Symphony No, 3, from Die Geschopfe des Prometheus : Nagano / Montreal Symphony Orchestra

ケント・ナガノ／ベートーヴェン：英雄

現在、モントリオール交響楽団、バイエルン国立歌劇場、バークレイ交響楽団およびバークレイ・アカデミー・アンサンブルの音楽監督のポストを兼任し、世界で最も多忙な指揮者の一人ケント・ナガノ。オーケストラ曲からオペラまで古今東西の音楽作品の膨大なレパートリーを渉猟し、そのいずれにも彼独自の個性を刻印した充実した演奏を聴かせてくれます。
　ケント・ナガノは、2008年よりソニーＢＭＧマスターワークスと契約し、現在音楽監督をつとめるモントリール交響楽団を指揮して、継続的なレコーディング・プロジェクトを開始しました。新訳に置き換えたベートーヴェン：『エグモント』と『運命』、あくまでも書かれた音を忠実に再現し感覚的で知的でしなやかなマーラー：『大地の歌』。バイエルン国立管弦楽団との初稿版によるブルックナー：交響曲第４番など、それぞれ話題となり高い評価を得てきました。
　今回のアルバムでは、ケント・ナガノならではの個性的なベートーヴェン・プロジェクト第２弾となります。これまでさまざまなレーベルから膨大なレコーディングを発表してきた彼ですが、ベートーヴェン作品については、以前にベルリン・ドイツ響との『オリーヴ山上のキリスト』と交響曲第３番『英雄』のライヴ映像とドキュメンタリー（ARTHAUS）がありましたが、それをさらに発展させた演奏で、現在密接な関係にあるモントリオール響との新感覚なベートーヴェン演奏を感じ取ることができる当アルバムは、大きな価値を持つといえるでしょう。（SONY）

【収録情報】
ベートーヴェン：
・交響曲第3番変ホ長調Op.55『英雄』
・バレエ音楽『プロメテウスの創造物』Op.43より
　序曲
　イントロダクション
　第5曲：アダージョ
　第8曲：アレグロ・コン・ブリオ
　第16曲フィナーレ：アレグレット

　モントリオール交響楽団
　ケント・ナガノ（指揮）

　録音時期：2010年5月
　録音場所：モントリオール
　録音方式：デジタル（セッション）