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ISBN 10 : 4152091312
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哲学は、机上の空論では断じてない。金融危機、経済格差、テロ、戦後補償といった、現代世界を覆う無数の困難の奥には、つねにこうした哲学・倫理の問題が潜んでいる。この問題に向き合うことなしには、よい社会をつくり、そこで生きることはできない。アリストテレス、ロック、カント、ベンサム、ミル、ロールズ、そしてノージックといった古今の哲学者たちは、これらにどう取り組んだのだろう。彼らの考えを吟味することで、見えてくるものがきっとあるはずだ。ハーバード大学史上空前の履修者数を記録しつづける、超人気講義「Justice(正義)」をもとにした全米ベストセラー、待望の邦訳。
目次 : 第1章 正しいことをする/ 第2章 最大幸福原理―功利主義/ 第3章 私は私のものか?―リバタリアニズム(自由至上主義)/ 第4章 雇われ助っ人―市場と倫理/ 第5章 重要なのは動機―イマヌエル・カント/ 第6章 平等をめぐる議論―ジョン・ロールズ/ 第7章 アフォーマティブ・アクションをめぐる論争/ 第8章 誰が何に値するか?―アリストテレス/ 第9章 たがいに負うものは何か?―忠誠のジレンマ/ 第10章 正義と共通善
【著者紹介】
マイケル・サンデル : 1953年生まれ。ハーバード大学教授。ブランダイス大学を卒業後、オックスフォード大学にて博士号取得。専門は政治哲学。2002年から2005年にかけて大統領生命倫理評議会委員を務める。1980年代のリベラル=コミュニタリアン論争で脚光を浴びて以来、コミュニタリアニズムの代表的論者として知られる。類まれなる講義の名手としても著名で、中でもハーバード大学の学部科目「Justice(正義)」は、延べ14,000人を超す履修者数を記録。あまりの人気ぶりに、同大は建学以来初めて講義を一般公開することを決定、その模様はPBSで放送された
鬼沢忍 : 翻訳家。1963年生まれ。成城大学経済学部経営学科卒。埼玉大学大学院文化科学研究科修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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投稿日:2021/04/10 (土)
投稿日:2021/04/09 (金)
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Creator:望月ハルヒ
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