ヘンリック・イプセン

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人形の家 近代古典劇翻訳“注釈付”シリーズ

ヘンリック・イプセン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784846019228
ISBN 10 : 4846019225
フォーマット
出版社
発行年月
2020年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
192p;19

内容詳細

シェイクスピアに続き、世界でもっとも上演される近代劇の父、ヘンリック・イプセン。女性解放を促した不朽の名作に詳細な注釈を付す。

【著者紹介】
毛利三彌 : 成城大学名誉教授(演劇学)。文学博士、ノルウェー学士院会員、元日本演劇学会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 夜長月🌙新潮部 さん

    思っていたものとはまるで異なるストーリーでした。虐げられた女性が主人公かと思っていましたが冒頭からマカロン食べてます(今から150年前)。日本では30年前にようやく広まったというのに。誰でも他人に秘密にしていることがあります。本当に全てをさらけ出させる人は少ないでしょう。ドラマは往々にして正直に話さないことから始まります。しかし、秘密にするのは相手のためを思ったり自分の心を守るためであったりします。さて、人間の大きさとは何でしょう。包容力でしょうか。しかし包容力を誇示されるほど醜悪なものはありません。

  • コニコ@共楽 さん

    10代で読んだ時は、ノーラが結婚生活がいやで出ていったお話だと思っていた。今回、あらためて夫、ヘルメルが、妻、ノーラのことを”お人形”扱いしていたと感じた。150年ほど前に出版されたこの戯曲は、今の価値観からいうと古臭いものにも思える。しかし、”結婚”という社会のルールを考えると、実は男性が作った法では、この戯曲が書かれた時とあまり変わらないのではないかと思ってしまう。ノーラが法を犯した点では、彼女の愛情による無知が原因であるが、彼女を裁こうとする社会を学ぶために出ていこうとするノーラの姿勢に共感できる。

  • nightowl さん

    緩やかに不穏な空気が流れてゆくのが岩波文庫版翻訳だとすれば、こちらは絶えずせっつかれているような息苦しさを感じる。ノーラ×クログスタや夫婦間の盛り上がりがクライマックスになる場面の緊迫感は断然当翻訳を選ぶ。

  • Pilemaestra さん

    図書館本。家族の考えかたの参考本として読みたかったのだ、個展演劇の翻訳本だった。ある意味脳内演劇でとても面白かったが、最後の毛利さんの解説で拝見を理解したところがある。この本は解説から読むのも良いかも。

  • takashi さん

    ノーラの夫は、結局は自分が第一でプライドが高い人。‥私といっしょです。ノーラと別れて正解です。ノーラももちろん別れて正解!

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ヘンリック・イプセン

1828‐1906。ノルウェーの詩人・劇作家。ノルウェー南部のシェーエンで生まれる。「近代劇の父」と呼ばれるイプセンの戯曲作品は、シェイクスピアに次いで世界で二番目に多く上演され、明治期日本の近代演劇の礎石となるほど多大な影響をもたらした。初期作品はバイキング時代を中心とした歴史劇が主だったが、18

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