ベートーヴェン(1770-1827)

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CD

交響曲第9番『合唱』 バレンボイム&ウェスト=イースタン・ディヴァン・オーケストラ(ベルリン・ライヴ2006)

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
WPCS12009
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD
その他
:
ライブ盤

商品説明

ベートーヴェン『合唱』ベルリン・ライヴ!
バレンボイム&“ウェスト・イースタン・ディヴァン・オーケストラ”

2006年8月27日、ベルリンのフィルハーモニーザールにおけるライヴ・レコーディング。イスラエル‐レバノン戦争の中、世界の人々に平和を訴えるべく中東地域から集められた14歳から25歳の若い音楽家たちによって構成される特別なオーケストラ“ウェスト・イースタン・ディヴァン・オーケストラ”がバレンボイムの指導のもと、第九に取り組みました。
 この変わった名前を持つオーケストラは、パレスチナの文学者/教育者であるエドワード・サイード(2003年没)と、ユダヤ系のダニエル・バレンボイムが民族の壁を超えて理解し合い、中東で平和共存する未来への夢を託すべく2年をかけて結成したオーケストラであり、ワークショップと実際のコンサートを通じて海外ではすでに高い評価を獲得しています。
 今回のプログラム、ベートーヴェンの第九は、シラーの「歓喜に寄す」を通じてベートーヴェンが人類愛と平和を希求した作品としてあまりにも有名。日本では年末にやたらに演奏されるため、歳末交響曲とか年越し交響曲などと揶揄されたりもしていますが、本来はやはり特別な機会に取り上げられる作品なのでしょう。
 バーンスタインがベルリンの壁崩壊を祝して指揮したときは、東西プロ・オケからの混成メンバーでしたが、バレンボイムは、エジプト、シリア、レバノン、ヨルダン、チュニジア、イスラエルの若者から成るオーケストラを指揮しています。
 なお、合唱は手兵のベルリン国立歌劇場合唱団が受け持ち、4人のソリストには、デノケ、マイヤー、フリッツ、パーペとバレンボイムの信頼厚い名歌手たちを起用。みなテンションの高い歌唱を聴かせていますが、中でもルネ・パーペの流麗かつドラマティックなバリトンの凄みには圧倒的なものがありました。
 バレンボイムの解釈はいつもながらドラマティックなものですが、随所にシャープな切れとアタックの鋭さが感じられるのは、パワーあり余るオーケストラの効能でしょうか。第1楽章再現部など驚くべき迫力です。
 また、ベルリンのフィルハーモニーザールのライヴ録音というと某レーベルの薄味な雰囲気のものを思い出されるかもしれませんが、ここでのサウンドは分解能は十分に保ちながらも実にマッシヴであり、声楽には潤いもあって文句なしの高水準なものとなっています。

・ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調 op.125『合唱』
 アンゲラ・デノケ(S)
 ヴァルトラウト・マイヤー(Ms)
 ブルクハルト・フリッツ(T)
 ルネ・パーペ(Br)
 ベルリン国立歌劇場合唱団
 ウェスト=イースタン・ディヴァン・オーケストラ
 ダニエル・バレンボイム(指揮)

 録音時期:2006年8月27日(ライヴ)
 録音場所:ベルリン、フィルハーモニー

内容詳細

パレスチナ人のサイードが作り、ユダヤ人のバレンボイムが練り上げた、イスラエルとパレスチナの若者によるオーケストラのライヴ録音。イスラエルのレバノン空爆さなかという、尋常でない状況下での尋常でない熱気に満ちた演奏だ。バレンボイムの煽りによくついている。(T)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

ユーザーレビュー

総合評価

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素晴らしい演奏です。バレンボイムはベルリ...

投稿日:2010/09/23 (木)

素晴らしい演奏です。バレンボイムはベルリンの壁崩壊の時のベト7が愛聴盤ですが、それに並ぶ感動を覚えました。元来、速くて軽い第九は大嫌いで30年以上バイロイトを聴き続けてきましたが、これでようやく卒業できそうです。他の方も書いておられましたが、何故この演奏が評価されないのか理解できません。

kenken さん | 千葉県 | 不明

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ベルリンで実際にこの演奏を聴いて来ました...

投稿日:2007/06/12 (火)

ベルリンで実際にこの演奏を聴いて来ました。本当に「すばらしい」の一言。1楽章の冒頭などはフルトヴェングラーが乗り移ったかと思えるほど深遠に始まってゾクゾクしました。若いオケですがバレンボイムの意志によく反応しています。一流歌手がおつきあいで参加したのではないのもよくわかる熱い演奏です。アンコールでマイヤーが「イゾルデ」を唄いましたがそれが入っていたら「最高!」でした。

Isolde さん | 広島県 | 不明

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 なぜこの演奏の評価が低いのか分からない...

投稿日:2007/01/08 (月)

 なぜこの演奏の評価が低いのか分からない。  確かにオケは学生オケでアンサンブルは十全ではない。  しかし、その些細なマイナスを打ち消すほどにこの演奏は熱く、音楽的であると私は思っている。

Edgar さん | 東京都 | 不明

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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