ベアット・ヴィース

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ブリューゲル『イカロス墜落の風景』 人文主義的ペシミズムの絵解き

ベアット・ヴィース

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784883031948
ISBN 10 : 4883031942
フォーマット
出版社
発行年月
2007年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
19cm,127p

内容詳細

愚かな流血で彩られた己の時代に「鉄の時代」の再来を認めたブリューゲルは、人文主義者の悲哀をこめて暗号化せざるをえなかった描写に、いかなる預言を込めたのか。「イカロス堕落の風景」を詳細に分析する。

【著者紹介】
ベアット・ヴィース : 1947年バーゼル生まれ。チューリッヒ、ベルリン、ローマで美術史、哲学、ドイツ文学を学ぶ。建築史、新美術史、美術理論の領域で研究活動。大学講師、出版監修、編集者として活動。シュトゥットガルト美術史研究所を経て、2004年よりカールスルーエ造形大学の美術史・メディア理論の教授

神原正明 : 1952年、大阪市生まれ。1978年神戸大学大学院文学研究科(芸術学芸術史)修了。倉敷芸術科学大学教授(大学院芸術研究科、芸術学部)。専門は西洋美術史(ネーデルラント美術史)、図像学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    『イカロス墜落の風景』と題された1枚の絵がある。ピーテル・ブリューゲルによるものと思われていたが、最近の科学的な研究によって、そうではないことが判明した。ブリューゲルの絵を模写したものではないかとするのが、おおよその見解である。絵はいかにもブリューゲルのものに見える。本書を読みつつ何度もこの絵を見たものだから、細部にまで精通し、すっかり愛着が湧くまでになった。近景の働く農民(牧者もいる)と、中景の船出、遠くまで拡がる風景と落日寸前の光。そして、海に墜ちるイカロス。絵を見る楽しみを大いに堪能できる本だった。

  • 保山ひャン さん

    イカロス墜落の風景について読み解いた本。僕はブリューゲル展を見に行く際に、本書を読みつつ臨んだのだが、ブリューゲル展にはあいにくと、この「イカロス墜落の風景」は展示されていなかった。なーんだ、と思いながら読み終えて愕然とした。本書は、ベアット・ヴィースによる絵解きと、神原正明による解説とのセットで、よく出来たミステリに仕上がっていたのだ。予想外の興奮と刺激を受けた。

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ベアット・ヴィース

1947年バーゼル生まれ。チューリッヒ、ベルリン、ローマで美術史、哲学、ドイツ文学を学ぶ。建築史、新美術史、美術理論の領域で研究活動。大学講師、出版監修、編集者として活動。シュトゥットガルト美術史研究所を経て、2004年よりカールスルーエ造形大学の美術史・メディア理論の教授

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