学ぶことは、とびこえること 自由のためのフェミニズム教育 ちくま学芸文庫

ベル・フックス

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480511706
ISBN 10 : 4480511709
フォーマット
出版社
発行年月
2023年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
368p;15

内容詳細

肌の色、ジェンダー、階級といった差異を前にして、すべての人に開かれた「学びの共同体」をつくることはできるか。まず自分自身を批判的にみつめ、変えるための教育はいかにして可能か。ブラック・フェミニストの大学教師であるベル・フックスが自らの経験をもとに、学生と教師の双方に語りかける。教室での性差別や人種差別にどう対処するか、異なる経験をいかに語り合うか、学ぶことの歓びと不安…。フレイレの批判的教育学やフェミニズムの教育思想、黒人教師の教育実践を導きに語る本書は、様々な境界を越え出る「自由の実践としての教育」のためのヒントに満ちている。

目次 : 1 関与の教育/ 2 価値観に革命を―多様な文化を尊重するために/ 3 変化を恐れない―多様な文化のなかで教える/ 4 パウロ・フレイレ/ 5 解放の実践としての理論/ 6 本質主義と経験/ 7 姉妹の手をとって―フェミニストの連帯/ 8 フェミニスト的に考える―いま教室で/ 9 フェミニストの学究生活―黒人研究者として/ 10 教えの共同体をめざして―ある対話/ 11 言葉―新しい世界と、そして新しい言葉を/ 12 教室の内なる階級を見据える/ 13 教育過程とエロス、エロティシズム/ 14 エクスタシー―とめどなき教えと学び

【著者紹介】
ベル・フックス : 1952‐2021年。米ケンタッキー州生まれ。フェミニズム理論家、作家、文化批評家

里見実 : 1936‐2022年。國學院大學名誉教授。専門は教育社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • よきし さん

    インターセクショナリティのベル・フックスがパウロ・フレイレに言及していると聞いて手に取った。しかし、それを超えて非常に示唆に富んだ素晴らしい名著だった。教育論でありながら社会のさまざまな問題を俎上にあげてそれを共に考えていくスタイルも素晴らしい。自分なりに授業のあり方を工夫してきたつもりだったが、まだまだ全然足りていないことを実感。この刺激をぜひ生かしていきたいと思う。

  • 読書熊 さん

    相手の声を聞くための学び方

  • 綿 さん

    フレイレの批判的教育学を自らのものとして取り入れながら、著作のなかに性差別的表現が含まれることを指摘し、本人へ質問する機会を持ったこと(そして彼が積極的に応答したこと)、新しい認識方法を獲得したときに、周囲の環境や人々が違った目で見え、居心地の悪さを感じるようになる、というエピソード、また教員と学生双方向の議論が闊達な、フラットなスタイルの授業であっても、教員である自身の持つ権力を透明化する気はまったくない、むしろ彼女自身が権力を恐れながら、権力の使い方を模索しようとしているエピソードが特に印象に残った。

  • Go Extreme さん

    https://claude.ai/public/artifacts/09243ba5-e8f1-4fb4-b761-419e9951f008

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

語学・教育・辞書 に関連する商品情報

おすすめの商品