Books

人は成熟するにつれて若くなる 草思社文庫

Hermann Hesse

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794218674
ISBN 10 : 4794218672
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2011
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

『少年の日の思い出』『車輪の下』など青春を描いた作家として知られる文豪ヘッセが、生死病苦をテーマにエッセイ、詩を綴る最晩年の作品集。老いにたどりついた者だけが知ることのできる、秘かな悦びと人生の煌めきがここにある。

目次 : 春の散歩/ 耳を澄ます/ 夏の終わり/ 老いる/ 晩夏/ 湯治客/ 忠告/ 断章/ 五十歳の男/ 老いること〔ほか〕

【著者紹介】
ヘルマン・ヘッセ : 1877年ドイツ・バーデンヴュルテンベルク州カルフに生まれる。詩人、作家。1946年ノーベル文学賞受賞。代表作に『青春彷徨』『車輪の下』などがある。1962年スイスにて没

フォルカー・ミヒェルス : ドイツの出版社ズーアカンプ社の編集顧問。ヘッセの遺稿・書簡を整理し、『蝶』『色彩の魔術』『人は成熟するにつれて若くなる』などを編集してヘッセ復権に貢献

岡田朝雄 : 1935年東京生まれ。ドイツ文学者。東洋大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • おにく

    ヘルマン·ヘッセはドイツに生まれスイスに帰化した小説家。ノーベル文学賞を受賞し、日本では国語の教科書で多く採用されている“少年の日の思い出”が有名です。本書では詩作やエッセイ、趣味である庭仕事の写真から、彼の晩年の姿が紹介されてます。彼の言葉に重みを感じるのは、戦時中、戦争に懐疑的であった為、多くの人が彼を非難し、同業の友人は「繊細な彼が非難を耐え、この歳まで生き永らえているのは驚きだ。」と語るほど過酷であった事が伺えます。(続く↓)

  • コニコ@共楽

    ヘッセのむずかしい顔が表紙になっている。いわゆる若さを感じさせる表情はそこにはない。でも、彼の言葉には、みずみずしい力があり、成熟を感じさせる。はじめて読んだヘッセの詩にも、老いや死をテーマにしたものが多いのに、悲観的な感じを受けなかったのは、すべて自然にとけ込む言葉のせいだろうか。好きなエッセイは「ニーナとの再会」、好きな詩は「老人と両手」。目に見えるものの中に目に見えないすべてを見る彼の洞察に驚かされる。

  • ゆきえ

    73歳の方と深くつきあっている今、この本はいろいろ考えさせられた。はー。成熟したいな。私もどんどん年を取っているのだ。

  • ゆきえ

    感動した。じっくり読んで、かみしめて、味わって。「おまえの遊びを遊べ さからうな/しずかになすがままにまかせよ/おまえを吹きちぎる風のままに/吹き飛ばされて家に帰るがよい」”枯葉”より これは忘れたくない。最近はヘッセを読んでいるときがいちばん幸せ。

  • テツ

    老いても新しく思考することを止めず、感受性を鈍らせることなく研ぎ澄ませ続けたヘッセ。ヘッセがその全ての著書を通じて言いたかったことは「自分であれ。そして自分という存在を探求しつづけよ」という一点のみだと思うのだけれど、本人は流石にそれを実践しているなあと彼の老年期に入ってからの作品を読む度に感じる。世界を広く見つめそれを感じながら、この場所に今立つ自分という存在について思考すること。世界に対しての自分の存在、自分の心の在り方を探求し続けること。ああ。ヘッセの人生は求道者のそれと重なるんだ。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items