ベートーヴェン(1770-1827)

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Hi Quality CD 輸入盤

交響曲全集、序曲集 フェリックス・ワインガルトナー&ウィーン・フィル、ロンドン交響楽団、ロンドン・フィル、ロイヤル・フィル(5CD)

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ATS906
組み枚数
:
5
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
Hi Quality CD
その他
:
輸入盤

商品説明


オーパス蔵以来の衝撃! ベートーヴェン・イヤーに送る
ワインガルトナー、世界初のベートーヴェン:交響曲全集&序曲集
2020年再生、マスタリング
極上音質で復活 高音質UHQCDにて登場! 5枚組マルチケース(完全限定盤)


【再生・復刻エンジニアのAkira A Fukushimaより】
「ワインガルトナーのベートーヴェン:交響曲全集は巨匠の金字塔とも言える名録音です。やはりSPで直接聴くことが望ましいのですが、数年前にオーパス蔵さんが立て続けにCDとして発表した音質が十二分と呼べるほどの素晴らしさで、感動しました。このまま9曲が復刻されて行くものと信じておりました。しかし、ウィーン・フィルとの演奏4曲のみで終わったことは残念です。
 今年はベートーヴェン生誕250周年であり、音質に満足いく全集が存在しない中で改めて復刻に挑戦するのも意義あることと思い作業に入りました。元来が名録音で、良く聴くと適度な残響も感じられ、当時の技術の高さにも改めて脱帽です。
 ワインガルトナーは、後代のクライバーとも共通する澱みを排して流麗な流れを重視したベートーヴェンを創造する指揮者です。ワインガルトナー以降のベートーヴェンは大雑把に分けて、快速流線形型の機敏な演奏、荘重なテンポによる重厚な演奏に二分されるのではないでしょうか?
 ウィーン・フィル以外の演奏も立派なものです。ロンドンのオーケストラを振ってもウィーンの情緒を引き出して、木管のチャーミングや官能的なポルタメントにはどきりとさせられます。
 『田園』は再録音を巨匠が希望していたのに叶わず、1927年録音(ベートーヴェン没後100年記念の録音企画!)と古い録音が採用されております。しかも80回転という昔の形式でこの再生には特に試行錯誤を繰り返しました。
 使用した原盤は別掲の通りです。単純に言って日本盤はノイズが少ないものの音の線は細い傾向にあります。イギリス盤、アメリカ盤、フランス盤には力強さに魅力があります。これがマスター選択に関しての大いなる悩みとなっております。一概にどこの国の盤が最高とも言えず、曲ごとに適切な盤を入手した結果がこうなりました。全て最新機器による洗浄の上で、独自の改造カートリッジで再生し、余計なイコライジングは避けております。
 今年は、世界中がまさかの新型コロナウィルス禍に見舞われておりますが、ベートーヴェンの精神とも合致する「PER ASPERA AD ASTRA(困難を超えて栄光に至れ)」を心に抱き、ワインガルトナーの名演に親しむのも決して無駄ではないことでしょう。
 ワインガルトナー自身の名著「ベートーヴェンの交響曲演奏について」の抜粋と新翻訳がライナーノートとなっております。
 追記:序曲や劇音楽の抜粋を収録しないのは画竜点睛を欠くとの思いから、質の良い盤が入手できたことも幸いし、時間を掛けて復刻いたしました。立派なのは「エグモント」、「レオノーレ」そして「プロメテウス」。偽作と言われる「11のウィーン舞曲」なども他では真似のできない洒脱な演奏です。」(販売元情報)

【収録情報】
ベートーヴェン:交響曲全集


Disc1
● 交響曲第1番ハ長調 Op.21(ウィーン・フィル、1937年10月19日録音) フランス盤*
● 交響曲第3番変ホ長調 Op.55『英雄』(ウィーン・フィル、1936年5月22,23日録音) イギリス盤*
● 『エグモント』序曲(ウィーン・フィル、1937年10月19日録音) フランス盤*
● 『アテネの廃墟』序曲(ロンドン交響楽団、1940年2月29日録音) アメリカ盤* ワインガルトナー最後の録音

Disc2
● 交響曲第2番ニ長調 Op.36(ロンドン交響楽団、1938年3月2日) イギリス盤*
● 交響曲第5番ハ短調 Op.67『運命』(ロンドン・フィル、1933年1月31日&2月2日) イギリス盤*
● 『レオノーレ』序曲第2番(ロンドン交響楽団、1938年2月14日) イギリス盤*

Disc3
● 交響曲第6番ヘ長調 Op.68『田園』(ロイヤル・フィル、1927年1月18,19日) イギリス盤*
● 交響曲第4番変ロ長調 Op.60(ロンドン・フィル、1933年11月13,14日) 日本盤*
● 『プロメテウスの創造物』序曲(ロンドン・フィル、1933年11月14日) 日本盤*

Disc4
● 交響曲第8番ヘ長調 Op.93(ウィーン・フィル、1936年2月26日) 日本盤*
● 交響曲第7番イ長調 Op.92(ウィーン・フィル、1936年2月24-26日) イギリス盤*
● 『プロメテウスの創造物』序曲(ウィーン・フィル、1936年2月25日) イギリス盤*
● 『献堂式』序曲(ロンドン・フィル、1938年10月7日) イギリス盤*
● 『エグモント』よりラルゲット(ロンドン・フィル、1938年10月7日) イギリス盤*
● 『エグモント』よりクレールヒェンの死(ロンドン・フィル、1938年10月7日) イギリス盤*

Disc5
● 交響曲第9番ニ短調 Op.125『合唱』(ウィーン・フィル、1935年2月2-4日) アメリカ盤*
● 11のウィーン舞曲(メートリンク舞曲)(ロンドン・フィル、1938年10月7日) イギリス盤*

【第9番のソリスト、コーラス】
 ルイーゼ・ヘレツグルーバー(ソプラノ)
 ロゼッテ・アンダイ(コントラルト)
 ゲオルク・マイクル(テノール)
 リヒャルト・マイヤー(バス)
 ウィーン国立歌劇場合唱団

 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 ロンドン交響楽団
 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
 フェリックス・ワインガルトナー(指揮)

 モノラル録音(セッション)

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世界初録音のベートーヴェン交響曲全集のCD...

投稿日:2021/01/29 (金)

世界初録音のベートーヴェン交響曲全集のCD化ということで、貴重なCDセットですね。当該音源のCDは、既にヒストリカル専門レーベルのMemoriesからリリースされています。本セット入手後、一番初めに古い部類の録音である「田園」シンフォニーから聴き始めましたが、耳障りなスクラッチ・ノイズは無いものの、かすれ気味のボソボソというような音質で、聴き続けられませんでした。電気録音の技術も進んでいたと思われる第8シンフォニーも生気が感じられない音質。口直しにMemoriesの復刻CDを聴きましたが、出音が強く、残響も聴き取れるほど、生きの良い音質で、ワインガルトナーのベートーヴェンの歴史的録音を楽しむことが出来ました。当CDセットも、イコライザーを通すとかすれば、別の音に変わるかも知れませんが。

Epigonen さん | 東京都 | 不明

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すばらしいCD が発売された。以前から注目...

投稿日:2020/11/05 (木)

すばらしいCD が発売された。以前から注目はされていたが、フルヴェン、トスカニーニ等に比べてリニューアル発売が少なかったせいか、なかなか聞く機会に恵まれなかった演奏の復活である。まず驚いたのは、80年以上前のSP録音の音質が再現された復刻であることである。30年以上前、SPマニアにフルシステムでSP版を聞かせて頂いた時、SP盤に吹き込まれた音の立体感、分離はもちろん、音楽の勢いのリアルさに感動したものの、ワインガルトナーの今までの復刻版は比較的音がフラットで一通り音楽の輪郭がわかる程度であった。今回の全集からはSP盤に吹き込まれた立体感のある音、つやが再現され、ワインガルトナーの意図した音楽、魂が聞こえてくるような演奏を聴くことができる。1930年代に全集を録音するという思い、「ある指揮者の提言」としてベートーヴェンの解釈を出版・公表する意欲を思うと、温故知新の感がある。賛否両論があるベートーヴェンの解釈であるが、ベートーヴェンの交響曲と向き合うなら一聴に値する名復刻版であり、ワインガルトナーという指揮者の認識が変わることは間違いない。ぜひ、一聴を勧めする。

dohnany さん | 埼玉県 | 不明

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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