されており、つまり新型コロナが世界を襲う直前に描かれているということ。そのタイミングに予言めいたものを感じないわけではないが、読み進めていくと、これがいわゆるパンデミックものの、どのイメージとも異なることが嫌がうえにもわかってくる。まるで異様なのだ。(つづく)

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