CD 輸入盤

交響曲第2番 カルロス&エーリッヒ・クライバー 

ボロディン (1833-1887)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
93116
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Germany
フォーマット
:
CD

商品説明

父子対決!
カルロス&エーリッヒ・クライバー / ボロディン第2交響曲
カルロスのほうは1972年のステレオ録音。作品の民俗的要素には目もくれず、ひたすらシンフォニックに演奏した個性的名演。
 カルロスが煽りに煽るダイナミックなこの演奏、俊敏というほかないキビキビとしたリズム感と猛烈な勢いで突き進む音楽の迫力はまさにこの人ならでは。
 指揮者の解釈にもオーケストラの響き具合にもロシア的要素は希薄ですが、この際、そんなことはどうでもよいと言いたくなる音楽の潔さが何よりの魅力です。
 ちなみにこの演奏 以前、正規盤がドイツのMEDIAPHON(メディアフォン)からリリースされていましたが、カップリングがラインスドルフの『火の鳥』というあたりが意味不明で、しかもすでに3年前に廃盤になっていたということもあり、今回のヘンスラーからの登場は大いに歓迎されるところです。

 組み合わせのエーリッヒの演奏は、1947年にNBC交響楽団に客演した際のライヴ録音で、音のせいか雰囲気こそ重厚ですが、アーティキュレーションやアゴーギク、リズム処理などカルロスとよく似ています。
 父エーリッヒの絶大な影響を受け、レパートリー選択だけでなく、楽譜への書き込みなども研究していたといわれるカルロスですが、この作品などその最たる例といえるのではないでしょうか。
 なにしろこの作品はドイツ人指揮者がほとんどとりあげないことで有名で(ザンデルリングのような特殊例を除いて)、それをまだコンサート・キャリアの乏しかった42歳のクライバーがとりあげているのはやはり父エーリッヒの影響としか考えられません。しかも解釈にも影響があらわれているのです。もちろん、カルロスの演奏のほうがよりスポーティで、エーリッヒが重厚という差はありますが、基本解釈が相似形であることは間違いのないところです。何はともあれ非常に興味深いディスクの登場といえるでしょう。


■ボロディン:交響曲第2番ロ短調
第1楽章:Allegro
第2楽章:Scherzo: Prestissimo - Trio: Allegretto
第3楽章:Andante
第4楽章:Finale: Allegro
カルロス・クライバー(指揮)シュトゥットガルト放送交響楽団
1972年、シュトゥットガルト、SDR放送スタジオでのステレオ録音

■ボロディン:交響曲第2番ロ短調
第1楽章:Allegro
第2楽章:Scherzo: Prestissimo - Trio: Allegretto
第3楽章:Andante
第4楽章:Finale: Allegro
エーリッヒ・クライバー(指揮)NBC交響楽団
1947年12月20日、ニューヨークでのモノラル録音(ライヴ)

収録曲   

クラシック曲目

すべての収録曲を見る

  • Alexander Borodin (1833 - 1887)
    Symphony no 2 in B minor
    演奏者 :

    指揮者 :
    Kleiber, Erich
    楽団  :
    NBC Symphony Orchestra
    • 時代 : Romantic
    • 形式 : Symphony
    • 作曲/編集場所 : 1869-1876, Russia
    • 言語 :
    • 時間 : 27:16
    • 録音場所 : 12/20/1947, New York City [Live]
  • Alexander Borodin (1833 - 1887)
    Symphony no 2 in B minor
    演奏者 :

    指揮者 :

    楽団  :

    • 時代 : Romantic
    • 形式 : Symphony
    • 作曲/編集場所 : 1869-1876, Russia
    • 言語 :
    • 時間 : 25:43
    • 録音場所 : 12/12/1972, Stuttgart, West Germany [Live]

総合評価

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
6
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
クライバー親子が振ったボロディンの交響曲...

投稿日:2017/12/28 (木)

クライバー親子が振ったボロディンの交響曲第2番を集めたという変わり種の一枚です。 前半は息子、カルロス・クライバーが1972年に、シュトゥットガルト放送交響楽団を指揮して録音された物が収録されています。 スタジオ録音ながら明朗快活で速いテンポのキレの良さとふっと出てくる繊細さが同居したこの演奏はこの曲の名盤と言えるでしょう。 父、エーリッヒ・クライバーは1947年にNBC交響楽団を振って録音されたライブです。 トスカニーニに鍛えられただけありオケは大変に上手く、またこの演奏も息子の演奏に劣らない程立派な演奏ですが、やはり個人的にはカルロスの演奏の方が曲にあった解釈だと思いました。 ライブだけあり演奏収録後に拍手が入ります。 カルロスの録音はかつてANFソフトとという怪しげなレーベルから出ていてキンキンする音質でしたが今回のヘンスラー盤は音質は大変聴きやすい。 エーリッヒの物も年代を考えたらそう言えるでしょう。 私が持っている盤はヘンスラー盤リリース後にキングレコードが日本後解説を付けて発売したいわゆる輸入盤国内仕様。 許光俊氏の解説で、特にこれが要らないというなら、ヘンスラー盤を買う方が安くつくのではと思います

レインボー さん | 不明 | 不明

2
★
★
★
★
★
カルロスも良いが、エーリッヒが実に素晴ら...

投稿日:2009/09/25 (金)

カルロスも良いが、エーリッヒが実に素晴らしい。 NBCの実力をライブで十分に引き出し、堂々たる名演である。録音の古さを超えている。

くじら さん | 東京都 | 不明

0
★
★
★
★
★
旋律が力強くうねり聞き手を興奮させたかと...

投稿日:2006/10/03 (火)

旋律が力強くうねり聞き手を興奮させたかと思うと、弱音部は驚くほど繊細、柔和。このメリハリの利かせ方がまさにC.クライバー。ボロディンの2番は濃くやると失敗する曲だと思いますが、力業で乗り越えた感じです。

シアリル さん | 金沢市 | 不明

1

ボロディン (1833-1887)に関連するトピックス

交響曲 に関連する商品情報

おすすめの商品

この商品が登録されてる公開中の欲しい物リスト