DVD

2002 小澤征爾 歓喜の歌 サイトウ・キネン・オーケストラ/指揮:小澤征爾

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
UCBP1036
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
DVD

商品説明

小澤征爾の第九
「こんなに美しいアダージョは、はじめてだよ・・・・・・。」
暑かった今年の夏も去り、フェスティバルの興奮もようやくおさまりつつある9月の半ば、早々と仕上がった《第九》ライヴのマスター・テープを、小澤征爾は真剣かつ厳しい表情で聴いていた。《第九》交響曲は4つの楽章から構成されており、中でも第3楽章は天国の調べのような牧歌的な雰囲気を持った大変美しい曲だ。その第3楽章にさしかかると、「アダージョがこんなに美しく演奏できたのは、世界中のオーケストラと演奏してきたが、今度がはじめてだ。棒振りにとって、実はものすごく難しい楽章なんだよ。」と、小澤が精魂こめて仲間と作りあげてきたサイトウ・キネン・オーケストラ(SKO)の演奏に、とても満足げに語ったのが印象的だった。
 小澤征爾は様々な舞台で、色々な国のオーケストラと、名曲《第九》交響曲を演奏してきた。小澤の指揮者としての歴史の中には、何と言っても衛星中継で5大陸の合唱団が同時に歌った長野オリンピックでの《歓喜の歌》演奏があるし、まだ文化交流がさかんではなかった1979年に生まれ故郷・中国で演奏した思い出深い《第九》コンサートもあったし、「小澤征爾《第九》を振る」という特別番組で第九の練習風景などのドキュメントがテレビで流されたこともある(TBS)。そのくらい、様々なシチュエイションでの《第九》をたくさん経験してきた。実際、書籍の中でも小澤は「(第九は)非常に大事な曲だと思っている」とこの名曲に対する深い思い入れを垣間見せている。
 そういう、様々なオーケストラと数多く《第九》演奏を経験してきた小澤征爾が、今まででもっとも美しいと自ら語った第3楽章。オーボエ(宮本文昭氏)やクラリネット(カール・ライスター氏)など世界のトップ・クラスの首席奏者で構成された木管セクションが天上的なハーモニーと美しいメロディを紡ぎ出す――ホルン(ラデク・バボラク氏)のソロは特に愁眉!小澤征爾も最近ベルリン・フィルに入った天才バボラクの腕は非常に高く評価している。そして、SKOが世界に誇る弦の美しさは、実に見事で美しい歌に満ち溢れていた。小澤征爾は、SKOはオーケストラの「後ろからもサウンドが押し寄せてくる」と言う。舞台の端にいくほど、音や技術が貧相になるオーケストラもあるが、SKOは全員の演奏技術が優れているから、オーケストラの隅の隅まで豊かな音が存在し、サウンドはより一層充実した響きとなって観客に向かって前進するのだ。美しく充実したサウンドに支えられた《第九》のCDがもうじき私たちの手元に届く。第4楽章の歓喜が溢れる感動的なハーモニー、そして第3楽章の流麗なサウンドは天上のハーモニーとなって耳に響くであろう。(H.Sato/WINTEROZAWA実行委員会)
年の暮れには、日本人は《第九》
――年末の風物詩となった《第九》、今年はあなたも体験してみませんか?一年を振りかえって感謝の心と新しい年明けへの勇気と希望が湧き上がる……そんな不思議な力をもっているのが、名曲《第九》交響曲です。
 11月、12月になると、あちこちのコンサートホールで《第九》演奏会が催されます。この現象は、日本が最も著しい傾向にあり、実に100回以上もの公演が年末だけで各地で催されているのです。なぜ年の瀬になると、日本では《第九》を聞くのでしょうか。明確な答えはありませんが、恐らく《第九》が新しい年への希望と喜びを感じられる、一年の締めくくりに相応しい曲であること、生活の節目や区切りを大切にする日本人の心情にぴったりハマったことなどがあげられるでしょう。もともとはドイツ・ライプツィヒで戦後の厳しい生活の中、人々が自由の尊さと希望をもつように1918年に演奏されたのがきっかけであるといわれています。

内容詳細

サイトウ・キネン・フェスティバル史上空前の盛大なスタンディング・オヴェーションを巻き起こした「第9」。小澤&サイトウ・キネン・オーケストラの記念碑的な感動のライヴ映像だ。(CDジャーナル データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
☆

4.0

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
1
★
★
★
☆
☆
 
1
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
☆
まあいわゆる普通の「第九」です。小澤は大...

投稿日:2003/09/23 (火)

まあいわゆる普通の「第九」です。小澤は大好きだけどこの演奏ではそんなに「感動」はしなかった。でもライスターにバボラクに工藤さんに宮本さん等々。こんなメンツはサイトウキネン以外には考えられません。

元アマオケマン さん | 東京都 | 不明

0
★
★
★
★
★
最高!! 小澤征爾の第九は、迫力満点。ベ...

投稿日:2002/12/21 (土)

最高!! 小澤征爾の第九は、迫力満点。ベートーヴェンも喜んでいるのではないかと思われるような魂のこもった演奏。第4楽章の有名なコーラスの部分で、小澤がこぶしを作って指揮するところは鳥肌が立つほど感動した。

Dream。 さん | 横浜 | 不明

1
★
★
★
☆
☆
CDよりDVDのほうがこの演奏はおもしろ...

投稿日:2002/12/10 (火)

CDよりDVDのほうがこの演奏はおもしろい。CDではいろんな疑問があったことが映像を見ていると解決できることがあるものです。

ぬー さん | 東京都 | 不明

0

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

プロフィール詳細へ

ベートーヴェン(1770-1827)に関連するトピックス

交響曲 に関連する商品情報

おすすめの商品