CD

Sym, 3, 9, : Karajan / Bpo Grummer Hoffgen Haefliger Frick (1953, 1957)

Beethoven (1770-1827)

User Review :4.5
(3)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
KKC5990
Number of Discs
:
2
Format
:
CD

Product Description


カラヤン&ベルリン・フィル・ライヴ
ドイチュラントラジオ・クルトゥーア・シリーズ


【1950年代はカラヤンの黄金時代】
戦前・戦中・戦後のさまざまな困難をなんとか乗り越え、持てる力をフルに発揮できるようになった1950年代のカラヤンの実力は驚くべきものでした。
 1953年、久しぶりにベルリン・フィルに客演した際の『英雄』での強靭な演奏を聴くと、カラヤンが揺るぎのないヴィジョンを楽員に明確に示してまとめあげていたことがうかがえます。『英雄』はカラヤンの得意曲だけに数多くの録音が存在しますが、きっぱりとした飾り気の無さ、各パートがせめぎ合うかのような緊迫感の凄さはこれが一番。
 戦時中は、周辺環境もあってかロマン的なスタイルの演奏に傾斜することもあったカラヤンですが、戦後は鮮やかなサウンドによる力強く均整の取れた本来の演奏を志向するようになります。
 この『英雄』の頃のカラヤンは、フルトヴェングラーによって、ベルリン・フィル、ウィーン・フィル、ザルツブルク音楽祭から締めだされていたこともあってか、ここでの激しさにはまるでカラヤンによる抗議声明の趣すらあります。
 実際、ベルリン・フィル側はフルトヴェングラーに対して何度もカラヤンを客演させるように手紙で申し入れていたものの、フルトヴェングラーの返信は、カラヤン以外の、より一般的な指揮者の客演を増やすように要請するもので、しかも自分は作曲に集中したいので指揮回数を増やすことはできないという内容であり、だいぶ前からチェリビダッケの指揮回数も減らされてチケット売上が振るわなくなっていたベルリン・フィルにとっては困った状況になっていたのです。
 そうした背景もあってか、ここでのベルリン・フィルはカラヤンの意気に応えたパワフルな演奏を聴かせていて実に見事。ティタニア・パラストの生々しい響きも演奏の傾向に輪をかけます。
 組み合わせの第9は、それから4年を経たベルリン・フィル創立75周年記念演奏会でのライヴ録音。当時の本拠地であるベルリン高等音楽院大ホールで収録されたもので、大編成での記念公演ということもあって、完成度の高さも追求されており、録音の傾向も含めて『英雄』のようなピリピリした感じはありませんが、声楽陣のリハーサルも巧みだったカラヤンだけに、仕上がりの質の高さはかなりのものです。

●ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調Op.55『英雄』
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)

録音時期:1953年9月8日(モノラル)
録音場所:ティタニア・パラスト(ライヴ)


●ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調Op.125『合唱つき』
エリーザベト・グリュンマー(S)
マルガ・へフゲン(A)
エルンスト・へフリガー(T)
ゴットロープ・フリック(Bs)
聖ヘトヴィヒ大聖堂合唱団
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)

録音時期:1957年4月25日(モノラル)
録音場所:ベルリン高等音楽院(現ベルリン芸術大学)大ホール(ライヴ)


 年表(1969年まで)

1908 1909 1910 1911 1912 1913 1914 1915 1916 1917 1918 1919 1920 1921 1922 1923 1924 1925 1926 1927 1928 1929 1930 1931 1932 1933 1934 1935 1936 1937 1938 1939 1940 1941 1942 1943 1944 1945 1946 1947 1948 1949 1950 1951 1952 1953 1954 1955 1956 1957 1958 1959 1960 1961 1962 1963 1964 1965 1966 1967 1968 1969
 1908年/明治41年 (0歳)

ザルツブルク
◆4月5日、オーストリア=ハンガリー帝国、オーストリア公国、ザルツブルク(人口約5万5千人、標高424m、高地ドイツ語ではサルツブルク)でカトリックの家庭に誕生。出生名は「ヘリベルト・リッター・フォン・カラヤン」。18世紀に貴族の称号を得た家系でしたが、1919年、オーストリア=ハンガリー帝国が敗戦により崩壊し、オーストリア共和国に移行したことで貴族制が法的に廃止されたため、カラヤンの本名も「ヘリベルト・カラヤン」となっています。また、1930年代以降は「ヘルベルト・フォン・カラヤン」と名乗っています。


家族

◆父:エルンスト・テオドール・エマヌエル・フォン・カラヤン [1868-1951]
ウィーン出身。医学を学んで甲状腺腫治療の専門家となり、ザルツブルクで聖ヨハン病院の上級医師となったのち、ザルツブルク州政府の公衆衛生局長に就任。クラリネットを演奏する音楽愛好家でもありました。
◆母:マルタ・フォン・カラヤン [1881-1954]
グラーツ出身。母マルタの父ミハエル・コスマチュ[1839-1885]はモイストラナ(当時オーストリア帝国領、現在スロヴェニア領)生まれのグラーツの公務員。
◆兄:ヴォルフガング・フォン・カラヤン [1906-1987]
少年時代にピアノとヴァイオリンを学び、のちにオルガン演奏と製作の両面で活動。妻のヘディ(ヘトヴィヒ)、ハンス・アンドレーエ(指揮者フォルクマールの息子)と3台の小型オルガンによる「アンサンブル・ヴォルフガング・フォン・カラヤン」を結成し、各地で演奏。


先祖

◆高祖父:ゲオルク・ヨハネス・フォン・カラヤン [1743-1813]
出身地のコザニは、オスマン帝国時代の16世紀にギリシャ正教の巡礼者によってつくられたマケドニア西部の標高約700mの山間の町。17世紀から18世紀にかけて中欧との通商により栄え、高祖父もそうしたコザニ商人の1人でした。高祖父はコザニの北北東約1,400kmに位置するザクセン選帝侯領ケムニッツに移住し、綿花商を営んでザクセン繊維産業の発展に貢献。
  1792年6月1日、神聖ローマ帝国貴族の称号を授与され、ゲオルギオス・イオアネス・カラヤニス(ギリシャ語:イェオリオス・イオアニス・カラヤニス)は、ゲオルク・ヨハネス・フォン・カラヤンと改名。1801年に41歳若いコンスタンティノープル生まれのギリシャ正教徒ゾイ・ドムナンド[1784-1863]と北イタリアのトリエステ(当時は神聖ローマ帝国)で結婚し、ウィーンに移住。子供は6人。
◆曾祖父:テオドール・ゲオルク・リッター・フォン・カラヤン [1810-1873]
ウィーン出身(当時オーストリア帝国首都)。ウィーン大学で哲学を学んだ後、オーストリア帝国官吏となり、宮廷公文書館、宮廷図書館に勤務。親と同じギリシャ正教徒でしたが、職務制限などからローマ・カトリックに改宗。以後、カラヤン家はローマ・カトリックを信仰。1832年にウィーン生まれのユリアナ・フォッゲンフーバー[1808-1889]とウィーンで結婚。1833年から1841年にかけて5人子供をもうけています。歴史研究、比較言語学の功績により、1848年に帝国学術アカデミー会員、1851年に同アカデミー副会長、1866年に同アカデミー会長に選出。1867年にはオーストリア貴族院の終身議員に叙せられています。
  1869年7月11日、オーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ1世よりレオポルト騎士団の騎士十字勲章を授与されたことで、オーストリア=ハンガリー帝国の世襲騎士、テオドール・ゲオルク・リッター・フォン・カラヤンとなります。
◆祖父:ルートヴィヒ・アントン・フォン・カラヤン [1835-1906]
ウィーン出身(当時オーストリア帝国首都)。医学博士。ニーダーエスターライヒ州知事顧問および医務官。1860年にウィーン生まれのユリアナ・フォン・ラインドル[1837-1912]とウィーンで結婚。子供は4人。
  祖父の兄、マクシミリアン・テオドール・リッター・フォン・カラヤン[1833-1914]は古典文献学者。グラーツ大学で48年間古典文献学を教え、その間、音楽学者のフリードリヒ・フォン・ハウゼッガー[1837-1899](指揮者ジークムントの父)と共にグラーツ歌唱協会を設立。
  なお、祖父ルートヴィヒが23歳だった1858年にウィーンの市壁の撤去が開始され、以後、リング通り建設とともに市域が拡大していきます。


 1909年/明治42年 (0〜1歳)

ザルツブルク
◆父がオペラに連れて行き、マイスタージンガー前奏曲と第1幕冒頭3分のみ見せています。
 1910年/明治43年 (1〜2歳)

ザルツブルク
◆兄ヴォルフガングのピアノのレッスンが始まり、カラヤンもピアノに接するようになります。
 1911年/明治44年 (2〜3歳)

ザルツブルク
◆ピアノのレッスンを開始。教師はフランツ・レトヴィンカ[1883-1972]。
 1912年/明治45年(〜7月30日)大正元年(7月30日〜) (3〜4歳)

ザルツブルク
◆ピアノのレッスンを継続。
◆初めてのピアノの公開演奏。モーツァルトのロンドを演奏。慈善団体によるレストランでの公演。
 1913年/大正2年 (4〜5歳)

ザルツブルク
◆ピアノのレッスンを継続。
 1914年/大正3年 (5〜6歳)

ザルツブルク
◆ピアノのレッスンを継続。
◆両親は戦火を恐れて息子2人をシュタイアーマルクの叔母に預けますが、戦場が遠かったため、すぐにザルツブルクに戻しています。
社会
◆7月28日、オーストリア=ハンガリー帝国がセルビア王国に宣戦布告し、第1次大戦が開戦。
 1915年/大正4年 (6〜7歳)

ザルツブルク
◆ヴュルツブルク市立劇場がザルツブルク市立劇場でワルキューレを上演。カラヤン少年は感銘を受け、指揮者のアルテンブルク教授に会いに行っています。
 1916年/大正5年 (7〜8歳)

ザルツブルク
◆モーツァルテウム音楽院に入学。和声をフランツ・ザウアー[1894-1962]、作曲と室内楽を院長のベルンハルト・パウムガルトナー、ピアノを旧知のレトヴィンカに師事。
 1917年/大正6年 (8〜9歳)

ザルツブルク
◆モーツァルテウム音楽院在学。
◆1月27日、モーツァルテウム音楽院で初のピアノ・リサイタルを開催。
 1918年/大正7年 (9〜10歳)

ザルツブルク
◆1月26日、モーツァルト記念公演。モーツァルト:幻想曲K397。
◆モーツァルテウム音楽院卒業。
◆アカデミシェス・ギムナジウム入学。
◆6月22日、モーツァルテウム・コンサート。ベートーヴェン:ロンド Op.51-1。
社会
◆10月、ヴィットリオ・ヴェネトの戦いでオーストリア=ハンガリー側(兵力:約80万人)がイタリア側(兵力:約110万人)に惨敗。オーストリア側死傷者約9万人、捕虜約42万6千人に対し、イタリア側死傷者・行方不明者約3万6千人。
◆11月、オーストリア=ハンガリー帝国とイタリア王国の休戦協定を経て、皇帝カール1世が事実上の退位となり帝国が崩壊。オーストリアは共和政に移行。
 1919年/大正8年 (10〜11歳)

ザルツブルク
◆アカデミシェス・ギムナジウム在学。
◆1月26日、カラヤン(P)、パウムガルトナー指揮モーツァルテウム管弦楽団。モーツァルト:ロンドK.382。
◆4月3日、オーストリア共和国の新法により、貴族、騎士団、貴婦人団と、その称号および爵位が廃止。これにより、カラヤンの本名からリッター(騎士)とフォン(貴族称号)が削除。ヘリベルト・カラヤンに。
 1920年/大正9年 (11〜12歳)

ザルツブルク
◆アカデミシェス・ギムナジウム在学。
◆4月14日、モーツァルテウムでリストのコンソラシオンを演奏。
 1921年/大正10年 (12〜13歳)

ザルツブルク
◆アカデミシェス・ギムナジウム在学。
 1922年/大正11年 (13〜14歳)

ザルツブルク
◆アカデミシェス・ギムナジウム在学。
◆4月9日、パウムガルトナー指揮モーツァルテウム管弦楽団と共演。
ロンドン
◆夏の3か月間、インフレ率1,426%のオーストリアを離れて、インフレ率-13.85%のイギリスに兄ヴォルフガングと共に渡り、英語の勉強をして英会話を勉強。ハイパーインフレをかわしながら外貨換金で差益を得た可能性もあります。
 1923年/大正12年 (14〜15歳)

ザルツブルク
◆アカデミシェス・ギムナジウム在学。
 1924年/大正13年 (15〜16歳)

ザルツブルク
◆アカデミシェス・ギムナジウム在学。
◆2月6日、レクチャー・コンサート。ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番。
 1925年/大正14年 (16〜17歳)

ザルツブルク
◆アカデミシェス・ギムナジウム在学。
◆3月5日、カラヤン(P)、パウムガルトナー指揮モーツァルテウム管弦楽団。リスト:ピアノ協1番。
◆10月10日、ノルベルト・ホフマン(Vn)、カラヤン(P)。コレッリ:ラ・フォリア。
◆12月17日、ヨーゼフ・シュマルヴィーザー(Vn)、カラヤン(P)。フランク:ヴァイオリン・ソナタ、ヴラディゲロフ:2つの小品。
 1926年/大正15年(〜12月26日)昭和元年(12月26日〜) (17〜18歳)

ザルツブルク
◆3月、アカデミシェス・ギムナジウムの卒業試験に合格し、マトゥーラ(≒アビトゥーア)を取得。
◆5月12日、カラヤン(P)、ミュラー指揮モーツァルテウム管弦楽団。リスト:ピアノ協1番。
◆6月25日、カラヤン(P)、パウムガルトナー指揮モーツァルテウム管弦楽団。ヴラディゲロフ:ピアノ協。
ウィーン
◆ウィーンに転居。当時の人口は約180万人で市街地標高は約170m。ドナウ川流域のカトリック地帯に位置。
◆ウィーン音楽アカデミー入学。本格的にピアノを学び始めますが、指導教授だったホフマンから指揮者への転向を示唆され、ウィーン・フィルの理事でもあるアレクサンダー・ヴンデラー指揮科教授より指導。
◆兄ヴォルフガングのいるウィーン工科大学にも入学。
 1927年/昭和2年 (18〜19歳)

ウィーン
◆ウィーン音楽アカデミー在学。
ザルツブルク
◆5月22日、フルトヴェングラー指揮ベルリン・フィル・ツアーのザルツブルク公演(マイスタージンガー前奏曲、ベートーヴェン3番、ティル、ハンガリー舞曲第1、3、10番)を鑑賞。
◆8月28日、VPO。フィデリオ。フランツ・シャルクの練習指揮者として指揮。ザルツブルク音楽祭初参加。1925年に開場した祝祭劇場(1,324席の)で上演。この「初代」祝祭劇場」は、1960年に2,179席の「祝祭新劇場(1963年に祝祭大劇場と改名)」が開場すると、大ホールでありながら「祝祭小劇場」と改名。46年後、モーツァルト・イヤーの2006年には1,495席に改築して「モーツァルトのための劇場」と改名。
 1928年/昭和3年 (19〜20歳)

ウィーン
◆12月17日、ウィーン音楽アカデミー管弦楽団。ウィリアム・テル序曲。
◆ウィーン音楽アカデミー在学中は、ウィーン国立歌劇場の天井桟敷に日参。膨大な数のオペラを鑑賞。

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 1929年/昭和4年 (20〜21歳)

契約
◆1月、モーツァルテウム管弦楽団と契約。リハーサル後には当時カラヤンが入手して間もないハーレーダビッドソンのバイクを楽員たちに披露。
ザルツブルク
◆1月22日、モーツァルテウム管弦楽団。チャイコフスキー5番、モーツァルト:ピアノ協23番、ドン・ファン。プロ・デビュー。
契約
◆ウルム市立劇場支配人のエルヴィン・ディートリヒが第2楽長を探しにザルツブルクを訪れ、カラヤンと話し合って採用を決め、まず3月2日のフィガロの結婚の指揮について打診。カラヤンはオペラ全曲を指揮したことがないことを説明したうえで了承。実際の上演を無事に終えたあとに契約を発表。
ウルム
◆南ドイツ、ドナウ川流域のカトリック地帯に位置するウルム(人口約5万5千人、標高478m)は、高さ約161メートルの巨大なウルム大聖堂が有名な都市。多くのゴシック建築大聖堂と同じくウルムの大聖堂も、温暖化によりヨーロッパ経済が栄えた中世に建設が開始。
◆1月末、ウルムに転居。ウルム市立劇場は舞台幅6メートルほどの小劇場で座席数は500ほど。ドイツに多くみられた複合劇場で、カラヤンが契約した翌シーズンの劇場内での上演比率は、演劇が49%。オペレッタが約36%、オペラが約15%と、演劇部門が最大。
◆オーケストラ楽団員は23〜32名で、不足する場合は地元の軍楽隊などから手配。合唱団員はアマチュアで12〜20名という小さな規模。劇場未経験者だったカラヤンの月額報酬は80ライヒスマルクで楽団員の3分の1ほど。
◆指揮者は、27歳の第1楽長オットー・シュルマン[1902-1989]、38歳のオペレッタ監督オイゲン・ネフ[1891-1959]など。シュルマンもカラヤンも、指揮のほかにコレペティトアの仕事も同時にこなし、合唱のリハーサルから個々の歌手の練習、舞台演出や照明、舞台装置製作の手伝い、そして時には舞台上で端役演技もするなどなんでも担当。この劇場での5年ほどの経験はカラヤンの各種スキルを大幅にアップし、数多くの作品を上演した中でも、繰り返しとりあげたオペラについては、得意レパートリーとして体得。
◆3月2、4、10、15、17日、ウルム市立劇場。フィガロの結婚。
◆3月17日、ウルム市立管。モーツァルト・マチネ(ピアノ協20番や歌曲、アイネ・クライネで構成)にピアノで参加。
◆3月18、25、31日、ウルム市立劇場。バグパイプ吹きシュヴァンダ、フィガロの結婚。


ザルツブルク
◆4月19日、ザルツブルク市立劇場(約700席)。サロメ。


◆モーツァルテウム音楽院の指揮科夏期講習で受講者を指導。
ウィーン
◆5月、トスカニーニとスカラ座のウィーン公演(ルチア、ファルスタッフなど)を鑑賞。
ザルツブルク
◆6月27日、ザルツブルク市立劇場。ロルツィング:刀鍛冶。
ウルム
◆10月9、14、18、20、22、26日、11月24日、12月3、7、12、16、20、22、28日、ウルム市立劇場。リゴレット、マルタ、カヴァレリア・ルスティカーナ。
社会
◆10月、世界恐慌の始まり。1930年代なかばまで影響が継続。

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 1930年/昭和5年 (21〜22歳)

ウルム
◆2月8日、3月4、7、11、14、18、20、21、23、27日、ウルム市立劇場。カヴァレリア・ルスティカーナ、ドン・ジョヴァンニ、バグパイプ吹きシュヴァンダ。
ザルツブルク
◆6月6日、カヴァレリア・ルスティカーナ、R.シュトラウス:ヨーゼフ伝説。
◆7月、ニューヨーク・フィルのザルツブルク公演を鑑賞。
バイロイト
◆7月、トスカニーニのバイロイト・デビュー公演を鑑賞。
ウィーン
◆7月22日、ウィーン交響楽団の野外演奏会で指揮。
ザルツブルク
◆7月23日、ザルツブルク市立劇場。トスカ。
◆8月19日、モーツァルテウム管。庭園コンサートにピアノで参加。
ウルム
◆9月30日、10月3、9、12、13、20日、11月1、7、9、11、15、27、28、30日、12月25日、ウルム市立劇場。セビリアの理髪師、カルメン、ボエーム。
◆12月31日、ウルム市立劇場。ワルツやモーツァルト作品によるジルヴェスターコンサート。第1楽長シュルマンと共に指揮。

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 1931年/昭和6年 (22〜23歳)

ウルム
◆1月2、22、26、30日、2月2日、ウルム市立劇場。ボエーム、ドン・パスクワーレ。
◆3月1日、ウルム市立劇場管。オーケストラ・コンサート。第1楽長シュルマンと共に指揮。
◆3月5、10、20日、ウルム市立劇場。低地。
クラーゲンフルト
◆4月16日、ウルム市立劇場引越公演。低地。ウルムの南東約380kmに位置するオーストリアの都市。スロヴェニアの近くでスロヴェニア語ではチェロヴェチ。
ザルツブルク
◆7月22日、モーツァルテウム管、ロートン。シューマン:ピアノ協、チャイコフスキー:ピアノ協1番、ティル。
ウルム
◆9月29日、10月2、7、8、14、30日、11月1、3日、ウルム市立劇場。蝶々夫人、トロヴァトーレ。
◆11月11日、ウルム市立劇場管。ベートーヴェン3番、死と変容。
◆11月20、22日、ウルム市立劇場。マイスタージンガー、蝶々夫人。
◆11月23日、ウルム市立劇場管。ベートーヴェン3番、死と変容。
◆11月26、28日、12月5、13、19、25日、ウルム市立劇場。トロヴァトーレ、蝶々夫人、バグパイプ吹きシュヴァンダ。
◆12月31日、ウルム市立劇場。ジルヴェスターコンサート。第1楽長シュルマンと共に指揮。コレペティトアのコイェティンスキーがピアノで参加。
バイロイト
◆トスカニーニのタンホイザーを聴くため、ザルツブルクからバイロイトまで愛車のハーレーダビッドソンでバイク旅行。約270kmの道のり。

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 1932年/昭和7年 (23〜24歳)

ウルム
◆1月28日、2月1、20日、ウルム市立劇場。フィデリオ。
◆2月21日、ヨーゼフ・シュマルヴィーザー(Vn)、カラヤン(P)。フランク:ヴァイオリン・ソナタ。
◆3月9、15、18、21、23日、ウルム市立劇場。フィデリオ、ばらの騎士。
ウルム
◆マクシミリアン・コイェティンスキー[1906-1986]がコレペティトアとしてウルム市立劇場と契約(1935年まで)。コイェティンスキーは1929年にフルトヴェングラー指揮ウィーン・フィルのツアーに参加したこともあるピアニストで、ウルムの後はシュトラールズント、フォルクスオーパー、トルンで指揮者として働き、戦後、グラーツ歌劇場で1970年まで25年間働きながら、1951年からはバイロイトで研究員も務め1986年にバイロイトで亡くなっています。
◆10月20、23、25日、11月4、7、20、24日、12月25、30日、ウルム市立劇場。ウンディーネ、タンホイザー。

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 1933年/昭和8年 (24〜25歳)

ウルム
◆1月3、5、8、12、15、16、21、23、24、25日、2月12、13日、ウルム市立劇場。ウンディーネ、タンホイザー。
◆2月22日、ウルム市立劇場管。モーツァルト:ピアノ協20番、チャイコフスキー6番。モーツァルトは弾き振り。
◆2月28日、ウルム市立劇場。ルスティガー・アーベント(楽しい夕べ)。歌手たちの公演。シュルマン、カラヤン、コイェティンスキーはピアノで参加。
◆3月17、21、23、25日、ウルム市立劇場。椿姫。
◆4月、ウルム市立劇場の第1楽長で、カラヤンと仲の良かったオットー・シュルマンがユダヤ系のためドイツを去り、引越公演先でもあったオーストリアのクラーゲンフルトの劇場で指揮者の職を得ます。その後、シュルマンは1938年のオーストリア併合によりミラノに行きますが、イタリアがドイツの同盟国になったことで、1939年にアメリカに向けて船出。しかし渡航者が殺到していたため、キューバの難民キャンプにしばらく滞在、その後は1989年に亡くなるまでアメリカで主に声楽系の教育者として活躍、カラヤンとは晩年まで文通する間柄でした。
◆4月、ウルム市立劇場支配人のディートリヒは、シュルマンの後任としてカラヤンを第1楽長とし、第2楽長にはコレペティトアのコイェティンスキーを任命。コイェティンスキーもカラヤンと仲が良く、戦後のバイロイトではカラヤンと一緒にピアノを弾いてクナッパーツブッシュのリハーサルに付き合ったりもしていました。

ザルツブルク
◆8月17、21、25、31日、モーツァルテウム管。ユダヤ系のマックス・ラインハルトが演出する戯曲ファウストの上演で、師のパウムガルトナーが作曲したワルプルギスの夜の場面の音楽を指揮。ザルツブルク音楽祭デビュー。
ウルム
◆オペラ演出監督としてフェリックス・クレー[1907-1990]が雇われ、1937年まで在職。画家パウル・クレーの息子。
◆10月8、10、12、16、20、24日、11月2、22日、ウルム市立劇場。密猟者、ジュリアス・シーザー。
◆11月26日、ウルム市立劇場管。ドン・ファン、万霊節、東方の三博士、英雄の生涯。
◆12月2、4、16、25、28日、ウルム市立劇場。ジュリアス・シーザー、ローエングリン。

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 1934年/昭和9年 (25〜26歳)

ウルム
◆1月2、5、10、20、28日、2月7、9、15、20、21日、3月11、21、23、26、29、31日、ウルム市立劇場。ローエングリン、アラベラ、フィガロの結婚。
契約
◆3月31日、ウルム市立劇場から解雇され失業。カラヤンの後任は第2楽長のコイェティンスキーですが、支配人と共に翌1935年5月に解雇されています。
ベルリン
◆4月、ベルリンに滞在し職探しを開始。
契約
◆8月6日、アーヘン市立歌劇場の指揮者募集に応募し、オーディションに合格、1年間の試用契約を結びます。
アーヘン
◆アーヘン市立劇場は座席数730席の中規模オペラハウスですが、オーケストラ団員数約70名、合唱団員数約300名を擁する大組織。


ザルツブルク
◆8月21日、VPO。アメリカの資産家が開催したパーティーで、ウィーン・フィルを初めて指揮。コンサートの前半はモーツァルテウム音楽院で演奏され、ドビュッシーのピアノと管弦楽のための幻想曲、ラヴェルのラ・ヴァルスを指揮。後半はミラベル庭園のヘッケン劇場でバレエが上演され、カラヤンはドビュッシーの牧神の午後への前奏曲を指揮。
アーヘン
◆9月18、24、10月23、11月30日、アーヘン市立。フィデリオ、ワルキューレ。
◆12月8日、アーヘン市立管、ブライアー。チャイコフスキー:ヴァイオリン協、ブラームス1番。
◆12月10日、アーヘン市立。魔笛。

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 1935年/昭和10年 (26〜27歳)

アーヘン
◆1月5日、アーヘン市立。ばらの騎士。
カールスルーエ
◆1月31日、バーデン国立劇場。タンホイザー。
アーヘン
◆2月22、26日、アーヘン市立。タンホイザー。
カールスルーエ
◆3月12日、バーデン国立劇場。フィガロの結婚。
アーヘン
◆4月13日、アーヘン市音楽総監督に正式に就任。ドイツでもっとも若い音楽総監督。前年12月の交渉では年俸7,000ライヒスマルクでしたが、その後のカールスルーエ客演の成功により大幅に引き上げられ、年俸14,000(2年目15,000、3年目16,000)で妥結。ウルムの14倍以上に相当。
◆合唱コンサートでは、政府が宗教音楽、特にカトリック系の宗教音楽の指揮に難色を示していたにも関わらず、カラヤンは管区長とやりあって、バッハのロ短調ミサ、ベートーヴェンのミサ・ソレムニスなどをとりあげています。ちなみに大所帯をトレーニングしていた合唱指揮者は、後年バイロイトなどで有名になるヴィルヘルム・ピッツ[1897-1973]。
◆5月26日、6月25日、9月23日、アーヘン市立。ジークフリート、ジュリアス・シーザー、マイスタージンガー。
◆10月9、10日、アーヘン市立管、ギーゼキング。皇帝、ベートーヴェン5番。
◆10月16日、カール・エルプ歌曲の夕べ。ピアノ伴奏で共演。
◆10月26日、アーヘン市立管、D.グリュンマー。ベートーヴェン:ヴァイオリン協、ブラームス2番。
◆11月1日、アーヘン市立。影のない女。
◆11月20、21、23日、12月11、12日、アーヘン市立管。ヴェルディ:レクイエム、ジークフリート牧歌、海、ブラームス:ヴァイオリン協、チャイコフスキー6番。
クレーフェルト
◆12月16日、アーヘン市立管、テルマーニー。バッハ:ヴァイオリン協、R.メンゲルベルク:ヴァイオリン協、ブラームス1番。

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 1936年/昭和11年 (27〜28歳)

アーヘン
◆1月10、13日、アーヘン市立。ローエングリン。
◆1月15、16日、アーヘン市立管&合唱団。バッハ:いまぞ救いと力は来れり、コダーイ:ハンガリー詩篇、フランツ・フィリップ:交響的平和ミサ。
デューレン
◆2月4日、アーヘン市立劇場引越公演。低地。アーヘンの東約26kmに位置。
アーヘン
◆3月4、5日、4月22、23日、アーヘン市立管&合唱団、カサド。ブラームス3番、ドヴォルザーク:チェロ協、死と変容、ロ短調ミサ。
ブリュッセル
◆4月26日、アーヘン市立管&合唱団、ロ短調ミサ。
アーヘン
◆5月3日、アーヘン市立。トリスタン。
◆5月14日、アーヘン市立管。ペッピング:パルティータ、ゲオルク・シューマン:いとこのミシェルが昨夜ここに、パルムグレン:ピアノ協奏曲第2番、ラ・ヴァルス。
◆6月28日、9月18日、アーヘン市立。トスカ、アイーダ。
◆10月7、8日、アーヘン市立管、コルトー。シューマン:ピアノ協。
◆10月14日、アーヘン市立。ドン・ジョヴァンニ。
◆10月24日、アーヘン市立管。マラー:オルケスターシュピール、モーツァルト:ピアノ協27番、ブルックナー4番。
◆11月9日、アーヘン市立。ラインの黄金。
◆11月18、19日、アーヘン市立管&合唱団。ドイツ・レクイエム。
◆12月2日、アーヘン市立。神々の黄昏。
◆12月19日、アーヘン市立管、エシュバッハー。マラー:オルケスターシュピール、ベートーヴェン:ピアノ協3番、チャイコフスキー6番。

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 1937年/昭和12年 (28〜29歳)

アーヘン
◆1月6日、アーヘン市立管。ジェミニアーニ:合奏協、バッハ:管弦楽組曲第2番、2台ヴァイオリン協、ディッタースドルフ:ピアノ協、モーツァルト33番。
◆1月10日、アーヘン市立。トリスタン。
イェーテボリ
◆2月4、7日、イェーテボリ響。モーツァルト41番、ベートーヴェン3番、ヘンデル:合奏協 Op.6-12、ブルッフ:ヴァイオリン協1番、ジークフリート牧歌。
アーヘン
◆3月6、12、17、18日、4月14、15、24日、アーヘン市立管&合唱団、フィッシャー。ヘラー:フレスコバルディによる交響的幻想曲、フランク:交響的変奏曲、ドヴォルザーク9番、ブルックナー4番、マタイ受難曲、モーツァルト:ピアノ協20番、ブルックナー5番、未完成、ヒルバー:ピアノ協、ティル。
ブリュッセル
◆5月9日、アーヘン市立管&合唱団。ドイツ・レクイエム、ブルックナー:テ・デウム。
アーヘン
◆5月25日、アーヘン市立。仮面舞踏会。
ウィーン
◆6月1日、ウィーン国立。トリスタンとイゾルデ。急な客演要請で、しかも3回のリハーサルの約束にも関わらずリハーサル無しで本番に臨むことになりますが無事に上演。
アーヘン
◆9月18日、アーヘン市立。さまよえるオランダ人。
◆10月6、7、9日、アーヘン市立管。リスト:ピアノ協2番、火の鳥組曲、グレート、ゲーラー:パッサカリア、モーツァルト:2台ピアノ協、ディーリアス:ブリッグの市、ベートーヴェン7番。
◆10月16日、11月3日、アーヘン市立。さまよえるオランダ人、コジ・ファン・トゥッテ。
◆11月17、18日、アーヘン市立管&合唱団。ミサ・ソレムニス。
◆11月21、24、26、28日、アーヘン市立。ラインの黄金、ワルキューレ、ジークフリート、神々の黄昏。
◆12月4、12、15、16日、アーヘン市立管、クーレンカンプ、マヒューラ。ウンガー:ファウストからの4つの風景画、ボッケリーニ:チェロ協、ボレロ、チャイコフスキー4番、ブラームス:二重協、ブルックナー8番。

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 1938年/昭和13年 (29〜30歳)

アーヘン
◆1月5、6日、アーヘン市立管、バックハウス。ベルリオーズ:幻想交響曲、ベートーヴェン:ピアノ協4番、ラヴェル:ダフニスとクロエ組曲第2番。
ユトレヒト
◆1月11日、アーヘン市立劇場引越公演。低地。
アーヘン
◆1月14日、アーヘン市立。オテロ。
◆1月15日、アーヘン市立管、ツェルニック。シュポーア:ヴァイオリン協7番、ブラームス1番、他。
アムステルダム
◆1月23日、コンセルトヘボウ管、ローデンブルフ。ハイドン104番、ベートーヴェン:ヴァイオリン協、ブラームス1番。
ストックホルム
◆1月29日、2月1日、ストックホルム・フィル。モルダウ、ラ・ヴァルス、モーツァルト33番、ドヴォルザーク9番、シベリウス6番、他。
ブリュッセル
◆2月20日、アーヘン市立管&合唱団。マタイ受難曲。
社会
◆3月13日、オーストリア併合。
アーヘン
◆3月19、30、31日、アーヘン市立管、ジョー・ホフマン。ブラームス:ピアノ協2番、ベートーヴェン8番、マタイ受難曲、他。
ベルリン
◆4月8日、BPO。モーツァルト33番、ラヴェル:ダフニスとクロエ組曲第2番、ブラームス4番。ベルリン・フィルを初めて指揮。カラヤンはこの客演に際して、弦楽器と管楽器のパートごとの練習などを申し入れ、それまでそうした経験の無かったベルリン・フィル側から強く抵抗されるもののなんとか押し切り、結果的に楽員たちも納得の輝かしい成果を上げ、新聞評も絶賛。フルトヴェングラーもカラヤンの実力を評価し、自分が出演できないときに代役としてカラヤンの名を挙げるほどでした。


アーヘン
◆4月15日、アーヘン市立。フィデリオ。
◆4月27、28日、アーヘン市立管&合唱団。ベートーヴェン9番。
◆6月15、24日、アーヘン市立。エレクトラ。
趣味
◆初めてヨットを購入し、「カラヤニデス」と命名。また、BMWのスポーツカーも購入。
傷病
◆7月、声帯にできた腫瘍を切除するため手術を受けます。
家庭
◆7月26日、結婚。相手はアーヘン市立歌劇場所属のオペレッタ歌手(ソプラノ)で、1935年の大晦日に初共演していたエルミー・ホルガーレーフ[c.1897-1983]。2年半後の1941年2月に離婚。
アーヘン
◆9月23日、アーヘン市立。ローエングリン。
◆9月24日、アーヘン市立管、コルベルク。クルト・ラッシュ:トッカータ、ベートーヴェン:ヴァイオリン協、交響曲第5番。
ベルリン
◆9月27日、BPO。シベリウス6番、ベートーヴェン5番、他。
◆9月30日、ベルリン国立。フィデリオ。
◆プロイセン国立劇場連盟総裁で、フルトヴェングラーやクレンペラー、クラウスと揉めた人物としても知られるハインツ・ティーティエン[1881-1967]が、この年のはじめにカラヤンにベルリン国立歌劇場への客演を要請。最初はヴァーグナー=レーゲニーの「カレーの市民」初演の依頼で、カラヤンはそれに対して、初演の前に自分の得意演目のフィデリオかトリスタンかマイスタージンガーを振らせて欲しいと返答。ティーティエン側の返事は最高のキャスティングによるカルメンではどうかというもので、それに対してカラヤン側は最高のキャスティングの内訳について質問。出演者リストを受け取ったカラヤン側は、自分のイメージとは違うので指揮できないと返答。若手指揮者の強気に驚いたティーティエン側は改めてタンホイザーではどうかと質問。しかしカラヤン側はかたくなにフィデリオかトリスタンかマイスタージンガーでなければ客演できないと返答、ティーティエンはカラヤンの覇気に興味を示し、フィデリオの指揮を許可します。


アーヘン
◆10月5、6、15日、アーヘン市立管、コレッサ、ラングネーゼ。プフィッツナー:ハイルブロンのケートヒェン序曲、シューマン:ピアノ協、デュカス:魔法使いの弟子、ベートーヴェン7番、シューマン4番、ラフマニノフ:ピアノ協2番。
ベルリン/フルトヴェングラー激怒事件
◆10月21日、ベルリン国立。トリスタンとイゾルデ。新聞で「奇跡のカラヤン(Das Wunder Karajan)」と題した批評記事が大き過ぎる扱いで報道。前年にゲッベルスにより批評禁止令が布告され、根拠のない誹謗などが禁じられている中、文中でフルトヴェングラーを暗に馬鹿にし、カラヤンだけでなく、なぜか総監督のティーティエンを賛美するようなことまで書かれており、しかも編集者が扱いを大きくしすぎたため、フルトヴェングラーは激怒。
  半年前にはその実力を高く評価した若者が、自分に害をなす存在になったことへの憎悪も加わり、フルトヴェングラーに一生消えない心の傷を負わすことになってしまいます。そしてそれが、亡くなるまで16年間に渡って繰り返されたカラヤンへの執拗な妨害行為の火種となったことは明らかでした。
  しかし、カラヤンもフルトヴェングラーの妨害に屈してばかりいたわけではなく、随所で対抗姿勢を打ち出したりもしていたので、それが却ってフルトヴェングラーの怨念の持続に繋がってしまった可能性もあります。とはいえ、カラヤンにとってみれば理不尽な話には違いありません。


◆記事を書いた批評家のエトヴィン・フォン・デア・ニュル[1905-1945]は、バルトーク研究などをおこなう音楽学者でもあり、その後ドイツ空軍に徴兵されて音楽部門に配属。除隊後の1943年には著作の出版などもおこないますが、おそらく1945年4月のポツダムへの英空軍爆撃で死去。
アーヘン
◆11月2、3日、アーヘン市立管、ナイ。モーツァルト:ピアノ協21番、ベートーヴェン5番、リスト1番。
ベルリン
◆11月9日、ベルリン国立。トリスタンとイゾルデ。
アーヘン
◆11月16、17日、アーヘン市立管&合唱団。ハイドン:四季。
◆11月30日、アーヘン市立。後宮からの誘拐。
◆12月5、7、8日、アーヘン市立管&合唱団。フランク:交響曲ニ短調、ハイドン82番、ブラームス:愛の歌のワルツ、ブルックナー9番、テ・デウム。
契約
◆独ポリドールと契約。
ベルリン
◆12月、Polydor録音。SKB。魔笛序曲。初めての商業録音。
◆12月18、23、26日、ベルリン国立。魔笛。

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 1939年/昭和14年 (30〜31歳)

ベルリン
◆1月1日、ベルリン国立。魔笛。

アーヘン
◆1月3日、アーヘン市立。トスカ。
◆1月4、5日、アーヘン市立管、マイナルディ。ドン・キホーテ、カゼッラ:ノットゥルノ、チャイコフスキー5番。
ブリュッセル
◆1月15日、アーヘン市立管&合唱団。ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス。
家庭
◆ベルリンでアニータ・ギューターマンと出会います。
ベルリン
◆1月17、19、22、28日、2月3、5、7、15、16、23、24日、ベルリン国立。魔笛、フィデリオ、カレーの市民(世界初演)。
◆2月、Polydor録音。SKB。運命の力序曲、マイスタージンガー第1幕前奏曲。
リエージュ
◆4月15日、アーヘン市立劇場引越公演。ワルキューレ。
アーヘン
◆3月8、9日、アーヘン市立管、クーレンカンプ。シベリウス:エン・サガ、チャイコフスキー:ヴァイオリン協、ブラームス2番。
ベルリン
◆3月11、19、20日、ベルリン国立。魔笛、トリスタンとイゾルデ、カレーの市民。
◆4月、Polydor録音。SKB。アナクレオン序曲、マイスタージンガー第3幕前奏曲。
◆4月14日、BPO。ハイドン103番、ドビュッシー:海、チャイコフスキー6番。
◆4月15、17、20日、ベルリン国立。魔笛、カレーの市民、フィデリオ。
◆4月、Polydor録音。BPO。チャイコフスキー6番。
アーヘン
◆4月26、27日、アーヘン市立管&合唱団。ブラームス:ドイツ・レクイエム。
ベルリン
◆4月28日、ベルリン国立。魔笛。
アーヘン
◆5月4、9日、アーヘン市立。平和の日。
ベルリン
◆5月15、16日、6月2、3日、ベルリン国立。フィデリオ、魔笛、マイスタージンガー。
アーヘン
◆6月7日、アーヘン市立管&合唱団。マイスタージンガー終景
ベルリン
◆6月9日、ベルリン国立。マイスタージンガー。
アテネ
◆6月13日、アテネ音楽院交響楽団。ハイドン103番、スメタナ:モルダウ、ブラームス4番。
社会
◆9月1日、第2次世界大戦開戦。
アーヘン
◆9月24日、アーヘン市立。タンホイザー。
ベルリン
◆10月1、5、15、21日、ベルリン国立。フィデリオ、トリスタンとイゾルデ。
アーヘン
◆11月1日、アーヘン市立。仮面舞踏会。
契約
◆11月、ベルリン国立歌劇場から国家指揮者の称号を授与。シュターツカペレ・ベルリン(ベルリン国立歌劇場管弦楽団)によるオーケストラ演奏会の指揮者にも就任。コンサートのほか商業録音も増加。

ベルリン
◆11月5、11日、ベルリン国立。フィデリオ、マイスタージンガー。
アーヘン
◆11月22、23、26日、アーヘン市立管&合唱団。ベートーヴェン9番。
ベルリン
◆12月1日、ベルリン国立。フィデリオ。
アーヘン
◆12月13、14、17日、アーヘン市立管、プシホダ。スクリャービン:法悦の詩、ドヴォルザーク:ヴァイオリン協、チャイコフスキー4番。
ベルリン
◆12月25日、ベルリン国立。マイスタージンガー。

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 1940年/昭和15年 (31〜32歳)

ベルリン
◆1月2日、ベルリン国立。フィデリオ。
アーヘン
◆1月9日、アーヘン市立管&合唱団。ハイドン:天地創造。
ベルリン
◆1月15、17日、2月4、18日、ベルリン国立。フィデリオ、魔笛、エレクトラ。
◆2、3月、Polydor録音。BPO。芸術家の生涯、新世界より
◆3月10、14日、ベルリン国立。エレクトラ、トリスタンとイゾルデ。
アーヘン
◆3月22、24、26日、アーヘン市立。パルジファル。
ベルリン
◆3月30日、4月2、4、6日、ベルリン国立。魔笛、エレクトラ、フィデリオ、マイスタージンガー。
アーヘン
◆4月19日、アーヘン市立。カルメン。
ベルリン
◆4月28日、ベルリン国立。エレクトラ。
ミラノ
◆5月9、12日、スカラ座管。ドン・キホーテ、ブラームス1番、モーツァルト35番、チャイコフスキー4番。
ベルリン
◆5月31日、6月11、14日、ベルリン国立。エレクトラ、マイスタージンガー。
◆6月、Polydor録音。BPO。モルダウ。
アーヘン
◆9月21日、アーヘン市立。マイスタージンガー。
◆10月3、4日、アーヘン市立管、マイナルディ。ハイドン:チェロ協2番、ブルックナー8番。
ベルリン
◆10月6、13日、ベルリン国立。フィデリオ、エレクトラ。
◆10月20、21日、SKB。ツァラトゥストラ、ブラームス1番。
アーヘン
◆10月24、25日、アーヘン市立管、ブスタボ。ボルク:交響的前奏曲、ブルッフ:ヴァイオリン協1番、ベートーヴェン7番。 。
ベルリン
◆11月1、7日、ベルリン国立。エレクトラ、フィデリオ。
◆11月10、11日、SKB、クーレンカンプ。ヘンデル:合奏協 Op.6-12、ドヴォルザーク:ヴァイオリン協、チャイコフスキー4番。
アーヘン
◆11月15日、アーヘン市立。低地。
◆11月21、22日、アーヘン市立管&合唱団。バッハ:ロ短調ミサ。
◆11月24日、アーヘン市立管。ロカテッリ:合奏協 Op.4-10、レスピーギ:ローマの噴水、ベートーヴェン7番。
ベルリン
◆11月28日、12月4日、ベルリン国立。エレクトラ、フィデリオ。
◆12月8、9日、SKB、ミケランジェリ。ボルク:交響的前奏曲、グリーグ:ピアノ協、ベートーヴェン7番。
アーヘン
◆12月12、13日、アーヘン市立管、ゲプハルト。ハイドン86番、プロコフィエフ:ピアノ協2番、フランク:交響曲ニ短調。
パリ
◆12月17、18、19日、アーヘン市立管&合唱団、ゲプハルト。バッハ:ロ短調ミサ。
ベルリン
◆12月29日、ベルリン国立。魔笛。

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 1941年/昭和16年 (32〜33歳)

ベルリン
◆1月3日、ベルリン国立。魔笛。
◆1月5、6日、SKB。フランク:交響曲ニ短調、ハイドン95番、レスピーギ:ローマの松。
アーヘン
◆1月16、17、19日、アーヘン市立管&合唱団。オルフ:カルミナ・ブラーナ。
ベルリン
◆2月9、10日、SKB、ギーゼキング。ロカテッリ:合奏協 Op.4-10、プロコフィエフ:ピアノ協2番、モーツァルト:ディヴェルティメント第15番、死と変容。
◆2月13日、ベルリン国立。マイスタージンガー。
家庭
◆2月15日、エルミーと離婚。
シュターツカペレ・ベルリン・ツアー
◆3月7日、ローマ。
◆3月16日、フィレンツェ。
ベルリン空爆
◆4月9日、イギリス空軍によりベルリン市街地への大規模空爆がおこなわれ、ベルリン国立歌劇場が損壊。ヒトラーの命令によりすぐに再建工事が開始され、翌1942年12月には再建。それまでは国会議事堂(旧クロール歌劇場)で上演されることになります。
アーヘン
◆4月11日、アーヘン市立。パルジファル。
ブダペスト
◆4月23日、SKB。モーツァルト35番、死と変容、ベートーヴェン7番。
ベルリン
◆5月3、4日、SKB。ブルックナー8番。
アーヘン
◆5月7日、アーヘン市立。ファルスタッフ。
パリ
◆5月22、24、25日、SKB。トリスタンとイゾルデ。
ベルリン
◆6月、Polydor録音。BPO。皇帝円舞曲、モルダウ。
◆6月、Polydor録音。SKB。ベートーヴェン7番。
アーヘン
◆9月13日、アーヘン市立。ばらの騎士。
◆9月21日、10月2、3日、アーヘン市立管。ヘンデル:合奏協 Op.6-5、レーガー:モーツァルト変奏曲、ベートーヴェン5番、クナーク:交響的前奏曲、フランク:交響的変奏曲、ブルックナー7番。
ベルリン
◆10月5、7日、ベルリン国立。マイスタージンガー、エレクトラ。
◆10月12、13日、SKB、ハンゼン。クナーク:交響的前奏曲、フランク:交響的変奏曲、ブルックナー7番。
◆10月15日、ベルリン国立。トリスタンとイゾルデ。
ミラノ
◆10月25、26日、スカラ座管。ロカテッリ:合奏協 Op.4-10、シューマン4番、ベートーヴェン5番。
ベルリン
◆11月2、5日、ベルリン国立。トリスタンとイゾルデ、魔笛。
◆11月9、10日、SKB、マイナルディ。ラッシュ:トッカータ、シューベルト8(7)番、ドン・キホーテ。
◆11月13、16、21日、ベルリン国立。エレクトラ、マイスタージンガー、魔笛。
◆11月23、24日、SKB、フィッシャー。モーツァルト40番、ピアノ協20番、交響曲第41番。
アーヘン
◆11月27、28、30日、アーヘン市立管&合唱団。大ミサ、カルミナ・ブラーナ。
ベルリン
◆12月6日、ベルリン国立。魔笛。
アーヘン
◆12月11、12、14日、アーヘン市立管、ヘルシャー。ジェミニアーニ:合奏協 Op.3-2、ドヴォルザーク:チェロ協、モーツァルト40番、ベートーヴェン:ピアノ協3番、シューマン4番。
ベルリン
◆12月20、22日、SKB。カルミナ・ブラーナ。
◆12月25日、ベルリン国立。魔笛。

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 1942年/昭和17年 (33〜34歳)

アーヘン
◆1月1日、アーヘン市立。ドン・ジョヴァンニ。
ベルリン
◆1月2日、SKB。カルミナ・ブラーナ。
アーヘン
◆1月9日、アーヘン市立管&合唱団。ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス。
ベルリン
◆1月14日、SKB。カルミナ・ブラーナ。
◆1月15日、ベルリン国立。魔笛。
◆1月18、19日、SKB。ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス。
◆1月20日、SKB。カルミナ・ブラーナ。
◆11月22日、ベルリン国立。マイスタージンガー、魔笛。
◆1月26日、SKB。カルミナ・ブラーナ。
◆2月1日、ベルリン国立。トリスタンとイゾルデ。
◆2月6、8、9日、SKB、デ・ヴィート。カルミナ・ブラーナ、シベリウス1番、ブルッフ:ヴァイオリン協1番、リスト:前奏曲。
アーヘン
◆2月12、13、15日、アーヘン市立管&合唱団、デ・ヴィート。ヴィシュキ:エニグマ、ブルッフ:ヴァイオリン協1番、ブラームス2番、モーツァルト:大ミサ。
ベルリン
◆2月19、22、23日、3月23日、SKB。カルミナ・ブラーナ、ジェミニアーニ:合奏協 Op.3-2、ヴィシュキ:エニグマ、ブラームス2番。
アーヘン
◆アーヘン市音楽総監督 辞任。
◆4月21、22日、アーヘン市立管&合唱団。マタイ受難曲。アーヘンでの最後の仕事。
フィレンツェ
◆5月13、17、20日、SKB。ドン・ジョヴァンニ、ベートーヴェン9番。
トリノ
◆10月、トリノRAI管。モーツァルト35、40、41番、椿姫前奏曲、セミラーミデ序曲。
ベルリン
◆10月18、19日、SKB、エルトマン。ベートーヴェン:ピアノ協3番、交響曲第3番。
◆10月、Polydor録音。BPO。ジプシー男爵序曲、こうもり序曲。
家庭
◆10月22日、9歳若いアニータ・マリオン・ギューターマン[1917-2015]と結婚。再婚同士でした。アニータ(愛称:アンナ・マリア)の実家はプロテスタントに改宗したユダヤ系ですが、19世紀から巨大な製糸工場を経営していたため人種法適用外となっており、また、アニータ自身は当時のドイツでは4分の1ユダヤ人で法的にドイツ人でした。
  ちなみにアニータが1937年11月18日に結婚した前夫ハインツ・ザウエストは、ドイツ軍参謀本部の将校で、1943年12月にイギリス軍の爆撃により亡くなっています。前夫との間に生まれた娘モニカ[1939-2024]は父方が引き取り、寄宿学校を経てファッション・モデルをしながらザルツブルクで演技を学び、女優やアナウンサーとして活動。1965年頃に拠点をアメリカに移し、1980年代にはシェリル・ミルンズやイェフィム・ブロンフマンの個人秘書を務めてもいました。

トリノ
◆10月、放送録音。EIARトリノ響。モーツァルト35番、40番、41番、セミラーミデ序曲、椿姫前奏曲2曲。EIARはRAI(イタリア放送)の前身。
ミラノ
◆10月25、26日、スカラ座管。ヘンデル:合奏協 Op.6-12、ドヴォルザーク9番、ドン・ファン。
フルトヴェングラーの影響
◆前年4月の空爆で損壊し、総統の命令で再建が進められていたベルリン国立歌劇場の工事が1942年12月に完了。しかし再開記念公演のマイスタージンガーはカラヤンではなく総統お気に入りのフルトヴェングラーに決定。カラヤンはティーティエンに抗議しますが政治的な理由として却下され、以後、フルトヴェングラーの要望により、カラヤンはベルリン国立歌劇場のオペラの指揮から締め出され、オーケストラ演奏会の指揮のみ許可されますが、その回数も大幅に制限されることになります。


ベルリン
◆11月29、30日、SKB、ハンゼン。ゲプハルト、キス。バッハ:4台のクラヴィーアのための協、ブルックナー5番。
◆12月、Polydor録音。BPO。こうもり序曲。
◆12月27、28、29日、SKB、シュトラウス・ファミリー作品集。

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 1943年/昭和18年 (34〜35歳)

ベルリン
◆1月24、25日、SKB。ベルガー:オイゲン王子、ドヴォルザーク9番、コダーイ:ハーリ・ヤーノシュ組曲。
◆2月14、15日、SKB、ボリース。ドン・ファン、モーツァルト:ヴァイオリン協4番、シューマン4番。
コペンハーゲン
◆2月22、25日、デンマーク王立管。モーツァルト35番、ドン・ファン、ベートーヴェン7番。
ミラノ
◆3月31、26日、スカラ座管。バッハ:管弦楽組曲第2番、ハイドン:告別、モーツァルト33番、ブラームス:愛の夢のワルツ。
ベルリン
◆4月18、19日、SKB、ヘルシャー。シベリウス4番、ハイドン:チェロ協2番、スメタナ:モルダウ。
◆5月9、10日、SKB。バッハ:ブランデンブルク協2番、ハイドン103番、レーガー:モーツァルト変奏曲。
アムステルダム
◆9月、Polydor録音。コンセルトヘボウ管。ブラームス1番、ドン・ファン、サロメの踊り、魔弾の射手序曲、レオノーレ3番。5年ぶりの共演。
ベルリン
◆11月7、8日、SKB。モーツァルト:協奏交響曲 K.297b、ベートーヴェン5番。
◆12月5、6日、SKB、ボリース、ケンプ。ハイドン104番、ブルッフ:ヴァイオリン協1番、プフィッツナー:ハイルブロンのケートヒェン序曲、シューマン:ピアノ協、ブラームス1番。

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 1944年/昭和19年 (35〜36歳)

ベルリン
◆1月3日、SKB、ケンプ。プフィッツナー:ハイルブロンのケートヒェン序曲、シューマン:ピアノ協、ブラームス1番。
ブカレスト
◆1月23、27日、ジョルジュ・エネスク・フィル。シューマン4番、レスピーギ:ローマの松、ラヴェル:スペイン狂詩曲、ベートーヴェン7番。
ベルリン
◆3月13、14日、SKB、テン・ベルク。モーツァルト:ピアノ協23番、ドヴォルザーク9番。
◆4月3、4日、SKB。アイネム:管弦楽のための協。カラヤンの委嘱作でこれが世界初演。
パリ
◆4月19、5月4日、パリ放送管弦楽団。ヘンデル:合奏協 Op.6-12、ドビュッシー:海、ベートーヴェン5番、バッハ:ブランデンブルク協2番、シューマン4番、ドン・ファン、ラヴェル:ボレロ。
ベルリン
◆5月14、15日、SKB。クープランのクラヴサン曲による舞踏組曲、東方の聖なる三博士、万霊節、英雄の生涯。
◆5月、放送録音。SKB。ベートーヴェン3番。
◆6月28日、放送録音。SKB。ブルックナー8番第2、3楽章。
リンツ
◆7月23日、帝国ブルックナー管弦楽団。ブルックナー8番。
社会
◆9月1日、ゲッベルスにより、全ドイツの劇場(歌劇場)閉鎖令が布告。これは7月20日に発生したヒトラー暗殺未遂事件とクーデーターを収拾させたゲッベルスが、国家総力戦総監に任命され、国家総力戦の一環として劇場を閉鎖することを策定したもの。立案は7月末におこなわれ、一部の劇場では早期の運用がおこなわれていました。
ベルリン
◆9月29日、放送録音。SKB。ブルックナー8番第4楽章(ステレオ)。
◆10月4、5、8日、SKB。ブルックナー8番。
◆11月1、2、3、4日、SKB、ギーゼキング。シューマン:ピアノ協、ブルックナー4番。トゥイレ:六重奏曲(ピアノ:カラヤン)。
◆12月3、4、5日、SKB。モーツァルト:フリーメーソンのための葬送音楽、ベートーヴェン:コリオラン、交響曲第6番。

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 1945年/昭和20年 (36〜37歳)

ベルリン
◆2月3、18日、SKB。ヴェーバー:魔弾の射手序曲、シューマン4番、モーツァルト35番、ティル、他。
ミラノ
◆4月30日、スカラ座管。
トリエステ
◆4月、トリエステ・ヴェルディ劇場管。
社会
◆5月9日、ドイツ降伏。2週間後、デーニッツ逮捕によりドイツ臨時政府解散。
トリエステ
◆5月、トリエステ・ヴェルディ劇場管。
◆9月27、29日、10月6、7日、トリエステ・ヴェルディ劇場管。死と変容、ハイドン104番、ベートーヴェン5番、チャイコフスキー6番、ブラームス1番、ワーグナー:ジークフリート牧歌、ロカテッリ:合奏協 Op.4-10。

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 1946年/昭和21年 (37〜38歳)

ウィーン
◆1月12、13、19日、VPO。ドン・ファン、ハイドン104番、ブラームス1番。ウィーン・フィル理事長セドラックの要請による演奏会。
◆1月19日、ウィーンのカラヤン宅をウォルター・レッグが訪問。レッグはEMIでのレコーディング計画についてカラヤンに説明。
◆3月、予定されていたカラヤン指揮ウィーン・フィルの演奏会が中止。ウィーンを分割統治していたソ連占領軍政府がムジークフェラインザールを封鎖したため。
契約
◆5月、EMIと契約。
公的活動禁止令
◆6月21日、アメリカ占領軍政府が、「オーストリア国内」での「カラヤンの公的活動」を禁じると通告。
ザルツブルク
◆ザルツブルク音楽祭で予定されていたばらの騎士とフィガロの結婚でのカラヤンの指揮が禁じられ、前者はスワロフスキー、後者はプロハスカが代役として指揮。
◆ザルツブルク音楽祭理事長のプートン元男爵は、アメリカ占領軍政府による禁止令を拡大解釈して、「指揮者」ではなく「舞台監督」なら問題ないとしてカラヤンをリハーサルに参加させます。
◆8月6日、アメリカ占領軍政府は、カラヤンが「舞台監督」および「音楽顧問」として公的活動することも禁じると通告。
◆以後、カラヤンは「プロンプター」として歌手を指導したほか、「舞台裏スタッフ」としてリハーサルに参加。
ウィーン
◆裁判が終っていないため、公的活動は禁じられていましたが、レッグは商業録音はあくまでも私的な活動であるとして、イギリスの会社がスペインのエージェントと契約することで戦後問題もクリアし、発売もまずイギリスでおこなうということでトラブルを回避。
◆9月、EMI録音。VPO。ベートーヴェン8番、グレート。
◆10月、EMI録音。VPO。モーツァルト33番、ドイツ舞曲、アイネ・クライネ・ナハトムジーク、フィガロの結婚序曲、ロメオとジュリエット、ジプシー男爵序曲、皇帝円舞曲、芸術家の生涯、美しく青きドナウ、浮気心、他。

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 1947年/昭和22年 (38〜39歳)

公的活動禁止令解除
◆1月、戦時中強制収容所にいたエゴン・ヒルベルトがアメリカ占領軍政府にカラヤンの出演許可を交渉するものの却下。
◆3月、アメリカ占領軍政府の将校が、ザルツブルク音楽祭へのカラヤン出演に向けて動きますが、今度はフランス占領軍政府が出演許可に反対。
◆10月、公的活動禁止令の解除。
ウィーン
◆10月25、26日、VPO(25日に公開リハーサル)。ブルックナー8番。臨時公演。
◆10月、EMI録音。VPO。ドイツ・レクイエム(SP盤10枚組)。トスカニーニのお気に入りと伝えられる録音。このレコーディングに際して、カラヤンは初めてウィーン楽友協会合唱団と共演。楽友協会総裁のフリンチャクと事務総長ガムスイェーガーはカラヤンを気に入り、楽友協会終身監督に選ぶと宣言。
◆10、11月、EMI録音。VPO。メタモルフォーゼン、ブラームス:ドイツ・レクイエム、他。
トリエステ
◆11月22、24日、トリエステ・ヴェルディ劇場管。ベートーヴェン2番、3番、トゥオネラの白烏、ティル。
ヴェネツィア
◆11月30日、フェニーチェ劇場管。ロカテッリ:合奏協 Op.4-10、シューマン4番、メタモルフォーゼン、チャイコフスキー:ロメオとジュリエット。
ウィーン
◆11、12月、EMI録音。VPO。ベートーヴェン9番。
◆12月、EMI録音。VPO。フリーメーソンのための葬送音楽、弦楽のためのアダージョとフーガ、エスパーニャ、ドンナ・ディアナ序曲、マノン・レスコー第3幕間奏曲、オペラ・アリア集。
◆12月20、21日、VPO。ベートーヴェン9番。

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 1948年/昭和23年 (39〜40歳)

ウィーン
◆1月10、11日、VPO。ロカテッリ:合奏協 Op.4-10、モーツァルト33番、チャイコフスキー5番。
◆2月14、15日、VPO。タリス幻想曲、古典交響曲、ブラームス4番。
◆2月21、22日、ウィーン交響楽団(VSO)。初共演。モーツァルト変奏曲、シベリウス7番、フィンランディア。
◆2月28、29日、VPO。ヴェルディ:レクイエム。
◆3月20、21日、VPO。パルジファル第3幕。
◆3月25、26日、VSO。マタイ受難曲。
ロンドン
◆4月、EMI録音。PO、リパッティ。シューマン:ピアノ協。
◆4月11日、フィルハーモニア管(PO)。初共演。ドン・ファン、シューマン:ピアノ協、ベートーヴェン5番。
ウィーン
◆4月17、18日、VPO、ヌヴー。ベートーヴェン:ヴァイオリン協、シューマン4番。クーベリックの代役としてカラヤンが指揮。
ローマ
◆4月25、28日、5月2日、ローマ聖チェチーリア管、ウニンスキー。ハイドン104番、モーツァルト35番、ブラームス1番、ベートーヴェン5番、ピアノ協5番、メタモルフォーゼン、タリス幻想曲。
ウィーン
◆5月8、9日、VPO。弦チェレ、グレート。
トリノ
◆5月14日、放送録音。トリノRAI響。モーツァルト41番、ベートーヴェン5番、スペイン狂詩曲。
ウィーン
◆6月12、13、ウィーン交響楽団。ウォルトン:ベルシャザールの饗宴。
◆6月、ウィーン交響楽団首席指揮者に就任。
ザルツブルク
◆7月28日、8月2、7、10、11、13、14、16、17日、VPO。オルフェオとエウリディーチェ、フィガロの結婚。
◆8月18日、VPO。ハイドン104番、ベートーヴェン5番、メタモルフォーゼン。
◆8月21日、VPO。フィガロの結婚。
◆8月22日、VPO。ドイツ・レクイエム。
ルツェルン
◆8月25日、ルツェルン祝祭管、バックハウス。モーツァルト33番、ベートーヴェン5番、ブラームス:ピアノ協2番。
ザルツブルク
◆8月27日、VPO。フィガロの結婚。
フルトヴェングラーの影響
◆8月、EMIのレッグがザルツブルクのホテルに、カラヤン夫妻とフルトヴェングラー夫妻を招いて会食。打ち解けたディナーになったとレッグは回想するものの、翌日、フルトヴェングラーは、エゴン・ヒルベルト[1899-1968]を呼び出し、自分をザルツブルク音楽祭に出演させたいならカラヤンを締め出すよう強く指示。


ウィーン
◆10月2、3日、VSO。ドイツ・レクイエム。
ミラノ
◆10月21、23日、スカラ座管、デ・ヴィート。ブラームス1番、ヴァイオリン協、モーツァルト33番、ドン・ファン、シューマン4番。
ウィーン
◆10、11月、EMI録音。VPO。チャイコフスキー6番、ベートーヴェン5番、ピツィカート・ポルカ、ウィーンの森の物語、こうもり序曲、オペラ・アリア。
◆11月27、28日、VSO。ケルビーニ:アナクレオン序曲、ドビュッシー:海、チャイコフスキー6番。
◆12月11、12日、VSO。ブルックナー9番、テ・デウム。
契約
◆ウィーン楽友協会終身演奏会監督に就任。楽友協会合唱団、ウィーン交響楽団に大きな影響力を持ちます。1960年に辞任。
ミラノ
◆12月28、29、31日、VPO&バレエ団、歌手陣。スカラ座に引越公演。フィガロの結婚。

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 1949年/昭和24年 (40〜41歳)

ミラノ
◆1月2、4日、VPO&バレエ団、歌手陣。スカラ座に引っ越し公演。フィガロの結婚。
ウィーン
◆1月、EMI録音。VPO。常動曲、カヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲。
◆1月8、9、15、16日、VSO。ドヴォルザーク9番、ピーターと狼、ボレロ、ミサ・ソレムニス。
スイス・ロマンド管ツアー
◆2月9日、ジュネーヴ。
◆2月10日、ローザンヌ。
ラテン・アメリカ指揮ツアー
◆3月20、21日、4月3、4日、キューバ(ハバナ・フィル)。
◆4月20、27日、5月4日、アルゼンチン(テアトロ・コロン管)。
◆5、6月、ブラジル。
◆6月10、17、24日、7月1日、チリ(チリ交響楽団)。
アニタ夫人と共に約4か月間滞在。真冬のチリでは、世界的に有名なファレジョネスでスキーを楽しんだほか、飛行機の操縦を学んで飛行時間を蓄積(1952年に免許取得)。カラヤンは生涯に、ダッソー・ファルコン、ビーチクラフトなど通算6機の自家用機を所有。
ルツェルン
◆8月10日、ルツェルン祝祭管、フィッシャー。マルティヌー:合奏協、ベートーヴェン:ピアノ協3番、ブラームス1番。
ザルツブルク
◆8月14、17日、VPO。ヴェルディ:レクイエム、ベートーヴェン9番。
◆フルトヴェングラーの強い要望により、ザルツブルク音楽祭でのカラヤンのオペラの指揮契約が破棄。以後、フルトヴェングラーの圧力(カラヤンを出すなら自分は出ない)と、アイネムの陰謀が原因で、カラヤンはザルツブルク音楽祭から7年間締め出されることになります。
  ちなみにアイネムは、カラヤンがフルトヴェングラーの圧力でベルリン国立歌劇場のオペラ指揮から締め出されていた時期に、そのカラヤンからの委嘱で「管弦楽のための協」を作曲し、1944年4月にカラヤンが世界初演していた経緯があったので、フルトヴェングラーの機嫌を損ねないためにもカラヤンを迫害しておく必要がありました。


ストックホルム
◆10月5日、ストックホルム・フィル。シベリウス5番、ベートーヴェン7番。
ウィーン
◆10月15、16、29、30日、11月12、13日、VSO。ベートーヴェン3番、画家マティス、天地創造、マルティヌー:合奏協、ブラームス3番、フランク:交響的変奏曲、ティル、チャイコフスキー4番、ほか。
◆10、11月、EMI録音。VPO。ブラームス2番、モーツァルト39番、クラリネット協、天体の音楽、トリッチ・トラッチ・ポルカ、酒・女・歌、うわごと、雷鳴と電光、ウィーン気質、ワーグナー名曲集。
ロンドン
◆11月、EMI録音。PO。弦チェレ、ルーセル4番、バラキレフ1番、オペラ・アリア集。
◆11月25日、12月2日、PO。ベートーヴェン9番。
ウィーン
◆12月10、11日、VSO、シュナイダーハン。ブラームス:ヴァイオリン協、チャイコフスキー4番。
◆12月17、18日、VPO。モーツァルト39番、ダフニス、ブラームス2番。
ローマ
◆12月21日、ローマ聖チェチーリア管。ロカテッリ:合奏協 Op.4-10、ドン・ファン、ブラームス2番。

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 1950年/昭和25年 (41〜42歳)

ウィーン
◆1月7、8日、VSO、グルダ。シューマン:ピアノ協、ブラームス1番。
ウィーン交響楽団ツアー
◆1月13日、ウルム。
◆1月14日、ミュンヘン。
◆1月15日、フランクフルト。
◆1月16日、ハノーファー。
◆1月17、18日、ハンブルク。
◆1月19日、エッセン。
◆1月20日、デュッセルドルフ。
◆1月21日、デュースブルク。
◆1月22日、ドルトムント。
◆1月23日、ゾーリンゲン。
◆1月25日、アーヘン。
◆1月27日、シュトゥットガルト。
◆1月28日、アウクスブルク。
◆1月29日、ミュンヘン。
ウィーン
◆2月4、5日、VSO、ウィーン少年合唱団。パレストリーナ、ビクトリア、他、ブルックナー5番。
スイス・ロマンド管ツアー
◆2月8日、ジュネーヴ。
◆2月9日、ローザンヌ。
ローマ
◆3月1日、ローマRAI響。チャイコフスキー5番。
スイス・ロマンド管ツアー
◆4月30日、5月5日、パリ。
バイロイト
◆5月28日、VSO。バイロイト祝祭劇場公演。ブルックナー8番、ワーグナー管弦楽曲集。
ウィーン
◆6月1、4、9、15日、VPO。バッハ:2台ヴァイオリン協、ブランデンブルク協2番、いまぞ救いと力は来れり、マタイ受難曲、ロ短調ミサ、モーツァルト:戴冠ミサ、ほか。
◆6月、EMI録音。VPO。フィガロの結婚。
ミラノ
◆6月29、30日、7月、VSO。ミサ・ソレムニス、ロ短調ミサ。
ルツェルン
◆8月23日、ルツェルン祝祭管、リパッティ。ルーセル4番、モーツァルト:ピアノ協21番、チャイコフスキー5番。
ウィーン
◆9月14日、〜11月、VSO。ブルックナー8番、幻想交響曲、展覧会の絵、ベートーヴェン2番、シベリウス5番、ヴェルディ:レクイエム、ほか。
ウィーン交響楽団ツアー
◆9月14日、グラーツ。
◆9月16、17日、ヴェネツィア。
◆9月20日、ラクイラ。
◆9月24日、ペルージャ。
ウィーン
◆10月21、22日、11月4、5、11、18、19日、VSO、デムス。ブルックナー8番。幻想交響曲、展覧会の絵、ベートーヴェン2番、シベリウス5番、モーツァルト:ピアノ協21番、ヴェルディ:レクイエム。
◆11月、EMI録音。VPO。魔笛。
ローマ
◆12月3日、ローマ聖チェチーリア管。ベートーヴェン2番、展覧会の絵。
ミラノ
◆12月27、30日、スカラ座。タンホイザー。

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 1951年/昭和26年 (42〜43歳)

ミラノ
◆1月6、9、14、15、18、21、23、28日、スカラ座。タンホイザー、ドン・ジョヴァンニ。
ウィーン
◆2月3、4日、VSO。アイーダ。
グラーツ
◆2月5日、VSO。ブルックナー8番。
ウィーン
◆3月21、22日、VSO。ロ短調ミサ。
ウィーン交響楽団ツアー
◆5月25日、ミュンヘン。
◆5月26日、シュトゥットガルト。
◆5月27日、フランクフルト。
◆5月28日、ハイデルベルク。
◆5月30、31日、パリ。
◆6月1日、ベルン。
◆6月2日、ジュネーヴ。
◆6月3日、ローザンヌ。
◆6月4日、バーゼル。
◆6月5日、チューリヒ。
ロンドン
◆6月、EMI録音。PO、ギーゼキング。グリーグ:ピアノ協、ベートーヴェン:同4、5番、モーツァルト:同23番、フランク:交響的変奏曲。
ミラノ
◆6月18、19日、スカラ座管。アナクレオン序曲、ベートーヴェン5番、ドン・キホーテ。
バイロイト
◆8月5、8、11、12、13、15、16、19、21日、バイロイト祝祭劇場。マイスタージンガー、ニーベルングの指環。バイロイトには妻アニタと共に、当時の愛車、英オースティンA90 アトランティック・スポーツで訪れています。


ルツェルン
◆9月1、2日、VSO。ルツェルン祝祭管。ロ短調ミサ。
ウィーン交響楽団ツアー
◆9月21日、トリエスト。
◆9月23日、ペルージャ。
◆9月24、25日、ローマ。
◆9月26日、ジェノヴァ。
◆9月27日、ボローニャ。
ミラノ
◆10月12、13日、スカラ座管。マルティヌー:2台ピアノ協、ハイドン104番、シベリウス5番、フィンランディア。
ウィーン
◆10月20、21、22、27、28日、11月17、18、19、23、24、25日、VSO。ブルックナー9番、テ・デウム、モルダウ、バルトーク:ピアノ協3番、ブラームス2番、ドイツ・レクイエム、ベルガー:コンチェルト・マヌアーレ、モーツァルト41番、ドン・キホーテ。
ロンドン
◆11、12月、EMI録音。PO。ベートーヴェン7番、シベリウス5番、バルトーク:管弦楽のための協奏曲、ドン・ファン、ティル。
ウィーン
◆12月8、9、10、14、15、16日、VSO。チャイコフスキー5番、詩篇交響曲、ヘンデル:合奏協 Op.6-12、ワーグナー・コンサート。

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 1952年/昭和27年 (43〜44歳)

ミラノ
◆1月9、26、31日、2月3、6日、スカラ座。フィデリオ、ばらの騎士。
ローマ
◆2月10、12日、ローマ聖チェチーリア管。モーツァルト39番、スペイン狂詩曲、ベートーヴェン7番。
ミラノ
◆2月13、17日、スカラ座。ばらの騎士。
ロンドン
◆4、5月、EMI録音。PO。水上の音楽、チャイコフスキー5番、ブラームス1番、カルタ遊び、モーツァルト:ディヴェルティメント15番。
◆5月6、9日、PO。水上の音楽、カルタ遊び、ブラームス1番。
フィルハーモニア管弦楽団ツアー
◆5月12、13日、パリ。
◆5月14日、ベルン。
◆5月15日、ジェノヴァ。
◆5月16日、チューリヒ。
◆5月17日、バーゼル。
◆5月22、23日、ウィーン。
◆5月24日、リンツ。
◆5月26日、ミュンヘン。
◆5月28、29日、ベルリン。
ベルリン公演の際、ベルリン・フィル運営陣と会談、今後についての話し合いがおこなわれました。
ロンドン
◆7月、EMI録音。PO。フィンランディア、くるみ割り人形。
バイロイト
◆7月23日、8月2、7日、バイロイト祝祭劇場。
ルツェルン
◆8月16日、ルツェルン祝祭管、カサドシュ。ベートーヴェン8番、モーツァルト:ピアノ協24番、シベリウス5番。
バイロイト
◆8月20、25日、バイロイト祝祭劇場。トリスタンとイゾルデ。演出をめぐりヴィーラント・ワーグナーと衝突、以後、カラヤンはバイロイトに出演せず。
ウィーン交響楽団ツアー
◆9月28、29日、ペルージャ。
◆10月3日、ミュンヘン。
◆10月4日、バーデン・バーデン。
◆10月5日、マンハイム。
◆10月6日、アーヘン。
◆10月7日、ヴッパータール。
◆10月8日、ドルトムント。
◆10月9日、ビーレフェルト。
◆10月10日、クレフェルト。
◆10月11日、ハンブルク。
◆10月13日、リューベック。
◆10月14日、アントウェルペン。
◆10月14日、ケルン。
ウィーン
◆10月18、19、20、22、25、26、27日、VSO、ハスキル。ベートーヴェン1番、3番、ロマンス2番、ブラッハー:パガニーニ変奏曲、マルティヌー:合奏協、ルーセル3番、ベートーヴェン8番、2番、ピアノ協4番。
◆11月、EMI録音。ウィーン楽友協会管弦楽団&合唱団。ロ短調ミサ。器楽奏者にパリキアン、モリス、ブレイン、サトクリフなどフィルハーモニアの名手が参加した録音。
◆11月8、9、10、12、14、15、16日、VSO。ベートーヴェン4番、7番、ブリッジ変奏曲、フランセ:コンチェルティーノ、バルトーク:管弦楽のための協奏曲、コリオラン、ベートーヴェン5番、6番。
ロンドン
◆11、12月、EMI録音。PO。ベートーヴェン3番、白鳥の湖、眠れる森の美女、モーツァルト35番。
ローマ
◆12月6日、ローマRAI響。ブラームス2番、エディプス王、ベートーヴェン4番、7番。

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 1953年/昭和28年 (44〜45歳)

ミラノ
◆1月10、13、17、20、25、28、31、2月1、5、8、11日、スカラ座。ローエングリン、ドン・ジョヴァンニ。
◆2月14、16、18日、スカラ座管。オルフ:カルミナ・ブラーナ、カトゥッリ・カルミナ、アフロディテの勝利。
トリノ
◆2月20日、トリノRAI響。ティペット:われらが時代の子。
ミラノ
◆2月24日、スカラ座管。オルフ:カルミナ・ブラーナ、カトゥッリ・カルミナ、アフロディテの勝利。
トリノ
◆3月1日、トリノRAI響。チャイコフスキー5番、オネゲル2番、死と変容。
ウィーン
◆3月13、14、15、18日、VSO、ライマー。ベートーヴェン9番。オネゲル2番、ライマー:左手のためのピアノ協、フロラン・シュミット:詩篇47番。
ローマ
◆3月26日、ローマRAI響。ブラームス2番。
トリノ
◆4月10、11、24日、トリノRAI響、ライマー。ベートーヴェン2番、バルトーク:管弦楽のための協、シベリウス:フィンランディア、ブリテン:ブリッジ変奏曲、ライマー:左手のためのピアノ協、モーツァルト41番。
ウィーン
◆6月1、2、3、4、5、6、7日、VSO、ヴューラー。モーツァルト29番、バルトーク:管弦楽のための協、ラフマニノフ:ピアノ協2番、フィデリオ。
ロンドン
◆6月22日、PO。モーツァルト35番、バルトーク:管弦楽のための協、ベートーヴェン3番。
◆6〜7月、EMI録音。PO。ヘンゼルとグレーテル全曲、死と変容、チャイコフスキー4番、シベリウス4番、タピオラ、ベートーヴェン6番、コリオラン、レオノーレ序曲第3番、エグモント序曲、ドビュッシー:海、ラヴェル:スペイン狂詩曲。ワルトトイフェル:スケートをする人々、ワインベルガー:バグパイプ吹きのシュワンダよりポルカ、バルトーク:管弦楽のための協奏曲。
オステンド
◆7月23、24日、PO。モーツァルト35番、ドン・ファン、ベートーヴェン3番、ヘンデル:水上の音楽組曲、ブリテン:ブリッジ変奏曲、チャイコフスキー5番。ベルギー公演。
アスコーナ
◆夏、スイスのアスコーナで飛行機の操縦免許を取得。
ルツェルン
◆8月15日、ルツェルン祝祭管。モーツァルト41番、ストラヴィンスキー:エディプス王。
ミュンヘン
◆8月19、21日、スカラ座引越公演。ドン・ジョヴァンニ。
ロンドン
◆8月、EMI録音。PO、ギーゼキング。シューマン:ピアノ協、モーツァルト:ピアノ協24番。
エディンバラ
◆9月1、2、4日、PO、メニューイン。ブリテン:ブリッジ変奏曲、ドビュッシー:海、ベートーヴェン7番、ヘンデル:水上の音楽組曲、ベートーヴェン:ヴァイオリン協、バルトーク:管弦楽のための協、モーツァルト:テイヴェルテイメント第15番、ラヴェル:スペイン狂詩曲、チャイコフスキー:交編曲第5番。
ベルリン
◆9月8日、BPO。ベートーヴェン3番、バルトーク:管弦楽のための協。戦後初めての共演。
ウィーン
◆10月2、3、4、9、10、11日、VSO。モーツァルト40番、ドビュッシー:夜想曲より、ブラームス1番、モーツァルト41番、死と変容、ペートーヴェン7番。
ウィーン交響楽団ツアー
◆10月12日、ミュンヘン。
◆10月13日、デュッセルドルフ。
◆10月14日、エッセン。
◆10月15日、フィーアゼン。
◆10月16日、ヴッパータール。
◆10月17日、リエージュ。
◆10月18日、ブルッヘ。
◆10月19日、ブリュッセル。
◆10月21日、アントウェルペン。
◆10月22、23日、パリ。
◆10月25日、バーデン・バーデン。
◆10月26日、フライブルク。
◆10月28日、バーゼル。フィデリオ。
◆10月29日、ジュネーヴ。フィデリオ。
◆10月30日、チューリヒ。フィデリオ。
ウィーン
◆10月31日、11月2、3日、VSO。モンテヴェルディ:羊飼いたちは今、ラッスス:マルゴットはブドウの木を耕した、ドビュッシー:オルレアンの3つの歌、ジェズアルド:あるいはいつも生々しい愛、モンテヴェルディ:タッソーによる5声のマドリガル、ブルックナー8番、バッハ:マタイ受難曲。
ロンドン
◆11月20日、PO。ブリテン:ブリッジ変奏曲、ベートーヴェン6番、シベリウス5番。
◆11月、EMI録音。PO、ブレイン。ブリテン:ブリッジ変奏曲、ヴォーン・ウィリアムス:タリス幻想曲、モーツァルト:ホルン協全曲、協奏交響曲 K.297b、アイネ・クライネ・ナハトムジーク、ベートーヴェン1番、第2番、第4番、第8番、ほか。
ウィーン
◆11月27、28、29日、VSO。ストラヴィンスキー:エディプス王。
ローマ
◆12月5、11、12、15、19、20、21、22日、ローマRAI響、ジュランナ。ゲディーニ:ヴィオラ協、ウォルトン1番、ベートーヴェン4番、第5番、ドン・ジョヴァンニ、魔笛、バッハ:マニフィカト、ズーターマイスター:レクイエム。

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 1954年/昭和29年 (45〜46歳)

ミラノ
◆1月18、21、24、27、31日、2月4、5日、スカラ座。ランメルモールのルチア、フィガロの結婚。ルチアはカラスの出演で大成功。
◆2月6日(昼)、ローマRAI響。ヘンゼルとグレーテル。
◆2月6、7、9日、スカラ座。ランメルモールのルチア、フィガロの結婚。
トリノ
◆2月12日、トリノRAI響、アンダ。ルーセンベリ:弦楽のための協1番、バルトーク:ピアノ協3番、ベートーヴェン6番。
ミラノ
◆2月14日、スカラ座。ランメルモールのルチア、フィガロの結婚。
トリノ
◆2月15、19日、トリノRAI響、合唱団。ベートーヴェン6番、第1番、モーツァルト41番、ヘンデル:合奏協 Op.6-12、フロラン・シュミット:詩篇47番。
ミラノ
◆2月20日、スカラ座。フィガロの結婚。
NHK交響楽団ツアー
◆4月7、8、14、15、16、21日、東京。
◆4月26日、京都。
◆4月27、28日、宝塚。
◆4月30日、5月1日、名古屋。
◆5月7、8、9日、東京。
◆5月6日、N響練習場で、日本の若手指揮者5人への講習会を開催。前田幸市郎、石丸寛、平井哲三郎、外山雄三、三石精一が参加。
ロンドン
◆6月24、29日、PO。モーツァルト:協交響曲 K.297b、ラヴェル:スペイン狂詩曲、ベートーヴェン5番、ヴォーン・ウィリアムス:タリス幻想曲、ドビュッシー:海、ブラームス1番。
◆6〜7月、EMI録音。PO。ナクソス島のアリアドネ全曲、コジ・ファン・トゥッテ全曲、ベルリオーズ:幻想交響曲、シュトラウス:雷鳴と電光、オペラ間奏曲集(カヴァレリア・ルスティカーナ、道化師、ホフマン物語、ハーリ・ヤノーシュ、マノン・レスコー、カルメン、タイス、ホヴァンシチナ、ゴイェスカス、椿姫、友人フリッツ)。
エクサン・プロヴァンス
◆7月28、30日、PO。ドビュッシー:海、ベルリオーズ:幻想交響曲、ブリテン:ブリッジ変奏曲、ドン・ファン、ベートーヴェン5番。
ルツェルン
◆8月8、12日、PO。モーツァルト:ディヴェルテイメント第15番、ラヴェル:スペイン狂詩曲、ブラームス1番、ドン・ファン、モーツァルト:ピアノ協23番、ベルリオーズ:幻想交醤曲。
10日後の22日にはフルトヴェングラーがPOを指揮して第9を演奏。
オットーボイレン
◆8月15日、VSO。ブルックナー8番。
エディンバラ
◆9月7、8日、PO。ベートーヴェン:エグモント序曲、交響曲第4番、第3番、モーツァルト35番、ティル、ブラームス1番。
ロンドン
◆9月、EMI録音。PO、シュヴァルツコップ。ベートーヴェン:おお、不実なる者よ、フィデリオより悪者よどこへ急ぐのだ〜来たれ希望よ。
ベルリン
◆9月23日、BPO、アンダ。モーツァルト39番、バルトーク:ピアノ協3番、ブラームス1番。
19日と20日にはフルトヴェングラーが指揮していました。
ウィーン
◆10月1、2、3、8、10日、VSO。モーツァルト39番、ブルックナー5番、カルメン。
ロンドン
◆10月15日、PO、エトヴィン・フィッシャー。ベルリオーズ:幻想交響曲、モーツァルト:ビアノ協22番、ムソルグスキー編):組曲〈展覧会の 絵〉。
フィルハーモニア管弦楽団ツアー
◆10月17日、アントウェルペン。
◆10月18、19日、ブリュッセル。
◆10月20、21、22日、ベルン。
◆10月23、24日、ミラノ。
◆10月25日、ペルージャ。
◆10月26日、ローマ。
◆10月27日、ナポリ。
◆10月28日、パレルモ。
◆10月31日、トリノ。
◆11月2日、パリ。
ロンドン
◆11月、EMI録音。PO。ベートーヴェン5番、ライマー:ピアノ協、左手のためのピアノ協、オペラ・バレエ曲集(ジョコンダ、タンホイザー、アイーダ、ホヴァンシチナ、イーゴリ公)。
ウィーン
◆11月16、17、18日、VSO。ヘンデル:合奏協 Op.6-12、オネゲル:交醤曲第3番、チャイコフスキー4番。
ベルリン
◆11月21、22日、BPO。ヴォーン・ウィリアムス:タリス幻想曲、ブルックナー9番。
ウィーン
◆11月26、27、28日、VSO。ヴェルディ・レクイエム。
ローマ
◆12月4日、ローマRAI響、合唱団。ベートーヴェン9番。
ミラノ
◆12月10日、ミラノRAI響。ヘンゼルとグレーテル。
ローマ
◆12月11、15、19日、ローマRAI響、合唱団、アンダ。ブラームス:ピアノ協2番、バルトーク:カンタータ・プロファーナ、モーツァルト39番、オネゲル3番、ペレアスとメリザンド。
ミラノ
◆12月25日、スカラ座。ヘンゼルとグレーテル。

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 1955年/昭和30年 (46〜47歳)

ミラノ
◆1月18日、スカラ座。カルメン。
ベルリン・フィル・ツアー
◆2月13日、ヴォルフスブルク。
◆2月14日、ハノーファー。
◆2月15日、ハンブルク。

ベルリン
◆2月21、22日、BPO。ハイドン104番、ベートーヴェン5番。
ベルリン・フィル・ツアー
◆2月27日、ワシントン。
◆2月28日、フィラデルフィア。
◆3月1日、ニューヨーク。
◆3月3日、ビッツバーグ。
◆3月4日、クリーヴランド。
◆3月5日、シンシナティ。
◆3月7日、レキシントン。
◆3月8日、ブルーミントン。
◆3月10日、ミルウォーキー。
◆3月11、12、13日、シカゴ。
◆3月15日、アナーバー。
◆3月16日、コロンバス。
◆3月17日、デトロイト。
◆3月18日、トロント。
◆3月20日、ロチェスター。
◆3月21日、モントリオール。
◆3月花日、シラキューズ。
◆3月24日、ボストン。
◆3月25日、ハートフォード。
◆3月26日、ボルティモア。
◆3月27日、ワシントン。
◆3月29日、ニューアーク。
◆3月30日、4月1日、ニューヨーク。

前年12月13日、ベルリン・フィル総会で、ベルリン・フィルの主要なコンサートとアメリカ・ツアーの指揮をカラヤンに依頼するよう全員一致で決めていました。アメリカ・ツアーの主催はコロンビア・アーティスツ。
ベルリン
◆4月4、5日、BPO。ティル、ブラームス2番。
◆4月5日、ベルリン・フィル第4代芸術監督および常任指揮者に任命。カラヤンの47歳の誕生日でもありました。
ロンドン
◆4、5月、EMI録音。PO。こうもり全曲、シューベルト:未完成、チャイコフスキー6番、ブラームス:ハイドン変奏曲、シュトラウス:ピツィカート・ポルカ、芸術家の生涯、モーツァルト:コジ・ファン・トゥッテ序曲。
◆5月1日、PO。モーツァルト35番、シベリウス4番、チャイコフスキー4番。
ウィーン
◆6月25、26日、VSO。ベートーヴェン9番。
ロンドン
◆7月、EMI録音。PO。ベートーヴェン9番、ブラームス2番、第4番、モーツァルト39番、クラリネット協、アヴェ・ヴェルム・コルプス、シベリウス6番、第7番、シュトラウス:トリッチ・トラッチ・ポルカ、ラデツキー行進曲、シャブリエ:スペイン、楽しい行進曲、スッペ:軽騎兵序曲、オッフェンバック:天国と地獄序曲、シュトラウス:ジプシー男爵序曲、うわごと、皇帝円舞曲、美しく青きドナウ。
ミラノ
◆8月、EMI録音。スカラ座。蝶々夫人全曲。
ルツェルン
◆8月10、27日、ルツェルン祝祭管、ハスキル、アンダ、シュナイダーハン。バッハ:2台のクラヴィーアのための協、ブラームス2番、オネゲル3番、ベートーヴェン:コリオラン、ヴァイオリン協、交響曲第7番。
ベルリン
◆9月29日、スカラ座歌手陣と合唱団、ベルリンRIAS響。ランメルモールのルチア。
スカラ座で演出と指揮を兼ねて大成功を収めていたカラスとのルチアを引越公演。
◆9月30日、10月1日、BPO、ギーゼキング。ベートーヴェン:コリオラン、交響曲第7番、ピアノ協5番。
◆10月2日、スカラ座歌手陣と合唱団、ベルリンRIAS響。ランメルモールのルチア。
ウィーン
◆10月7、8、9日、VSO、バドゥラ=スコダ、デムス、カラヤン。モーツァルト:3台のピアノのための協、ベートーヴェン2番、コダーイ:ハンガリー詩篇。
ロンドン
◆10月、EMI録音。PO。ムソルグスキー:展覧会の絵。
◆10月14、18日、PO。ヴォーン・ウィリアムス:タリス幻想曲、ブリテン:ブリッジ変奏曲、バルトーク:管弦楽のための協、ベルリオーズ:幻想交響曲、ラヴェル:スペイン狂詩曲、シベリウス5番。
フィルハーモニア管弦楽団ツアー
◆10月23日、ワシントン。
◆10月25、26日、ニューヨーク。
◆10月27日、ニューヘヴン。
◆10月28日、ニューヨーク。
◆10月29日、ワシントン。
◆10月31日、ハンティントン。
◆11月1日、チャールストン。
◆11月2日、コロンバス。
◆11月3日、トレド。
◆11月5、6日、シカゴ。
◆11月7日、グランド・ラピッズ。
◆11月8日、カラマッゾ。
◆11月9日、アナーバー。
◆11月10日、デトロイト。
◆11月11日、トロント。
◆11月13日、ニューヨーク。
◆11月14日、ボルティモア。
◆11月15日、フィラテルフィア。
◆11月16日、アムハースト。
◆11月17日、バーリントン。
◆11月18日、ポートランド。
◆11月19日、ボストン。
ミラノ
◆12月10、12、13日、スカラ座。魔笛、カルメン。
トリノ
◆12月16日、トリノRAI響。死と変容、ストラヴィンスキー:3楽章の交響曲。
ミラノ
◆12月18、20日、スカラ座。魔笛。
トリノ
◆12月21日、トリノRAI響。コダーイ:ハンガリー詩篇、ヘンデル:合奏協 Op.6-12。
ミラノ
◆12月22日、スカラ座。魔笛。

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 1956年/昭和31年 (47〜48歳)

ベルリン
◆1月4、5、6日、BPO、フルニエ。ベートーヴェン4番、サン=サーンス:チェロ協1番、ドン・キホーテ。
ウィーン
◆1月8、9、10日、VSO、マイナルディ。モーツァルト38番、ドン・キホーテ、ハイドン:チェロ協2番、ヒンデミット:チェロ協。
ベルリン
◆1月21日、放送録音。ケンプ、BPO。ベルリン、ツェーレンドルフのパウルス教会。モーツァルト41番、ピアノ協20番。
◆1月22、23日、ケンプ、BPO。モーツァルト41番、ディヴェルティメント第17番、ピアノ協20番。
ウィーン
◆1月25、26、27日、VSO、ハスキル。モーツァルト40番、41番、ピアノ協20番。
フィルハーモニア管弦楽団ツアー
◆1月28日、ザルツブルク。
◆1月29日、ミュンヘン。
◆1月30日、フライブルク。
◆1月31日、ベルン。
◆2月1日、チューリヒ。
◆2月2日、ストラスブール。
◆2月3、4日、パリ。
◆2月6日、ロンドン。
ベルリン
◆2月19、20日、BPO、聖ヘトヴィヒ大聖堂合唱団。ストラヴィンスキー:エディプス王。
ウィーン
◆2月24、25、26日、VSO、フェラス。モーツァルト:フリーメーソンのための葬送音楽、ブラームス:ヴァイオリン協、プロコフィエフ5番。
ミラノ
◆3月14日、スカラ座。サロメ。

契約
◆4月25日、ベルリン・フィル第4代芸術監督および常任指揮者としての契約書に、ベルリン市文化大臣ティブルティウスと共に署名。終身指揮者。


ベルリン
◆4月27、28、29日、BPO。ヘンデル:合奏協 Op.6-12、オネゲル3番、チャイコフスキー6番。
ベルリン・フィル・ツアー
◆4月30日、キール。
◆5月1日、ハンブルク。
◆5月2日、ブレーメン。
◆5月3日、オルテンブルク。
◆5月4日、ハノーファー。
◆5月5日、ビーレフェルト。
◆5月6日、ボーフム。
◆5月7日、ドルトムント。
◆5月8日、エッセン。
◆5月9日、デュッセルドルフ。
◆5月10日、フィーアゼン。
◆5月11日、ブリュッセル。
◆5月12日、オステンド。
◆5月14、15日、パリ。
◆5月18日、ケルン。
◆5月19日、ヴォルフスブルク。
ベルリン
◆5月21日、BPO。ベートーヴェン7番、ティル、皇帝円舞曲。
ベルリン・フィル・ツアー
◆6月4日、ミュンヘン。
◆6月5、6、7日、ウィーン。
◆6月8日、グラーツ。
ウィーン
◆6月12、14、16日、スカラ座引越公演。ランメルモールのルチア。
契約
◆6月16日、ウィーン国立歌劇場芸術監督に就任。ベームが3月に総監督を辞任していました。
ロンドン
◆6、7月、EMI録音。PO。ファルスタッフ。
◆6月20日、PO。ベートーヴェン2番、4つの最後の歌、ブラームス4番。
ミラノ
◆8月、EMI録音。スカラ座。トロヴァトーレ。
ルツェルン
◆8月15日、ルツェルン祝祭管、ゼーフリート、シュナイダーハン。モーツァルト38番、ヴァイオリン協5番、どうしてあなたを忘れられよう、交響曲第39番。
◆9月6日、PO。ルツェルン祝祭。ベートーヴェン6番、ブラームス4番。
ベルリン
◆9月23、24、25日、アンダ、BPO。ブラームス4番、ピアノ協2番。
契約
◆10月1日、ザルツブルク音楽祭芸術監督就任。1960年9月30日までの4年契約。以降、随時更新。
ベルリン・フィル・ツアー
◆10月7日、ワシントン。
◆10月8日、プリンストン。
◆10月9日、ニューヘヴン。
◆10月10日、ニューヨーク。
◆10月11日、ワシントン。
◆10月12日、ニューヨーク。
◆10月13日、ニューブランズウィック。
◆10月14日、ボストン。
◆10月15日、モントリオール。
◆10月16日、オタワ。
◆10月17日、ハミルトン。
◆10月18日、トロント。
◆10月21日、アナーバー。
◆10月22日、サギノー。
◆10月23日、イーストランシング。
◆10月24日、カラマズー。
◆10月26、27、28日、シカゴ。
◆10月29日、ミルウォーキー。
◆10月30日、アーバナ。
◆11月1日、ローレンス。
◆11月2日、トピーカ。
◆11月4日、デンヴァー。
◆11月7日、ソルトレークシティ。
◆11月B日、プローヴォ。
◆11月10日、サンフランシスコ。
◆11月12、13日、バークリー。
◆11月14日、サクラメント。
◆11月15日、フレズノ。
◆11月17日、サンディエゴ。
◆11月18日、ロサンジェルス。
◆11月19日、サンタ・バーバラ。
ベルリン
◆11月22、23、24日、BPO。ドン・ファン、ハイドン101番、シューマン4番。
ウィーン
◆12月1、2日、VSO。ドイツ・レクイエム
ベルリン
◆12月8、9、10日、BPO。ブラッハー:幻想曲、チャイコフスキー5番。
ロンドン
◆12月、EMI録音。PO。ばらの騎士全曲、プロコフィエフ:ピーターと狼。

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 1957年/昭和32年 (48〜49歳)

ベルリン
◆1月6、7、8日、BPO。ブルックナー8番。
◆1、2月、EMI録音。BPO。トリスタンとイゾルデ前奏曲と愛の死、タンホイザー序曲、マイスタージンガー第1幕前奏曲。
ウィーン
◆1月17日、ウィーン国立歌劇場管。モーツァルト:フリーメーソンのための葬送音楽。
  1月16日に死去したトスカニーニ追悼のため。当日は20時よりニルソン、フィッシャー=ディースカウ主演で(クロブチャール指揮)サロメを上演。
◆1月19、20日、VSO、ウィーン楽友協会小合唱団。バッハ:イエス、わが喜び、ブルックナー5番。
◆2月13、14日、VSO。ヒンデミット:画家マティス、ベートーヴェン7番。
ベルリン
◆2月17、18、19日、BPO。シューベルト:未完成、プロコフィエフ5番。
◆2月18、19日、EMI録音。BPO。ワーグナー:マイスタージンガー第1幕前奏曲。
ミラノ
◆3月11、14、16、19、23日、スカラ座。ファルスタッフ。
ウィーン
◆4月2、5、15日、ウィーン国立。ワルキューレ、オテロ。
◆4月17日、VPO。ブルックナー8番。
◆4月18、21日、ウィーン国立。オテロ、ワルキューレ。
ベルリン
◆4月25、26日、BPO、聖ヘトヴィヒ大聖堂合唱団。ベートーヴェン9番。ベルリン・フィル創立75周年記念演奏会。
◆4月、EMI録音。BPO。シューマン4番。
ウィーン
◆4月27日、5月1、3日、ウィーン国立。オテロ、ワルキューレ。
◆5月4。5日、VSO、クリーン。マルタン:弦楽のための練習曲、モーツァルト:ピアノ協23番、ブラームス4番。
◆5月6日、ウィーン国立。オテロ。
ロンドン
◆4月、EMI録音。PO。おもちゃの交響曲、。
ベルリン
◆5月、EMI録音。BPO。ブルックナー8番。ベルリン・フィルとの初めてのステレオ録音。
◆5月24、25、26日、BPO、グールド。ヒンデミット:画家マティス、ベートーヴェン:ピアノ協3番、シベリウス5番。
ウィーン
◆6月2、5、7、9、10、12、13、15、16、17、19、20日、ウィーン国立。ワルキューレ、オテロ、椿姫、カルメン。
◆6月15、16日(共に昼)、VSO。ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス。
ザルツブルク
◆7月27日、VPO。フィデリオ。
◆7月28日、VPO。ブルックナー8番。
◆7月29日、BPO、アンダ。モーツァルト41番、第35番、ピアノ協21番。
◆8月6、10、12日、VPO。フィデリオ、ファルスタッフ。
◆8月13日、BPO、ヘルツォーク。ベルガー: シンフォニア・パラボリカ、アイネム:ピアノ協、オネゲル3番。
◆8月14日、VPO。ファルスタッフ。
ルツェルン
◆8月17日、ルツェルン祝祭管、ミルシテイン。ブラームス:ヴァイオリン協、チャイコフスキー6番。
ザルツブルク
◆8月20、21日、VPO。フィデリオ、ファルスタッフ。
◆8月22、23日、VPO。ドイツ・レクイエム。
◆8月26、27日、VPO。フィデリオ、ファルスタッフ。
ウィーン
◆9月15、17、20、21、23日、ウィーン国立。ファルスタッフ、カルメン。
ベルリン
◆9月28、29、30日、BPO。マルタン:弦楽のための練習曲、ブルックナー5番。
ウィーン
◆10月3日、ウィーン国立。オテロ。
◆10月5、6日(昼)、VSO、ヘルツォーク。ヘンデル:合奏協 Op.6-5、アイネム:ピアノ協、ドヴォルザーク9番。
◆10月6、8、10日、ウィーン国立。オテロ、カルメン。
ベルリン
◆10月26、27、28日、BPO、フィンケ。モーツァルト38番、マルティヌー:チェロ協1番、ドヴォルザーク9番。
ベルリン・フィル・ツアー
◆11月3、4、5、6日、東京。
◆11月7、8日、名古屋。
◆11月10日、福岡。
◆11月11日、八幡。
◆11月13日、広鳥。
◆11月15、16日、宝塚。
◆11月17日、神戸。
◆11月19、20、22日、東京。
  最終日のベートーヴェン5番はNHK交響楽団と合同演奏。
ベルリン
◆11月27、28、29日、BPO。ストラヴィンスキー:火の鳥、モーツァルト38番、ブラームス1番。
◆11月、EMI録音。BPO。ヒンデミット:画家マティス、ドヴォルザーク9番。
ウィーン
◆12月8、11日、ウィーン国立。ワルキューレ、オテロ。
◆12月15日。パレストリーナ:教皇マルチェルスのミサ、ほか。
  ウィーン国立歌劇場合唱団創立30周年を記念した日中の公演。
◆12月23、26、27日、ウィーン国立。ジークフリート、ワルキューレ。

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 1958年/昭和33年 (49〜50歳)

ベルリン
◆1月5、6、7日、BPO、フェラス。ベートーヴェン6番、メンデルスゾーン:ヴァイオリン協、ラヴェル:ダフニスとクロエ組曲第2番。
ロンドン
◆1月、EMI録音。PO。リスト:ハンガリー狂詩曲第2番、ベルリオーズ:ローマの謝肉祭、ビゼー:アルルの女組曲第1、2番、カルメン組曲第1番、シベリウス:悲しきワルツ、バレエ音楽集(パリの喜び、ウィリアム・テル、ファウスト)、リスト:前奏曲、チャイコフスキー:1812年、モーツァルト:そり滑り。
◆1月12日、PO。バッハ:ブランデンブルク協2番、ブラームス:ハイドン変奏曲、プロコフィエフ5番。
ウィーン
◆1月22日、ウィーン国立。オテロ。
◆1月23日、VPO。ウィーン・フィルのためのファンファーレ、シュトラウス:皇帝円舞曲。
◆1月25日(昼)、VSO。ブルックナー9番。
◆1月25日、ウィーン国立。フィガロの結婚。
◆1月26日、VSO。ブルックナー9番。
◆1月27、31日、2月1、5、7日、ウィーン国立。フィガロの結婚、フィデリオ、蝶々夫人、ワルキューレ、ジークフリート。
◆2月8、9日、VSO、リヒター=ハーザー。ウェーベルン:パッサカリア、シューマン:ピアノ協、チャイコフスキー4番。
ベルリン
◆2月21、22、23日、BPO、聖ヘトヴィヒ大聖堂合唱団。ブラームス:ドイツ・レクイエム
ベルリン・フィル・ツアー
◆2月24日、キール。
◆2月25日、八ンブルク。
◆2月26日、ハノーファー。
◆2月27日、ビーレフェルト。
◆2月28日、ヴッパータール。
◆3月1日、デュッセルドルフ。
◆3月2日、フィアーゼン。
◆3月4日、パリ。
◆3月6日、ドルトムント。
◆3月7日、エッセン。
◆3月8日、ケルン。
ウィーン
◆3月23、26日、ウィーン国立。蝶々夫人、オテロ。
◆3月29、30日、VPO。ベートーヴェン9番。
◆4月3、4、9日、ウィーン国立。トスカ、オテロ。
ミラノ
◆4月21、24、26、29日、スカラ座。ワルキューレ。
ウィーン・フィル・ツアー
◆5月1、2日、バーリ。
◆5月6、7日、ブリュッセル。
ベルリン
◆5月18、19、20日、BPO。バルトーク:弦、打楽器とチェレスタのための音楽、ベートーヴェン3番。
◆5月、EMI録音。BPO。シューベルト5番、スメタナ:モルダウ。
ウィーン
◆5月22、24、27、28日、6月2、4、8、10、11、14日、ウィーン国立。ジークフリート、アイーダ、ワルキューレ、カルメン、ファルスタッフ、エディプス王、トスカ。
ブリュッセル
◆6月16、17日、BPO。ベートーヴェン5番、第6番、シューベルト:未完成、ブラッハー:協奏的音楽、ブラームス2番。
ウィーン
◆6月18、21日、ウィーン国立。蝶々夫人、トスカ。
◆6月22、23日、VSO。バッハ:ミサ曲ロ短調。
ザルツブルク
◆7月26日、8月2、5、9、13、15、20日、VPO。ドン・カルロ、フィデリオ
◆8月21日、VPO。ヴェルディ:レクイエム。
◆8月25、27日、VPO。フィデリオ、ドン・カルロ。
ミュンヘン
◆8月28日、BPO、ミュンヘン・フィルハーモニー合唱団。ベートーヴェン9番。
ルツェルン
◆8月30、31日、BPO、ルツェルン祝祭合唱団。ベートーヴェン9番。
ウィーン
◆9月9、11日、ウィーン国立。アイーダ、カルメン。
◆9月、EMI録音。PO。ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス、モーツァルト38番。
◆9月14、17日、ウィーン国立。ファルスタッフ。
ベルリン
◆9月21、22日、グールド、BPO。フォルトナー:管弦楽のための即興曲、バッハ:クラヴィアーア協1番、ベートーヴェン5番。

ウィーン
◆10月11、12日、VPO。ベートーヴェン:コリオラン、交響曲第1番、第3番。
◆10月11、13、15日ウィーン国立。フィデリオ、トスカ、ジークフリート。
家族

◆10月16日、31歳若いファッション・モデル、エリエッテ・ムーレ[1939- ]と結婚。アニータとは直前に離婚。
ベルリン
◆10月18、19、20日、BPO、フルニエ。バッハ:ブランデンブルク協3番、シューマン:チェロ協、英雄の生涯
ベルリン・フィル・ツアー
◆10月21日、ヴォルフスブルク。
◆10月22日、シュトウットガルト。
◆10月23日、マンハイム。
◆10月24日、フライブルク。
◆10月26日、チューリヒ。
◆10月27日、バーゼル。
◆10月28、29日、ミラノ。
◆10月30、31日、ローマ。
◆11月3、4日、パリ。
◆11月5、6日、ロンドン。
ニューヨーク
◆11月13、14、15、16、20、21、22、23日、ニューヨーク・フィル、ウェストミンスター合唱団。モーツァルト41番、英雄の生涯、ベートーヴェン1番、第9番、ウェーベルン:弦楽のための5つの楽章。
ウィーン
◆12月2、5日、ウィーン国立。オテロ。
◆12月6、7日、VPO。ベートーヴェン:エグモント序曲、交響曲第6番、第5番。
◆12月14、21、23日、ウィーン国立。ワルキューレ、ジークフリート、ラインの黄金。
ベルリン
◆12月29、30、31日、BPO。ストラヴィンスキー:カンティクム・サクルム、ブルックナー7番。
◆12月、EMI録音。リヒター=ハーザー、BPO。ブラームス:ピアノ協2番。

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 1959年/昭和34年 (50〜51歳)

ロンドン
◆1月、EMI録音。PO。シベリウス:フィンランディア、チャイコフスキー:白鳥の湖組曲、眠れる森の美女組曲、オペラ間奏曲集(マノン・レスコー、椿姫、道化師、友人フリッツ、ノートル・ダム、トロイ人、ホヴァンシチナ、ホフマン物語、ゴイェスカス)。

ベルリン
◆1月21、22、23日、BPO。ドン・ファン、ベートーヴェン1番、レスピーギ:ローマの松。
ウィーン
◆1月25、27、31日、ウィーン国立。ラインの黄金、フィガロの結婚。
◆1月31日、2月1日、VPO。ドン・ファン、ウェーベルン:弦楽のための5つの楽章、ブラームス2番。
◆2月2日、ウィーン国立。蝶々夫人。
ベルリン・フィル・ツアー
◆2月18日、ハノーファー。
◆2月19日、ブレーメン。
◆2月20日、八ンブルク。
◆2月21日、リューベック。
◆2月22日、キール。
◆2月23日、エッセン。
◆2月24日、ドルトムント。
◆2月25日、デュッセルドルフ。
◆2月26日、フランクフルト。
契約
◆3月、ドイツ・グラモフォンとの契約に署名。
ベルリン
◆3月1、2、3日、BPO、シュヴァルベ。ウェーベルン:弦楽のための5つの楽章、メンデルスゾーン:ヴァイオリン協、ショスタコーヴィチ10番。
◆3月、DG録音。BPO。英雄の生涯。
  ドイツ・グラモフォンでの初録音。会場はEMIで使用していたグリューネヴァルト教会の近くにあるダーレムのイエス・キリスト教会。
ロンドン
◆3月7日、BPO。ロンドン公演。ドヴォルザーク9番、ドン・ファン、ラヴェル:ダフニスとクロエ組曲第2番。
契約
◆3月、デッカとの契約に署名。ウィーン。フィルとのレコーディング。
ウィーン
◆3月、DECCA録音。VPO。ベートーヴェン7番、ブラームス1番、ツァラトゥストラ、モーツァルト40番、ハイドン104番。
◆3月10日、ウィーン国立。オテロ。
◆3月25、26日、VSO。バッハ:マタイ受難曲。
◆3月29、30日、4月5、8日、ウィーン国立。ラインの黄金、ワルキューレ、ジークフリート。
◆4月、DECCA録音。VPO。シュトラウス:こうもり序曲、アンネン・ポルカ、うわごと、狩り、ジプシー男爵序曲、ウィーンの森の物語。
ミラノ
◆4月28、30日、5月4、6日、スカラ座。トリスタンとイゾルデ。
ウィーン
◆5月16、17日、VPO。モーツァルト40番、ブラームス1番。
デュッセルドルフ
◆5月19日、VPO。モーツァルト40番、ブルックナー8番。
ベルリン
◆5月20、22、23、24日、BPO、リリアン・カラー。ドン・ファン、ベートーヴェン1番、レスピーギ:ローマの松、ヘンツェ:弦楽のためのソナタ、モーツァルト:ピアノ協21番、ブラームス2番。
ウィーン
◆5月26、27、28日、ウィーン国立。ラインの黄金、フィガロの結婚、ワルキューレ。
◆5月30日、VPO。ハイドン:ネルソン・ミサ。
◆5月31日、6月7、8、12、14、15、18日、ウィーン国立。ジークフリート、フィガロの結婚、カルメン、トスカ、トリスタンとイゾルデ、オテロ。
◆6月20、21日、VSO。ヴェルディ:レクイエム。
◆6月22日、ウィーン国立。アイーダ。
ロサンジェルス
◆7月2日、ロサンジェルス・フィル。アイヴズ:答えのない質問、モーツァルト35番、英雄の生涯、アメリカ国歌。
ヴァンクーヴァー
◆7月11、13日、ヴァンクーヴァー祝祭管、ベティ=ジャン・ハーゲン。ベートーヴェン6番、第7番、ヴァイオリン協。
ザルツブルク
◆8月5、10、15日、VPO。オルフェオとエウリディーチェ。
◆8月19日、VPO。ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス。
ミュンヘン
◆8月21日、VPO。ブルックナー8番。
ザルツブルク
◆8月22、27日、VPO。オルフェオとエウリディーチェ。
ルツェルン
◆8月31日、PO、フルニエ、グールド。ドン・キホーテ、バッハ:クラヴィーア協1番、ヘンデル:水上の音楽。
ウィーン
◆9月1、3、9、12、13日、ウィーン国立。マイスタージンガー、フィガロの結婚、トスカ、トリスタンとイゾルデ、アイーダ。
◆9月、DECCA録音。VPO。アイーダ。
ベルリン
◆9月、BPO。DG。ブラームス:ハンガリー舞曲集、ドヴォルザーク:スラヴ舞曲集。
◆9月20、21、23、24、25日、BPO。ヘンデル:合奏協 Op.6-5、リーバーマン:カプリッチョ、シューマン4番、バッハ:管弦楽組曲第2番、メシアン:鳥の目覚め、ベートーヴェン7番。
ウィーン
◆10月14、15日、VPO。モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク、ベルガー:オイゲン王子の伝説、ブラームス4番。
ウィーン・フィル・ツアー
◆10月19日、ニューデリー。
◆10月20日、ボンベイ。
◆10月22、23日、マニラ。
◆10月25日、香港。
◆10月27、28、29日、東京。
◆10月31日、11月1、2日、大阪。
◆11月3日、名古屋。
◆11月6、7日、東京。
◆11月8日、ホノルル。
◆11月10日、サンフランシスコ。
◆11月11日、ロサンジェルス。
◆11月12日、プローヴォ。
◆11月14日、シカゴ。
◆11月15日、クリーヴランド。
◆11月17日、ニューヨーク。
◆11月18日、ボストン。
◆11月19日、ニューヨーク。
◆11月21日、アトランタ。
◆11月22日、ワシントン。
◆11月23日、モントリオール。
  日本公演は伊勢湾台風の直後ということで、コンサートの収益から900万円を義捐金として寄付(同時期に来日していたアンチェル&チェコ・フィルも100万円を寄付)。当時の物価水準は低く小学校教員初任給約8,800円の時代です。
ウィーン
◆12月5、6日、VSO、アニー・フィッシャー。ベートーヴェン:ピアノ協4番、ショスタコーヴィチ10番。
◆12月8、11日、ウィーン国立。フィデリオ、フィガロの結婚。
◆12月12、13日、VPO、カーゾン。バッハ:管弦楽組曲第2番、モーツァルト:ピアノ協23番、ベートーヴェン7番。
◆12月15、18、20日、ウィーン国立。オルフェオとエウリディーチェ、ラインの黄金。
ベルリン
◆12月29、30、31日、BPO、リヒター=ハーザー。ブラッハー:ムジカ・ジョコーザ、シューマン:ピアノ協、ブラームス3番。
◆12月、EMI録音。BPO。モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク、ヘンデル:水上の音楽。

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 1960年/昭和35年 (51〜52歳)

ウィーン
◆1月2、6日、ウィーン国立。オルフェオとエウリディーチェ、フィガロの結婚。
◆1月9、10日、VPO。ブルックナー7番、ストラヴィンスキー:カンティクム・サクルム。
◆1月、DECCA録音。VPO。チャイコフスキー:ロメオとジュリエット。
ベルリン
◆1月30、31日、2月1日、BPO。モーツァルト:レクイエム。
ウィーン
◆2月3、7、12日、ウィーン国立。トリスタンとイゾルデ、ラインの黄金、フィデリオ。
ベルリン
◆2月28、29日、3月1日、BPO、コーンヤ、レッセル=マイダン。モーツァルト29番、マーラー:大地の歌。
◆2、3月、EMI録音。BPO。モーツァルト29番、チャイコフスキー4番。
ウィーン
◆3月9、11、12日、ウィーン国立。大聖堂の殺人、フィガロの結婚。
ロンドン
◆3月、EMI録音。PO。ロッシーニ:序曲集(どろぼうかささぎ、セビリヤの理髪師、アルジェのイタリア女、絹のはしご、ウィリアム・テル、セミラーミデ)、シベリウス2番。
◆4月1日、PO。バッハ:管弦楽組曲第2番、死と変容、シューマン4番。
  フィルハーモニア管との最後の演奏会。
ウィーン

◆4月10日、ウィーン国立。大聖堂の殺人。
◆4月13、14日、VSO。モーツァルト:レクイエム。
ベルリン
◆4月18、19、20日、BPO、チェルカスキー。モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク、ストラヴィンスキー:交響曲ハ調、チャイコフスキー:ピアノ協1番。
パリ
◆4月21、22、23、25、26日、BPO、リヒター=ハーザー。ベートーヴェン1〜9番、コリオラン、ピアノ協5番。
ベルリン・フィル・ツアー
◆4月27、28日、ボン。
◆4月29日、ビーレフェルト。
ヴィースバーデン
◆5月1、2日、ウィーン国立歌劇場引越公演。フィガロの結婚。
ミラノ
◆5月6、10、12、14日、スカラ座。フィガロの結婚。
ウィーン
◆5月22日、VPO。(21日に公開リハーサル)。ベートーヴェン9番。
◆5月26、29、31日、6月1、5、10、12、14、18日、ウィーン国立。トリスタンとイゾルデ、大聖堂の殺人、ラインの黄金、ワルキューレ、ジークフリート、アイーダ、神々の黄昏。
◆6月18、19日、VPO、ヴンダーリヒ、レッセル=マイダン。マーラー:大地の歌。
◆6月20日、ウィーン国立。トスカ。
◆6月26日、VPO、デルモータ、レッセル=マイダン。マーラー:大地の歌。
◆6月、DECCA録音。VPO。ドン・ファン、ティル、死と変容、J.シュトラウス:こうもり全曲。
ザルツブルク
◆7月26日、8月3、4、6日、VPO。モーツァルト:大ミサ、ばらの騎士、ドン・ジョヴァンニ。
◆8月7日、BPO。バッハ:管弦楽組曲第2番、ストラヴィンスキー:交響曲ハ調、英雄の生涯。
◆8月10、13、17、18日、VPO。ドン・ジョヴァンニ、ばらの騎士。
◆8月24日、VPO。モーツァルト:レクイエム、ブルックナー:テ・デウム。
◆8月25、28、29日、VPO。ドン・ジョヴァンニ、ばらの騎士。
ウィーン
◆9月1、3、5、8、11、13日、ウィーン国立。ラインの黄金、ワルキューレ、ジークフリート、神々の黄昏、トリスタンとイゾルデ、アイーダ。
◆9月、DECCA録音。VPO。ドン・ファン、サロメの踊り。
◆ウィーン国立歌劇場の労働争議に端を発したトラブルに巻き込まれ、芸術監督の辞任を示唆。
ベルリン
◆9月18、19日、BPO。ウェーベルン:管弦楽のための6つの小品、ブラームス1番。
◆9月、EMI録音。BPO。ウェーバー:魔弾の射手序曲、ワーグナー:さまよえるオランダ人序曲、ローエングリン第1幕前奏曲、ニコライ:ウィンザーの陽気な女房たち序曲、メンデルスゾーン:フィンガルの洞窟。
ロンドン
◆9月、EMI録音。PO。シベリウス5番、オペラ・バレエ曲集(ヴェルディ:アイーダより、ムソルグスキー:ホヴァンシチナよりペルシャの奴隷たちの踊り、ボロディン:イーゴリ公よりだったん人の娘たちの踊り、ポンキエッリ:ジョコンダより時の踊り、ワグナー:タンホイザーよりヴェーヌスベルクの音楽)、プロムナード・コンサート(ワルトトイフェル:スケートをする人々、J.シュトラウス:トリッチ・トラッチ・ポルカ、J.シュトラウスT:ラデツキー行進曲、シャブリエ:スペイン、楽しい行進曲、J.シュトラウス:雷鳴と電光、スッペ:軽騎兵序曲、ワインベルガー:バグパイプ吹きのシュワンダよりポルカ、オッフェンバック:天国と地獄序曲)。
契約
◆EMIとの契約を終了。
ベルリン
◆10月22、23、24日、BPO、フランチェスカッティ。バッハ:ブランデンブルク協4番、モーツァルト39番、ブラームス:ヴァイオリン協。
ベルリン・フィル・ツアー
◆10月25日、ハノーファー。
◆10月26日、フランクフルト。
◆10月27日、ミュンヘン。
◆10月28日、シュトゥットガルト。
◆10月30日、バーゼル。
◆10月31日、ベルン。
◆11月1日、ジュネーヴ。
◆11月2日、チューリヒ。
◆11月3、4日、ミラノ。
◆11月5日、フライブルク。
◆11月6日、カッセル。
ベルリン
◆11月9、10、11日、BPO。フォス:管楽器とティンパニのための変奏曲、バルトーク:弦、打楽器とチェレスタのための音楽、チャイコフスキー4番。
◆11月、EMI録音。BPO。バルトーク:弦、打楽器とチェレスタのための音楽、モーツァルト:辻音楽師、カナリア。ウォルター・レッグとの最後のレコーディング・セッション。
ウィーン
◆11月27、30日、ウィーン国立。フィデリオ、ラインの黄金。
◆12月4日、VPO(3日に公開リハーサル)。ブラームス3番、バルトーク:管弦楽のための協。
◆12月5日、ウィーン国立。ワルキューレ。
ベルリン
◆12月11、12、13日、BPO、RIAS室内合唱団、ベルリン・モテット合唱団。ハイドン:天地創造。
◆12月、DG録音。BPO。リスト:ハンガリー狂詩曲第5番、ピアノと管弦楽のためのハンガリー幻想曲(チェルカスキー)。
ミラノ
◆12月17、20、22日、スカラ座。フィデリオ。
ウィーン
◆12月31日、ウィーン国立。こうもり。

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 1961年/昭和36年 (52〜53歳)

ウィーン
◆1月1日、ウィーン国立。こうもり。
ミラノ
◆1月3、5日、スカラ座。フィデリオ。
ウィーン
◆1月7、8、10日、ウィーン国立。こうもり、ワルキューレ、神々の黄昏。
◆1月28、29日、VSO。ウェーベルン:管弦楽のための6つの小品、モーツァルト39番、プロコフィエフ7番。
◆2月3、5日、ウィーン国立。アイーダ、こうもり。
◆2月11、12日、VPO。ミサ・ソレムニス。
ベルリン
◆2月15、16、17日、BPO、コッホ。R.シュトラウス:オーボエ協、ツァラトゥストラ、メタモルフォーゼン。
◆2月、DG録音。BPO。リスト:マゼッパ、ハンガリー狂詩曲第4番。
パリ
◆2月20、21日、VPO、バックハウス。ベートーヴェン:ピアノ協4番、ブルックナー7番、シューマン4番、ドン・キホーテ、他。
ミュンヘン
◆2月23日、VPO。ブルックナー7番、ベートーヴェン1番。
ウィーン
◆3月4、13、18、19、26日、4月1、3日、ウィーン国立。こうもり、カルメン、ラインの黄金、パルジファル。
ベルリン・フィル・ツアー
◆4月14、15、16、17日、ロンドン。ベートーヴェン・ツィクルス。
◆4月19日、デュッセルドルフ。
◆4月20日、エッセン。
◆4月21日、ドルトムント。
◆4月22日、ハンブルク。
◆4月23日、ヴォルフスブルク。
ベルリン
◆4月26、27、28日、BPO、シュタルケル。プロコフィエフ:交響的協、ベートーヴェン3番。
◆4月、DG録音。BPO。ドリーブ:コッペリア組曲、ショパン:レ・シルフィード。
ウィーン
◆5月13、14日、VSO、バックハウス。ブラームス4番、ピアノ協2番。
◆5月、DECCA録音。VPO。ヴェルディ:オテロ全曲。
◆5月14日、6月1日、ウィーン国立。アイーダ、パルジファル。
◆6月、DECCA録音。VPO、レオンティン・プライス。クリスマス曲集。
◆6月4、5日、VPO、オイストラフ(3日に公開リハーサル)。シューマン4番、ウェーベルン:交響曲、ブラームス:ヴァイオリン協。
◆6月7、9、11、13、14日、ウィーン国立。ラインの黄金、ワルキューレ、ジークフリート、神々の黄昏、こうもり。
◆6月17、18日、VPO、ヤノヴィッツ。ヘンデル:合奏協Op.6-5、ヴェルディ:テ・デウム、ツァラトゥストラ。
◆6月18日、ウィーン国立。アイーダ。
ベルリン・フィル・ツアー
◆6月21、22日、トリノ。
◆6月24、25日、ストラスブール。
ザルツブルク
◆8月2、5、11、19日、VPO。ドン・ジョヴァンニ。
◆8月20日、VPO。バッハ:ロ短調ミサ。
◆8月22日、VPO。ドン・ジョヴァンニ。
エディンバラ
◆8月25、26日、BPO。ウェーベルン:管弦楽のための6つの小品、モーツァルト39番、ブラームス1番、バッハ:管弦楽組曲第2番、ストラヴィンスキー:交響曲ハ調、英雄の生涯。
ルツェルン
◆9月2、3日、BPO、リヒター=ハーザー。バッハ:管弦楽組曲第2番、ベートーヴェン1番、英雄の生涯、モーツァルト:ピアノ協23番、ブルックナー8番。
ウィーン
◆9月4、6、13、26日、ウィーン国立。ラインの黄金、ワルキューレ、アイーダ、フィガロの結婚。
◆9月、DECCA録音。VPO。チャイコフスキー:くるみ割り人形組曲、グリーグ:ペール・ギュント組曲第1番、イングリッドの嘆き、ソルヴェイグの歌、アダン:ジゼル、ホルスト:惑星。
◆9、10月、DECCA録音。VPO。ブラームス3番、悲劇的序曲、ドヴォルザーク8番。
◆9月29、30日、10月1日、VPO。ブルックナー7番、ロカテッリ:合奏協、ストラヴィンスキー:詩篇交響曲、ドヴォルザーク8番。
ベルリン
◆10月6、7日、BPO。ヴェルディ:レクイエム。
◆10月10、11、12日、BPO。ブラームス4番、牧神の午後への前奏曲、ダフニスとクロエ組曲第2番。
◆10月、DG録音。BPO。モーツァルト:レクイエム 。
ベルリン・フィル・ツアー
◆10月27日、ニューヨーク。
◆10月28日、ボストン。
◆10月29日、ニューヨーク。
◆10月30日、ワシントン。
◆10月31日、コロンバス。
◆11月1日、クリーヴランド。
◆11月3日、アナーバー。
◆11月4日、ラファイエット。
◆11月5日、シカゴ。
◆11月6日、ブルーミントン。
◆11月7日、フォート・ウェイン。
◆11月8日、オバーリン。
ウィーン
◆11月19日、ウィーン国立。トスカ。
◆11月22日、ウィーン国立歌劇場(バレエ)。ホルスト:惑星。
ミュンヘン
◆11月26日、VPO。
ウィーン
◆11月30日、ウィーン国立歌劇場(バレエ)。ホルスト:惑星。
◆12月1日、ウィーン国立。ラインの黄金。
◆12月3日、VPO(2日に公開リハーサル)。ブランデンブルク協5番、ブルックナー4番。
◆12月8、10、17日、ウィーン国立。こうもり、カルメン、フィデリオ。
ベルリン
◆12月29、30、31日、BPO、ブレンデル。ロカテッリ:合奏協、テーリヒェン:ピアノ協、ドヴォルザーク8番。
◆12月、DG録音。BPO。ベートーヴェン1番、2番。

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 1962年/昭和37年 (53〜54歳)

ウィーン
◆1月6、8日、ウィーン国立。ペレアスとメリザンド、
ベルリン
◆1月20、21、22日、BPO。ヘンツェ:アンティフォナ、ベートーヴェン2番、ムソルグスキー:展覧会の絵。
◆1月、DG録音。BPO。ベートーヴェン8番。
ウィーン
◆1月27、28日、VSO。ハイドン103番、フォルトナー:即興曲、チャイコフスキー5番。
◆1月28、29日、ウィーン国立。フィガロの結婚、トスカ。
ベルリン
◆2月、DG録音。BPO。ベートーヴェン6番。
◆2月14、15、16日、BPO。ブランデンブルク協5番、ブラームス:ハイドン変奏曲、バルトーク:管弦楽のための協。
ウィーン
◆2月24、25日、VSO、バドゥラ=スコダ、イェナー、カラヤン。モーツァルト:3台のピアノのための協、フォルトナー:即興曲、シベリウス2番。
ベルリン
◆3月、DG録音。BPO。ベートーヴェン5番、7番、4番。
◆3月11、12、13日、BPO、RIAS室内合唱団、ベルリン・モテット合唱団。モーツァルト:フリーメーソンのための葬送音楽、ストラヴィンスキー:詩篇交響曲、ブルックナー4番(ブルーノ・ワルター追悼コンサート)。
ウィーン
◆3月20日、ウィーン国立。アイーダ。
ウィーン・フィル・ツアー
◆3月23、24、25日、モスクワ。
◆3月27、28日、レニングラード。
◆3月30日、オスロ。
◆4月1日、ストックホルム。
◆3月4日、コペンハーゲン。
◆4月4日、ハンブルク。
◆4月6、7、8日、ロンドン。
◆4月9、11日、パリ。
傷病
◆4月、腎疝痛のため入院。19日に予定されていたスカラ座のペレアスとメリザンドをキャンセル(代役はセルジュ・ボド)。
ウィーン
◆5月6、10、19、25日、ウィーン国立。トスカ、アイーダ、フィガロの結婚、フィデリオ。
◆5月26、27、28日、VPO。ブルックナー9番、テ・デウム。
◆5月30、31日、6月1、3、6、7、9日、ウィーン国立。魔笛、ラインの黄金、ワルキューレ、ジークフリート、神々の黄昏、ばらの騎士、パルジファル。
◆6月11日、VPO。ブルックナー:ミサ曲第2番。
◆6月12、14、16日、ウィーン国立。フィデリオ、ペレアスとメリザンド、トリスタンとイゾルデ、
◆6月18、19日、BPO(ウィーン芸術週間)。ベートーヴェン4番、英雄の生涯、バッハ:管弦楽組曲第2番、ストラヴィンスキー:交響曲ハ調、ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲、ラヴェル:ダフニスとクロエ組曲第2番。
ザルツブルク
◆7月31日、8月4日、VPO。トロヴァトーレ。
◆8月9日、BPO。ヴェルディ:レクイエム。
◆8月11、20、25、30日、VPO。トロヴァトーレ。
ルツェルン
◆9月1日、VPO。ヘンデル:合奏協 Op.6-5、ブルックナー7番。
アテネ
◆9月5、6、7日、BPO。
ウィーン
◆9月23、30日、10月2、3日、ウィーン国立。アイーダ、ペレアスとメリザンド、トスカ。
◆9月、DECCA録音。VPO。プッチーニ:トスカ全曲。
◆9月、DG録音。VSO、リヒテル。チャイコフスキー:ピアノ協1番。
◆リヒテルとのチャイコフスキー録音は、当初ベルリンで予定されていましたが、1961年にベルリンの壁が築かれたばかりで東西ドイツ間の緊張が高まっていたため、リヒテルは西ベルリン入りを見送り、東ドイツと友好関係にあったオーストリアでの録音に変更。ソ連国籍リヒテルならではの同盟国への配慮。
ベルリン
◆10月7日、VPO(ベルリン芸術週間)。モーツァルト40番、ブルックナー7番。
◆10月、DG録音。BPO。ベートーヴェン9番。
◆10月11、12、13日、BPO。ヘンデル:合奏協 Op.6-7、シェーンベルク:管弦楽のための変奏曲、ベートーヴェン6番。
ベルリン・フィル・ツアー
◆11月1、2日、ロンドン。
◆11月3日、デュッセルドルフ。
◆11月4日、エッセン。
◆11月5日、ミュンスター。
◆11月6日、ブレーメン。
◆11月7日、キール。
◆11月8日、ハンブルク。
ベルリン
◆11月、DG録音。BPO。ベートーヴェン3番。
◆11月12、13、14日、BPO、デムス。ブラームス:悲劇的序曲、モーツァルト:ピアノ協27番、チャイコフスキー6番。
ウィーン
◆11月24、25日、VSO。ドイツ・レクイエム。
◆12月8、9日、VPO。バッハ:マニフィカト、ストラヴィンスキー:春の祭典。
ベルリン
◆12月29、30、31日、BPO。ハイドン94番、ブロッホ:シェロモ、ドビュッシー:海。

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 1963年/昭和38年 (54〜55歳)

ウィーン
◆1月5、6日、VSO。
◆1月8、11日、ウィーン国立。タンホイザー。
ミラノ
◆1月31日、スカラ座。ボエーム。フレーニ主演で大成功。
ウィーン
◆2月15、17日、ウィーン国立。ラインの黄金、フィデリオ。
ベルリン
◆3月1、2、3日、BPO、RIAS室内合唱団。バッハ:マニフィカト、ストラヴィンスキー:春の祭典。
ベルリン・フィル・ツアー
◆3月4日、ハノーファー。
◆3月5日、カッセル。
◆3月6日、シュトゥットガルト。
◆3月7日、フライブルク。
◆3月8日、フランクフルト。
ウィーン
◆3月24、26日、4月1、4日、ウィーン国立。ラインの黄金、タンホイザー、ポッペアの戴冠。
◆4月6、7日、VPO。ベートーヴェン9番。
◆4月8、14日、ウィーン国立。ポッペアの戴冠、パルジファル。
◆4月、DECCA録音。VPO。モーツァルト41番、ハイドン103番。
ブリュッセル
◆4月22日、VPO。アイネ・クライネ・ナハトムジーク、ドン・ファン。
ロンドン
◆4月24日、VPO、フィルハーモニア合唱団。ベートーヴェン1番、第9番。
ベルリン・フィル・ツアー
◆4月26、27、29日、パリ。
◆4月30日、ジュネーヴ。
◆5月1日、チューリヒ。
◆5月3日、バーゼル。
◆5月5日、ミュンヘン。
ウィーン
◆5月26、27、29、31日、ウィーン国立。パルジファル、ポッペアの戴冠、タンホイザー、トスカ。
◆6月2、3、4日、VPO、フランチェスカッティ、フルニエ。ブラームス1番、二重協。
◆6月6、8、9、12、13、15日、ウィーン国立。ペレアスとメリザンド、ラインの黄金、ワルキューレ、ジークフリート、トスカ、神々の黄昏。
プラハ
◆6月18日、VPO。モーツァルト41番、ドン・ファン、ブラームス1番、ヨーゼフ・シュトラウス:うわごと。
ウィーン
◆6月19、22、23日、ウィーン国立。フィデリオ、ドン・ジョヴァンニ、トリスタンとイゾルデ。
スヘフェニンヘン
◆6月26日、BPO。
アムステルダム
◆6月27日、BPO。
ミラノ
◆7月8、9日、スカラ座。ヴェルディ・レクイエム
ザルツブルク
◆7月31日、8月10、13日、VPO。ばらの騎士、トロヴァトーレ、
◆8月15日、VPO。ベートーヴェン9番。
◆8月16、27、29、30日、VPO。トロヴァトーレ、ばらの騎士。
ルツェルン
◆9月1、2、4日、BPO。ヴェルディ:レクイエム、バッハ:マニフィカト、ストラヴィンスキー:春の祭典。
アテネ
◆9月6、7、9日、VPO。
ウィーン
◆9月24日、ウィーン国立。ドン・ジョヴァンニ
◆9月29日、VPO(28日に公開リハーサル)。ベートーヴェン2番、ライターマイヤー:ラプソディー風スケッチ、ドビュッシー:海。
◆10月3、4、6、7日、ウィーン国立。オテロ、ペレアスとメリザンド、アイーダ。
ベルリン
◆10月、DG録音。BPO。ブラームス2番、1番、4番、ストラヴィンスキー:春の祭典。
◆10月15、16、18、19日、BPO、聖ヘトヴィヒ大聖堂合唱団、フランチェスカッティ、フルニエ(フィルハーモニー開場記念公演。14日のゲネプロは会員に公開)。ベートーヴェン9番、ブラッハー:ファンファーレ、ハイドン:皇帝四重奏曲第2楽章、ブラームス1番、二重協。


ウィーン
◆10月24、27日、ウィーン国立。トロヴァトーレ。
◆11月2、3日、VSO。モーツァルト:レクイエム、ブルックナー:テ・デウム。
◆11月6、9、13、15、17日、ウィーン国立。トロヴァトーレ、ボエーム。
◆11月、DECCA録音。VPO。ビゼー:カルメン全曲。
◆カラヤンが歌手陣と共にスカラ座から招いたプロンプターが、労働裁判所により活動を禁じられ、11月3日に予定されていたボエーム初日公演が中止。これはウィーン国立歌劇場労組の訴えによるものでした。
◆就任から半年の共同監督エゴン・ヒルベルトが辞任を申し入れますが、カラヤンがなんとか懐柔して慰留。しかし2人の関係は悪化し、以後、たびたび衝突することになります。
ミュンヘン
◆12月1、5日、バイエルン州立歌劇場(同歌劇場のナツィオナル・テアター再建記念公演)。フィデリオ。
傷病
◆12月、フィデリオ公演後に血液循環衰弱症となり、ウィーン国立歌劇場で12月22日に上演予定の演出も兼ねたエレクトラが延期。その後、カラヤンがウィーン国立歌劇場芸術監督を辞任したため、ザルツブルク音楽祭でウィーン国立歌劇場の面々と上演。一方、歌劇場の方ではカラヤン演出は使わず、1965年12月16日にベームによりヴィーラント・ワーグナーの新演出で上演されています。

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 1964年/昭和39年 (55〜56歳)

家族
◆1月2日、次女アラベラ誕生。名付け親役はベルリン・フィル楽員たち。
ベルリン・フィル・ツアー
◆1月31日、2月1、3日、ロンドン。
◆2月4日、ブリュッセル。
◆2月6、7日、パリ。
ベルリン
◆2月、DG録音。BPO。チャイコフスキー6番、ブラームス:ハイドン変奏曲。
◆2月11、12日、BPO。ブランデンブルク協6番、ブルックナー7番。
◆3月8、9日、BPO、ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団。ブリテン:戦争レクイエム。
◆3月、DG録音。BPO。ドヴォルザーク9番、ドビュッシー:海、、牧神の午後への前奏曲、ラヴェル:ダフニスとクロエ組曲第2番。
契約
◆3月、ドイツ・グラモフォンとの録音契約を専属にすると発表。
ウィーン
◆3月24、26、29日、4月1日、ウィーン国立。フィデリオ、パルジファル、ラインの黄金。
◆4月4、5日、VPO。ベートーヴェン1番、チャイコフスキー6番。
ミラノ
◆4月7、9、19日、スカラ座。ボエーム。
ベルリン・フィル・ツアー
◆4月22日、ハンブルク。
◆4月23日、ブレーメン。
◆4月24日、ハノーファー。
◆4月25日、ヴォルフスブルク。
◆4月26日、ミュンスター。
◆4月27日、デュッセルドルフ。
◆4月28日、カッセル。
◆4月30日、ミュンヘン。
◆5月1日、シュトゥットガルト。
◆5月2日、ニュルンベルク。
ベルリン
◆5月5、6日、BPO、シュヴァルツコップ。R.シュトラウス:オーボエ協。4つの最後の歌、英雄の生涯。
◆5月、DG録音。BPO、フェラス。ブラームス:ヴァイオリン協。
ミラノ
◆5月9日、スカラ座。ボエーム。
契約
◆5月、ウィーン国立歌劇場芸術監督を辞任すると発表。
ウィーン
◆5月、DG録音。BPO。ブラームス:ドイツ・レクイエム。
◆5月17、18、19日、BPO、バックハウス。ブラームス:ピアノ協2番、交響曲2番、ベートーヴェン:コリオラン、6番、7番。ウィーン芸術週間。
◆5月21、24、28、31、6月3、7、10、11、14、17日、ウィーン国立。フィデリオ、パルジファル、タンホイザー、ボエーム、トロヴァトーレ、トスカ、アイーダ、影のない女。
◆6月20、21、22日、VPO、ブラベッツ。ドン・キホーテ、ツァラトゥストラ。
ウィーン・フィル・ツアー
◆6月30日、ハーグ。
◆7月1日、アムステルダム。
ザルツブルク
◆8月1、11、13日、VPO。ばらの騎士、エレクトラ。
◆8月15日、BPO、シュヴァルツコップ。R.シュトラウス:オーボエ協。4つの最後の歌、英雄の生涯。
◆8月17日、VPO。エレクトラ。
サンモリッツ
◆8月20日、BPO、シュナイダーハン。バッハ:ブランデンブルク協5番、ヴァイオリン協2番、管弦楽組曲第2番。
◆8月、DG録音。BPO。バッハ:管弦楽組曲第2番、第3番、ブランデンブルク協1〜5番。
ザルツブルク
◆8月27、29日、VPO。エレクトラ、ばらの騎士。
◆8月30日、VPO、ブラベッツ。ドン・キホーテ、ツァラトゥストラ。
ルツェルン
◆9月1日、VPO、ブラベッツ。ドン・キホーテ、ツァラトゥストラ。
ウィーン・フィル・ツアー
◆9月13日、ヴェネツィアVPO。
◆9月15、16日、ブカレスト。
モスクワ
◆9月20、22、23、24、25、26日、スカラ座引越公演。ボエーム、ヴェルディ:レクイエム。
ベルリン
◆9月、DG録音。BPO。ブラームス3番。
◆9月29、30日、BPO、フェラス。バッハ:ブランデンブルク協3番、ヴァイオリン協2番、ストラヴィンスキー:春の祭典。
◆10月16、17日、BPO。ベルク:管弦楽のための3つの小品、バッハ:全地よ、神に向かいて歓呼せよ、ベートーヴェン5番。
◆10月22、25、26、31日、ベルリン・ドイツ・オペラ。トロヴァトーレ。
◆10月、DG録音。BPO、フェラス。シューベルト:未完成、シベリウス:フィンランディア、タピオラ、ヴァイオリン協。
ミュンヘン
◆11月6、8、10、12日、バイエルン州立歌劇場のナツィオナル・テアターでのスカラ座引越公演。ボエーム。
ベルリン
◆11月24、25日、BPO、ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団。ドイツ・レクイエム。
ミラノ
◆12月17、22日、スカラ座。椿姫。
ベルリン
◆12月、DG録音。BPO。ベルリオーズ:幻想交響曲。
◆12月29、30日、BPO、フィンケ。ノーノ:インコントリ、ハイドン:チェロ協2番、ベルリオーズ:幻想交響曲。

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 1965年/昭和40年 (56〜57歳)

ベルリン・フィル・ツアー
◆1月19日、ニューヨーク。
◆1月20日、ボストン。
◆1月21日、ニューヨーク。
◆1月23、24日、ワシントン。
◆1月25、26、28日、ニューヨーク。
◆1月29日、デトロイト。
◆1月30日、アナーバー。
◆1月31日、シカゴ。
ベルリン
◆2月25、26日、BPO。ブルックナー8番。
◆2月、DG録音。BPO。バッハ:ブランデンブルク協6番、シベリウス5番、4番。
設立
◆音楽に特化した映像制作会社「コスモテル」社を設立。第1弾はフランコ・ゼッフィレッリ演出によるオペラ映画「ボエーム」。
ウィーン
◆3月、DECCA録音。VPO。チャイコフスキー:白鳥の湖組曲、眠れる森の美女組曲。
契約
◆3月、デッカとの6年間の録音契約が終了。
ウィーン・フィル・ツアー
◆3月28日、ニュルンベルク。
◆3月29日、ミュンヘン。
◆3月30日、シュトゥットガルト。
◆3月31日、ハンブルク。
◆4月1日、ハノーファー。
◆4月3、5日、ロンドン。
◆4月6日、ブリュッセル。
◆4月8、9日、パリ。
ハンブルク
◆5月9日、ベルリン・ドイツ・オペラ引越公演。トロヴァトーレ。
ベルリン
◆5月12日、ベルリン・ドイツ・オペラ。トロヴァトーレ。
◆5月13、14日、BPO。シベリウス4番、5番、フィンランディア。
◆5月15日、ベルリン・ドイツ・オペラ。トロヴァトーレ。
ベルリン・フィル・ツアー
◆5月16日、ヘルシンキ。
◆5月17日、ストックホルム。
◆5月18日、コペンハーゲン。
◆5月19日、ベルゲン。
ミラノ
◆5月22、23、24、25日、BPO。
◆5月28、29日、スカラ座。 モーツァルト、ヴェルディ:レクイエム。
ザルツブルク
◆7月26、29、30日、8月13日、VPO。ボリス・ゴドゥノフ、エレクトラ。
◆8月15日、シュターツカペレ・ドレスデン、リヒテル。チャイコフスキー:ピアノ協1番、ドヴォルザーク8番。
◆8月16、17日、VPO。ボリス・ゴドゥノフ、エレクトラ。
サンモリッツ
◆8月、BPO。
◆8月、DG録音。BPO。モーツァルト29番、33番、アイネ・クライネ・ナハトムジーク、ディヴェルティメント第15番、第17番。
ザルツブルク
◆8月25、26、28日、VPO。ボリス・ゴドゥノフ、エレクトラ。
◆8月29日、VPO。ハイドン:天地創造。
ルツェルン
◆9月4、5日、BPO。ブランデンブルク協3番、ベートーヴェン4番、シューマン4番。
ヴェネツィア
◆9月7日、BPO。ヴェルディ:レクイエム
ベルリン・フィル・ツアー
◆9月9、10日、アテネ。シベリウス5番、フィンランディア、ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲、海、ベートーヴェン1番、5番。
◆9月12日、エピダウロス。ウィーン楽友協会合唱団。ヴェルディ:レクイエム。
ベルリン
◆9月、DG録音。BPO。シベリウス:トゥオネラの白鳥、バルトーク:管弦楽のための協、ベートーヴェン:コリオラン、レオノーレ序曲第3番、フィデリオ序曲、チャイコフスキー5番。
◆9月23、24日、BPO。モーツァルト:ディヴェルテイメント第15番、ベネット:オーバード、ドヴォルザーク9番。
◆9月26、27日、BPO、アカデミカ・フィルハルモニカ・ロマーナ合唱団。アッツァイオーロ:2つの北イタリア民謡、ジェズアルド:3つのマドリガーレ、マレンツィオ:2つのマドリガーレ、バルトーク:管弦楽のための協、ベートーヴェン4番。
ミラノ
◆9、10月、DG録音。スカラ座。マスカーニ:カヴァレリア・ルスティカーナ、レオンカヴァルロ:道化師。
ベルリン・フィル・ツアー
◆10月25日、ミュンヘン。
◆10月26日、シュトゥットガルト。
◆10月27日、ニュルンベルク。
◆10月28日、フランクフルト。
◆10月29日、バート・ゴーデスベルク。
◆10月30日、カッセル。
◆10月31日、ヴォルフスブルク。
◆11月1日、ハノーファー。
◆11月2日、ハンブルク。
ベルリン
◆11月5、6、7日、BPO、ミケランジェリ。ウェーベルン:弦楽四重奏のための5つの楽章(弦楽合奏版)、シューマン:ピアノ協、チャイコフスキー5番、6番、ベートーヴェン6番。
◆11月、DG録音。BPO、フェラス。チャイコフスキー:ヴァイオリン協、ムソルグスキー:展覧会の絵。
◆12月、DG録音。BPO、フルニエ。ドン・キホーテ。
◆12月29、30日、BPO、フルニエ。ドン・キホーテ、ツァラトゥストラ。

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 1966年/昭和41年 (57〜58歳)

ベルリン
◆1月26日、BPO(ユース・コンサート)。バッハ:ブランデンブルク協3番、プラームス:ハイドン変奏曲、ドヴォルザーク9番。
◆1月30日、BPO。ベートーヴェン2番、7番。
◆2月、DG録音。BPO。ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス、ハイドン:天地創造。
◆2月25、26日、BPO。ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス。
◆3月、DG録音。BPO。ブルックナー9番。
◆3月16、17日、BPO。バッハ:ブランデンブルク協6番、ブルックナー9番。
◆3月、DG録音。BPO。ラヴェル:ボレロ。
ベルリン・フィル・ツアー
◆4月12、13、14、15、16日、東京。
◆4月17日、仙台。
◆4月19日、札幌。
◆4月20日、名古屋。
◆4月21日、金沢。
◆4月22日、大阪。
◆4月24日、岡山。
◆4月25日、高松。
◆4月26日、松山。
◆4月28日、福岡。
◆4月29日、広島。
◆4月30日、大阪。
◆5月2、3日、東京。
ミラノ
◆5月12、16、23、25日、スカラ座。カヴァレリア・ルスティカーナ。
プラハ
◆5月29、30日、BPO。モーツァルト:ディヴェルティメント15番、ベートーヴェン3番、バルトーク:管弦楽のための協、ドヴォルザーク8番。
ベルリン・フィル・ツアー
◆6月15日、ロッテルダム。
◆6月16日、アムステルダム。
◆6月17日、スヘフェニンヘン。
◆6月19日、シャルトル。
◆6月20、21日、パリ。
ザルツブルク
◆7月27、30日、8月10、13日、VPO。カルメン、ボリス・ゴドゥノフ。
◆8月14日、BPO。モーツァルト:ディヴェルティメント15番、ベルリオーズ:幻想交響曲。
◆8月15、16日、VPO。カルメン、ボリス・ゴドゥノフ。
サンモリッツ
◆8月20日、BPO、フェラス、シュヴァルベ。バッハ:2台のヴァイオリンのための協。
◆8月、DG録音。BPO、フェラス。バッハ:ヴァイオリン協1番、第2番、ヘンデル:合奏協 Op.6-5、Op.6-12、Op.6-10、モーツァルト:ディヴェルティメント第11番、第10番。
ザルツブルク
◆8月25、27日、VPO。カルメン、ボリス・ゴドゥノフ。
◆8月28日、VPO。ベートーヴェン1番、ブルックナー7番。
◆8月29日、VPO。ボリス・ゴドゥノフ。
ルツェルン
◆8月31日、VPO。ベートーヴェン1番、ブルックナー7番。
ベルリン
◆9月4日、BPO(ユース・コンサート)。ベートーヴェン6番、シューマン4番。
◆9月12、13日、BPO。ヘンデル:合奏協 Op.6-2、ベルク:抒情組曲からの3つの楽章、ブラームス1番。
◆9、10月、DG録音。BPO。ワルキューレ全曲。
◆10月、DG録音。BPO。チャイコフスキー4番、弦楽セレナーデ、スラヴ行進曲、ロメオとジュリエット、イタリア奇想曲、くるみ割り人形組曲。
◆10月10、11、14、15日、BPO、ミルシテイン。バッハ:ブランデンブルク協3番、ブラームス:ヴァイオリン協、ムソルグスキー:展覧会の絵、オネゲル:典礼風、ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ、ボレロ。
ベルリン・フィル・ツアー
◆11月22日、ハンブルク。
◆11月23日、ブレーメン。
◆11月24日、ハノーファー。
◆11月25日、ビーレフェルト。
◆11月26日、ヴォルフスブルク。
ベルリン
◆11月、DG録音。BPO。ショスタコーヴィチ10番。
◆11月29、30日、BPO、シュヴァルベ。モーツァルト:ヴァイオリン協3番、ショスタコーヴィチ10番。
◆11、12月、DG録音。BPO、エッシェンバッハ。ベートーヴェン:ピアノ協1番。
◆12月16日、BPO。ブルックナー8番。
◆12月、DG録音。BPO。1812年、美しく青きドナウ、皇帝円舞曲、アンネン・ポルカ、ラデツキー行進曲、こうもり序曲、トリッチ・トラッチ・ポルカ、うわごと、ジプシー男爵序曲、常動曲。
◆12月31日、BPO。モーツァルト:デイヴェルテイメント第17番、J.シュトラウス:ジプシ一男爵序曲、皇帝円舞曲、アンネン・ポルカ、常動曲、ヨーゼフ・シュトラウス:うわこと、J.シュトラウス:こうもり序曲。

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 1967年/昭和42年 (58〜59歳)

ベルリン
◆1月1日、BPO。モーツァルト:デイヴェルテイメント第17番、J.シュトラウス:ジプシ一男爵序曲、皇帝円舞曲、アンネン・ポルカ、常動曲、ヨーゼフ・シュトラウス:うわこと、J.シュトラウス:こうもり序曲。
◆1月、DG録音。BPO、フェラス。シベリウス:悲しきワルツ、ベートーヴェン:ヴァイオリン協、R=コルサコフ:シェエラザード。
ミラノ
◆1月16、18日、スカラ座。ヴェルディ:レクイエム
◆1月、トスカニーニ没後10周年記念行事の一環としてヴェルディ:レクイエムを指揮。同時期に映像も収録。
ベルリン
◆1月28日、BPO(フィレンツェ洪水被害者のための慈善公演)。モーツァルト:デイヴェルテイメント第17番、J.シュトラウス:ジプシ一男爵序曲、皇帝円舞曲、アンネン・ポルカ、常動曲、ヨーゼフ・シュトラウス:うわこと、J.シュトラウス:こうもり序曲。
◆1月29、30日、BPO。ブルックナー5番。
◆2月24、25日、BPO、ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団。シェーンベルク:グレの歌。
ザルツブルク
◆3月、カラヤンが新たに創設したザルツブルク復活祭音楽祭の開幕。
◆3月19日、BPO。ワルキューレ。
◆3月20、21日、BPO、フェラス。バッハ:ブランデンブルク協1番、第3番、ヴァイオリン協2番、管弦楽組曲第2番、ブルックナー8番。
◆3月22日、BPO。ミサ・ソレムニス。
◆3月23日、BPO。ワルキューレ。
◆3月25日、BPO。ミサ・ソレムニス。
◆3月26日、BPO、フェラス。バッハ:ブランデンブルク協1番、第3番、ヴァイオリン協2番、管弦楽組曲第2番、ブルックナー8番。
◆3月27日、BPO。ワルキューレ。
ベルリン
◆4月、DG録音。BPO。リスト:前奏曲、ハンガリー狂詩曲第2番、スメタナ:高い城、モルダウ、シベリウス6番。
◆4月16日、BPO。モーツァルト:デイヴェルテイメント第15番、ベルリオーズ:幻想交響曲。
ベルリン・フィル・ツアー
◆4月30日、ミュンヘン。
◆5月1日、フライブルク。
◆5月2日、シュトゥットガルト。
◆3月5日、ニュルンベルク。
◆5月4日、ハイデルベルク。
◆5月5日、フランクフルト。
◆5月8、9日、パリ。
◆5月11、12日、ロンドン。
◆5月14、15日、フィレンツェ。
ローマ
◆5月20日、ローマRAI交響楽団(教皇ピウス6世のためのコンサート)。
ミラノ
◆5月23、26、30日、6月2、5日、スカラ座。カヴァレリア・ルスティカーナ。
ザルツブルク
◆7月29日、8月1、8、12、14日、VPO。カルメン、ボリス・ゴドゥノフ。
◆8月16日、クリーヴランド管弦楽団、エッシェンバッハ、デムス、カラヤン。モーツァルト:3台のピアノのための協、プロコフィエフ5番。
◆8月17日、VPO。ボリス・ゴドゥノフ
サンモリッツ
◆8月20日、BPO。
◆8月、DG録音。BPO。ヘンデル:合奏協 Op.6-6、Op.6-4、Op.6-2、Op.6-7、Op.6-3、Op.6-9。
ザルツブルク
◆8月26日、VPO。ボリス・ゴドゥノフ
◆8月27日、VPO、ザグレブ国立歌劇場合唱団。ブルックナー9番、ヴェルディ:テ・デウム。
◆8月28、29日、VPO。カルメン、ボリス・ゴドゥノフ。
ルツェルン
◆8月31日、クリーヴランド管弦楽団、エッシェンバッハ、デムス、カラヤン。モーツァルト:3台のピアノのための協、プロコフィエフ5番。
エディンバラ
◆9月3、4、5日、BPO、スコティッシュ・フェスティヴァル合唱団。モーツァルト:ディヴェルティメント第15番、チャイコフスキー4番、ヘンデル:合奏協 Op.6-12、ストラヴィンスキー:交響曲ハ調、ベートーヴェン5番、バッハ:マニフィカト、ブラームス1番。
ベルリン
◆9月、DG録音。BPO、アンダ。ブラームス:ピアノ協2番、シベリウス7番、オペラ間奏曲集(椿姫、カヴァレリア・ルスティカーナ、修道女アンジェリカ、道化師、ホヴァンシチナ、マノン・レスコー、ノートル・ダム、タイス、フェドーラ、アドリアーナ・ルクヴルール、聖母の宝石、友人フリッツ)。
◆9月19、20、21、24、25日、BPO、ワイセンベルク。バッハ:ブランデンブルク協1番、第5番、シベリウス7番、チャイコフスキー:ピアノ協1番、ショスタコーヴィチ10番。
◆10月22、23、28日、BPO、エッシェンバッハ、デムス、カラヤン。モーツァルト:3台のピアノのための協、ブルックナー4番、ブランデンブルク協4番、ベートーヴェン3番。
ニューヨーク
◆11月21、24、27日、メトロポリタン歌劇場。ワルキューレ。
◆11月29、30日、12月1日、BPO。バッハ:ブランデンブルク協全曲、管弦楽組曲第2番、クラヴィーア協1番、ヴァイオリン協2番。
◆12月2、5日、メトロポリタン歌劇場。ワルキューレ。
◆ワルキューレはザルツブルク復活祭音楽祭のプロダクションで、オケはメトロポリタン歌劇場管弦楽団。
ベルリン
◆12月、DG録音。BPO。ラインの黄金全曲。
◆12月10日、BPO(ユース・コンサート)。モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク、チャイコフスキー4番。
◆12月31日、BPO、ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団。ベートーヴェン9番。

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 1968年/昭和43年 (59〜60歳)

ベルリン
◆1月1日、BPO、ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団。ベートーヴェン9番。
◆1月7日、BPO。モーツァルト29番、ブラームス2番。
ベルリン・フィル・ツアー
◆1月22日、ミュンヘン。
◆1月23日、ニュルンベルク。
◆1月24日、ランダウ。
◆1月25日、シュトゥットガルト。
◆1月26日、フランクフルト<。
ベルリン
◆1月29、30日、BPO。ブラームス3番、ペンデレツキ:ポリモルフィア、ラヴェル:スペイン狂詩曲。
◆2月4日、BPO、ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団(ユース・コンサート)。ベートーヴェン9番。
ザルツブルク
◆4月7日、BPO。ラインの黄金
◆4月8日、BPO。ベートーヴェン6番、第7番、コリオラン。
◆4月9、10日、BPO。ラインの黄金、ワルキューレ。
◆4月11、13日、BPO。ドイツ・レクイエム。
◆4月14日、BPO。ベートーヴェン6番、第7番、コリオラン。
◆4月14、15日、BPO。ラインの黄金、ワルキューレ。
褒章
◆4月、ザルツブルク市より名誉市民の称号を授与。ザルツブルク大学名誉理事にも任命。
ベルリン・フィル・ツアー
◆4月27、28日、ハンブルク。
◆4月29日、ブレーメン。
◆4月30日、カッセル。
◆5月1日、ヴォルフスブルク。
ベルリン
◆5月4、5日、BPO、シェリング。ベルク:ヴァイオリン協、プロコフィエフ5番。
ベルリン・フィル・ツアー
◆5月14日、パリ。
◆5月16、17日、リスボン。
◆5月18日、ポルト。
◆5月20、21日、マドリード。
◆5月23、24日、バルセロナ。
ミラノ
◆6月6、8、11日、スカラ座。カヴァレリア・ルスティカーナ、道化師。
ザルツブルク
◆7月26、30日、8月13日、VPO。ドン・ジョヴァンニ。
◆8月14、15、16日、BPO、アンダ。バッハ:ブランデンブルク協全曲、モーツァルト:ピアノ協20番、ブルックナー: 交響曲第4番。
◆8月17日、VPO。ドン・ジョヴァンニ。
サンモリッツ
◆8月19日、BPO。
◆8月、DG録音。BPO、ザイフェルト。モーツァルト:セレナーデ第6番、ディヴェルティメント第1番、第2番、第3番、ホルン協全曲、ロッシーニ:弦楽のためのソナタ第1番、第2番、第3番、第6番、ヘンデル:合奏協 Op.6-1、Op.6-8、Op.6-11。
ザルツブルク
◆8月24日、VPO。ドン・ジョヴァンニ。
◆8月25日、VPO。シューベルト:未完成、J.シュトラウス:ジプシ一男爵序曲、皇帝円舞曲、アンネン・ポルカ、常動曲、ヨーゼフ・シュトラウス:うわごと、J.シュトラウス1世:ラデツキー行進曲。
◆8月27日、VPO。ドン・ジョヴァンニ。
ルツェルン
◆8月31日、9月1日、BPO。バッハ:ブランデンブルク協2番、ショスタコーヴィチ10番、ドヴォルザーク9番、ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ、ボレロ。
バールベック(レバノン)
◆9月3、4日、BPO。ベートーヴェン6番、5番、コリオラン、モーツァルト29番、ティル、ブラームス2番。
かつては金融も盛んだった中東の多宗教国レバノンは、1958年に内乱があったものの米海兵隊によりすぐに鎮圧されしばらくは平和が続いていましたが、この公演の3ヶ月後にはイスラエル軍の特殊部隊がベイルート国際空港を襲撃して民間機14機を破壊するなどして危険な状態になっていました。
ドゥブロヴニク(クロアチア)
◆9月6、7日、BPO。ベートーヴェン6番、5番、コリオラン、モーツァルト29番、ティル、ブラームス2番。
平和だったユーゴスラヴィア連邦時代の公演。23年後には10年に及ぶ内戦が始まります。
ベルリン
◆9月、DG録音。BPO、ロストロポーヴィチ。プロコフィエフ5番、ドヴォルザーク:チェロ協、チャイコフスキー:ロココ風の主題による変奏曲、シューベルト:グレート。
◆9月20、21日、BPO。バルトーク:弦、打楽器とチェレスタのための音楽、ベートーヴェン7番。
◆9月、DG録音。BPO。ハイドン:天地創造(ヴンダーリヒ急死に伴う追加セッション)。
◆9月25、28、30日、10月1日、BPO、フェラス、アンダ、ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団。ブラームス・ツィクルス(交響曲全曲、ヴァイオリン協、ピアノ協2番、ドイツ・レクイエム)
設立
◆10月1日、カラヤン財団設立記者会見実施。
ニューヨーク
◆10月31日、11月5、8、22、25日、メトロポリタン歌劇場。ワルキューレ、ラインの黄金。
◆11月29、30日(昼)、BPO。ヴェルディ・レクイエム。
◆11月30日、メトロポリタン歌劇場。ラインの黄金。
ベルリン
◆12月、DG録音。BPO。ジークフリート全曲。
◆12月8日、BPO(ユース・コンサート)。モーツァルト29番、ドン・ファン、ブラームス2番。
◆12月13日、BPO。ベートーヴェン1番、ドヴォルザーク9番。
◆12月31日、BPO。モーツァルト:ピアノ協21番、ブルックナー7番。

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 1969年/昭和44年 (60〜61歳)

ベルリン
◆1月1日、BPO。モーツァルト:ピアノ協21番、ブルックナー7番。
◆1月4、5日、BPO。ヘンデル:合奏協 Op.6-8、リゲティ:アトモスフェール、シューベルト:グレート。
◆1月、DG録音。BPO。ベートーヴェン:劇音楽エグモント、ウェリントンの勝利、序曲集(レオノーレ序曲第1、2番、プロメテウスの創造物序曲、シュテファン王序曲、アテネの廃墟序曲、命名祝日、献堂式)。
ベルリン・フィル・ツアー
◆1月26、27日、ミュンヘン(25日に公開リハーサル)。
◆1月28日、シュトゥットガルト。
◆1月29日、ニュルンベルク。
◆1月30日、フランクフルト。
◆1月31日、ルクセンブルク。
ベルリン
◆2月2、3日、BPO。シェーンベルク:管弦楽のための変奏曲、チャイコフスキー5番。
契約
◆2月、パリ管弦楽団の音楽顧問に就任。
ニューヨーク
◆2月19、22、25日、3月1日、メトロポリタン歌劇場。ワルキューレ、ラインの黄金、ジークフリート。
ザルツブルク
◆3月30日、BPO。ジークフリート。
◆3月31日、BPO。モーツァルト:ディヴェルティメント第17番、ブルックナー7番。
◆4月1、2日、BPO。ラインの黄金、ジークフリート。
◆4月3、5、6日(昼)、BPO。ハイドン:天地創造、モーツァルト:ディヴェルティメント第17番、ブルックナー7番。
◆4月6、7日、BPO。ラインの黄金、ジークフリート。
ベルリン
◆4月27日、BPO、ブランディス、ボルヴィツキー。ブラームス:二重協、ドヴォルザーク8番。
◆4月、DG録音。BPO。ウィーンの森の物語、狩り、エジプト行進曲、ピツィカート・ポルカ、雷鳴と電光、朝の新聞、ペルシャ行進曲、ウィーン気質、愛の使者、天体の音楽、浮気心。
ベルリン・フィル・ツアー
◆5月1日、ハンブルク。
◆5月2日、キール。
◆5月3日、ハンブルク。
◆5月4日、ヴッパータール。
◆5月5日、デュッセルドルフ。
◆6月5日、ハノーファー。
◆5月25、26日、プラハ。
◆5月28、29、30日、モスクワ。
◆6月1、2日、レニングラード。
◆6月4、6日、ロンドン。
◆6月8日、パリ。
◆6月30日、アムステルダム。
◆7月1日、ロッテルダム。
◆7月2日、ハーグ。
ザルツブルク
◆8月1、4、14日、VPO。ドン・ジョヴァンニ

サンモリッツ
◆8月20日、BPO、リヒテル。バッハ:クラヴィアーア協2番。
◆8月、DG録音。BPO。アルビノーニ:アダージョ、パッヘルベル:カノン、ボッケリーニ:マドリードの夜警隊の行進、レスピーギ:リュートのための古風な舞曲とアリア第3組曲、モーツァルト:弦楽のためのアダージョとフーガ、ベートーヴェン:大フーガ、メタモルフォーゼン、オネゲル2番、ストラヴィンスキー:弦楽のための協奏曲。
ザルツブルク
◆8月15日、パリ管、ロストロポーヴィチ。ロココ変奏曲、幻想交醤曲。
◆8月18日、VPO。ドン・ジョヴァンニ
◆8月25日、VPO。ドン・ジョヴァンニ
◆8月27日、VPO。ブルックナー5番。
◆8月29日、VPO。ドン・ジョヴァンニ。
ルツェルン
◆8月31日、9月1日、BPO。ブランデンブルク協1番、チャイコフスキー5番、弦チェレ、ブラームス2番。
褒章
◆9月1日、ルツェルン市長より「ルツェルン文化賞」授与。
パルマ・デ・マヨルカ
◆9月3、4、6日、BPO。ベートーヴェン6番、7番、モーツァルト29番、ドン・ファン、ブラームス2番、未完成、チャイコフスキー5番。
契約
◆EMIと契約。同社に9年ぶりにレコーディング再開。
ベルリン
◆9月、EMI録音。BPO、リヒテル、オイストラフ、ロストロポーヴィチ。ベートーヴェン:三重協。
◆9月18、19、21、22、25日、BPO、ロストロポーヴィチ。ベートーヴェン8番、ドヴォルザーク:チェロ協、弦チェレ、ベートーヴェン3番、ブルックナー8番。
◆9月、DG録音。BPO。オネゲル:典礼風、弦チェレ、R.シュトラウス:オーボエ協、スッペ序曲集(軽騎兵、ウィーンの朝・昼・晩、スペードの女王、美しきガラテア、怪盗団、詩人と農夫)。
パリ
◆10月2、3日、パリ管。ドイツ・レクイエム。
ベルリン
◆10月12日、BPO。ベートーヴェン4番、英雄の生涯。
◆10月19日、BPO(ユース・コンサート)。未完成、ドヴォルザーク8番。
◆10月21、25、26日、BPO。ベートーヴェン4番、英雄の生涯、ベルク:管弦楽のための3つの小品、チャイコフスキー6番。
◆10月、DG録音。BPO。神々の黄昏。
パリ
◆11月、EMI録音。パリ管。フランク:交響曲ニ短調。
ベルリン
◆12月31日、BPO。ペンデレツキ:デ・ナトゥーラ・ソノリス第1番、ベートーヴェン:大フーガ、ツァラトゥストラ。
◆12月、DG録音。BPO。ストラヴィンスキー:交響曲ハ調。

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Track List   

Disc   1

  • 01. 交響曲 第3番 変ホ長調Op.55「英雄」

Disc   2

  • 01. 交響曲 第9番 ニ短調Op.125「合唱つき」

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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4.5

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先にイタリア系レーベルから出ていたが、こ...

投稿日:2008/10/06 (月)

先にイタリア系レーベルから出ていたが、こちらの方が圧倒的に聴きやすい。英雄も第9も緊張感に富んだ激しい演奏だ。時折、カラヤンの唸りが聴こえるのも面白い。カラヤンがBPを手中に掌握しきった60年代以降のものに比べ完成度は及ばぬ分、若々しいパッションが感じられる。フルヴェンやクナに鍛えられた剛毅・重厚なオケと格闘する姿は、フィルハーモニアとのセッション録音とも違った火花を散らす。

eroicca さん | 不明

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どちらも集中力の高い名演。ややゆとりがな...

投稿日:2008/09/04 (木)

どちらも集中力の高い名演。ややゆとりがないくらいに緊張感がある。60年代の流麗な演奏より、良くも悪くも若さを感じる。50年代のベルリン・フィルのコンディションは万全ではないが、フルトヴェングラーが指揮した時よりも締まっている。音質は当時のもとのしては良い方で、ソプラノがグリュンマーであることは声が出た瞬間に判断できる。第九の金属系打楽器が目立ち過ぎなのが気になる程度。カラヤンの第九ライヴとしては55年ウィーン響よりはずっと良い。63年ベルリン・フィル自主制作盤には音質も含めて及ばない。

Cherubino_492 さん | 東京都 | 不明

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演奏は未聴だが期待をこめての”すばらしい...

投稿日:2008/07/14 (月)

演奏は未聴だが期待をこめての”すばらしい” ところで、’96 音楽の友社から出版された「カラヤン全軌跡を追う」に掲載された演奏記録によれば、第九のソプラノ独唱者はエリーザベト・シュヴァルツコプフになっている。どちらが正しいのだろうか?聴いてみりゃ解る人もいるのだろうが!

マーコロリン さん | 所沢 | 不明

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Beethoven (1770-1827) Items Information

  • Furtwangler / Bayreuth 1951 German Edition. In 1951 Wilhelm Furtwangler twice demonstr... HMV&BOOKS online|Friday, January 1, 2008 21:20
    Furtwangler / Bayreuth 1951

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